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平凡な僕が天才達の仕事のノウハウまとめてみた

プロローグ

今回は、平凡な僕の仕事のノウハウをまとめてみました。

ただ、僕は平凡であり、凡人です。

今から記載する内容でゼロから自分で考え出したアイディアは一個もありません。記載している内容は僕の周りにいた天才たちを見て、聞いて、盗み、そして、実践してきたものです。

だから、すごいのは僕ではなく、周りの天才たちなのですが、彼らは彼らが持つ、技術やマインドを当たり前だと思っているので、あまりこのような形で発信はしないでしょう。
また、彼らだからできたという属人的な要素も非常に多いです。

だからこそ、僕みたいな平凡な人が実践し、実際に活用できていることをまとめ、世の中の平凡なビジネスパーソンさんたちの参考になったら、嬉しいなと思って、書いています。

ノウハウは常に更新していきますので、是非楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。

※本noteに記載されている内容は、個人の意見、解釈であり、所属する団体、組織とは一切関係がございません。

自己紹介と僕の周りの天才

さっそく、ノウハウを書いていきたいところですが、さすがに僕のことを書かなすぎても、信頼が足りないと思いますので、少しだけ自分語りにお付き合いください。

僕は、20代中盤の平凡なそこら辺にいるビジネスパーソンです。取り柄といえば、背が低いので優しい印象を与えやすいことくらいで、目立った取り柄もないです。仕事は、都内の大学でキャリア支援を中心に講義をしたり、面談をしたり、大学運営をしたりと、幅広い業務をしております。

少しだけ、過去の経歴について話させてください。僕は、高校までは平凡な野球少年でした。
大学に入った後は、ダウンタウンさんに憧れて、お笑い芸人を目指して、夢を見てました。また、大学在学中に3社の長期インターン(今後の内容をわかりやすくするために、それぞれの特徴を書いておきます。1社目は社員3人のスタートアップ、2社目はユニコーンITベンチャー、3社目は上場エネルギー系企業でした)をベンチャー企業で経験し、営業やマーケティングといった業務理解からビジネスマンの基礎となるような考え方、姿勢を教えてもらいました。その後、社会人として就職したあとには、本職と同時にスタートアップ企業の創業のお手伝いなんかもしてました。

ここまで書いて、おいおい、なんか経歴が凡人じゃなくないか?と思ってくれた方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、ここに書いてあることは、あくまで僕が挑戦してきたことです。

高校野球で甲子園を夢見たり、お笑い芸人を夢見たり、インターンやスタートアップ企業で起業や上場なんてのを夢見たりしてきただけなんです。実際に一つも叶ってません(笑)

だから、僕は上記の活動では何も成し遂げてません。そこに貢献できたともあまり思ってません。しかし、僕が色々なことに、大きなことに夢を見て、その都度挑戦してきたことは確かだと思います。

そして、そこには必ず「天才」がいました。 圧倒的なお笑いセンスを持つ同期の芸人やスタートアップ企業の社長、インターンの同期、上司やビジネスパートナー。彼らはみんな「天才」でした。

僕はその天才のエキスを少しずつ吸いながら、ほんの少しずつ、成長し、少しずつ成果を出せるようになってきた。そんなイメージです。

僕は自分が仕事ができないとは思ってません。しかし、その仕事のノウハウは全て一緒に活動してきた「天才」から貰ったものです。これを独り占めするのは、恐らく独占禁止法にでも、引っかかるでしょう。だから、皆様とシェアさせていただきます。

拙い文章ですが、最後までお読みいただけたら幸いです。

天才達のノウハウ1:全力で1塁まで走る

僕がお笑い芸人の夢を諦めて、次に選んだ夢は長期インターンでした。そこは、起業して3年目のスタートアップITベンチャー企業でした。社員は当時3名、インターン生は5名という体制でした。場所は代々木駅前の雑居ビルの小さな部屋でした。(インターホンがなかったので、面接の時にどうやって入るかわからず、5分くらい立ち往生したのを覚えてます)

そこに、入社する前の僕は野球とお笑いしかやってなかったので、パソコンというものを情報の授業やニコニコ動画を視聴するくらいしか使ってませんでした。そんな僕は圧倒的な場違いでした。IT企業だったこともあり、インターン生も全員がMacBookを使いこなし、タイピングもものすごく速かったです。雑居ビルで全員が同じ場所にいるので、彼らの会話も聞こえてきます。「そこ、fixしておいて」、「ROAもっと意識して」とカタカタが大量に飛び込んできました。当然、僕の頭の中はパニックです。パソコンを打つスピードは、ダンゴムシレベル、何を言っているのかも、ケニア旅行の初日くらい分からない。そんな状況でした。

僕は初日を絶望で終えて、家に帰って母親に不安を口にしたのを覚えてます。「俺じゃ、無理かもしれない」と。ただ、次の日も出勤があったので会社に行って、同じように仕事をしてました。(最初の仕事は営業のアタックリストの作成でした)今日も昨日と変わらず、何もかもわからないし、周りに聞くこともできてませんでした。しかし、そんな僕に1人のインターン生の先輩が話しかけてくれました。彼らも1人の天才でした。仮にKさんとします。Kさんは東大の3年生でプログラミングスキルもあるとても優秀な方でしたし、インターンチームのリーダーで全てをわかっているように当時の僕には見えてました。

Kさんに聞いてみました。
「Kさん、どうしましょう。何もできませんし、わかりません。何かできることはありますか?」

返ってきた回答があまりにも意外でした。

「じゅんぺいさんは、野球をやってたんだよね?僕もやってたんだよね。最初にやり始めた時に上手くボールを投げられた??上手く打てた?たぶん、そんなことなかったと思う。でも、全力で1塁まで走ることはできたと思うんだ。それが、今やるべきことだよ。」

僕は、とてもショックを受けました。Kさんほどの天才のアドバイスと少年野球時代のコーチの教えが同じことに。しかし、ハッとしました。最初からできる人はいない。「今の自分にできることを全力で、誰にでもできることを全力でやる」これら、何もスポーツに限った話ではなく、仕事の鉄則でもあるんだ。

その日から、僕はビジネス用語を調べたり、タイピングの練習をしたりしました。すると、少しずつですが、できることが増えてきました。ビジネス用語がわかるから、次の疑問を質問できたり、タイピングが速くなって、仕事が早く終わったり。自分の成長が加速していくのがわかりました。

まずは、全力で1塁まで走る。できること、できるところまで本気でやれば、次の塁に進める可能性が出てくる。そんなことを天才インターン生のKさんから学びました。

天才達のノウハウ2:環境に左右されるな、君がチームを勝たせるんだ

皆さんも、上司から自分ごと化しろ!と怒られたりすらことありませんか?
私もよく怒られてました。僕を今思うと叱ってくれていたのは最初のインターン先の社長でした。仮にTさんとします。Tさんは本当に怖い人でした。(今振り返ると、優しい人だったなとも思います。)

当時の僕はインターンリーダーとして、月間500万PVのキュレーションサイトの運営を行なっておりました。
やっていることは、記事広告の営業や広告運用等でした。毎月、目標売り上げ数値が課されて、そこに向かって記事を何本出すか、広告をどう運用するか、何本の記事広告を営業するかを考えていました。記事広告営業に関しては、僕らがアポを取り、社員さんが営業に行くという今でいうインサイドセールスみたいなことをしてました。

ある月に僕らは目標のアポイント数を達成しましたが、社員さんの営業が振るわず、全体の目標達成にはなりませんでした。しかし、僕からすると自分たちの目標は達成していたので、社長のTさんに褒めてもらえると思ってました。しかし、返ってきたフィードバックは厳しいものでした。

仕事はチームでやってるんだ。自分の成績が良くても、チームが負けてたら、自分も負けだよ

血気盛んな僕は質問しました。愚問すぎますが。
「じゃあ、どうしたらよかったんですか?」

T社長は教えてくれました。
「じゅんぺいは上司を選べるか?同僚を選べるか?部下を選べるか?恐らく、そんな機会はほぼない。じゃあ、上司が自分と合わなかったり、仕事のやる気がない人だったら、君のビジネスパーソンとして成果は出ないで終わるのか?」

T社長は、続けました。
よく聞け、絶対に会社や上司とかいう環境に左右されるなよ?全部、自分が変えてやれ。君がチームを勝たせるんだ

この日から、僕の仕事観は大きく変わりました。自分だけでなく、チームの成果を見るようになりました。ただ単純にアポイントの日程を共有するだけでなく、どうやったら、受注に繋がるか、そのサポートができるかを考え、社員さんに壁打ちにし、仕組み化していきました。

僕はこのアドバイスですべてを自分ごと化する、それはチームのことを考え、周りの環境に左右されないビジネスパーソンになることを決意しました。

天才達のノウハウ3:とにかく打席に多く立て

質と量のどちらが一番大切か?という問いはビジネスパーソンであれば、よく聞くことでしょう。答えはないと思いますが、平凡な僕からすると圧倒的に「量」です。なぜなら、量をこなせば、それだけ「結果」とそれに伴い、「振り返り」の機会も増えるからです。ビジネスパーソンとして、成長する上で一番大切なのは、多くの打席に立ち、結果と向き合い、振り返ることであると僕は、エネルギー系企業でのインターン時代に天才上司Jさんから教わりました。Jさんは、有名大学卒、1年目からMVPを取るようなスーパービジネスマンです。彼ほど、天才的に周囲を巻き込み、事業を進めていく力を持っている人はなかなかいないと思います。そんな彼に教えてもらったことがあります。

それは、「成長は結果を振り返る」ことでしか生まれないということです。そのためには、誰よりも「打席に多く立て」でした。仕事をする機会が増えれば、成功でも失敗でも何かしらの結果を得ることができます。だからこそ、振り返る機会も増え、圧倒的なスピードで成長することができると。だからこそ、多くの打席に立つことが大切であると教えてくれました。それまで、怒られるのが怖かったり、失敗するのが怖くて、量よりも質を重視していた僕には、自分の仕事観を考えさせられる機会となりました。

参考までに、Jさんから教わった量をこなす技術と振り返り方法について書いておきます。

Jさん流 仕事の量を増やす方法:上司のカレンダーを観察しろ
これは、Jさんが実践されており、僕もよく使っている手法になります。とにかく、多くの量を経験して、早く成長したいと考えていたJさんは、いつも上司のGoogleカレンダーを見て、自分にもできそうな仕事や面白そうな仕事を見つけては、上司に声を掛け、一緒にやらせてもらえないか?これはどんな仕事ですか?と聞いていました。上司からすると、積極的な若手だなぁと感心してくれますし、仕事をお願いしてくれたりしますよ!

Jさん流 振り返り方法:KPT法
これは、Jさん流というよりは、リクルートが実践している(た)KPT法です。Jさんもこの手法で振り返りを1週間単位で行っておりました。方法は以下の通りです。1週間の仕事内容を、keep(できていたこと、継続していくこと)、problem(できなかったこと、現状の課題)、try(挑戦すること)の観点で振り返りを行います。自分のできたこと、できなかったこと、次週の行動目標が明確化されるのでおすすめです!

天才達のノウハウ4:毎日1度の角度で成長しろ

天才達は「成長」をどう捉えているのか気になって、友人のYさんに聞いたことがあります。Yさんはあまりガツガツしているタイプではないですが、思考力が高く、問題解決能力に優れていました。Yさんは、「毎日1度の角度でいいから成長してみるといいよ」と訳のわからんことを言ってきました。どうゆうこと?と聞き返すと、少しだけ詳しく教えてくれました。
例えば、1度の成長ってのは、昨日の自分よりも1つだけ、「知識が増えている」or 「できることが増えている」ことだよ。知識を1つ増やすくらいって、角度でいったら1度くらいしか変わらないから、大したことないように思うでしょ?でも、1年後には、何もしなかった人より、365度分の成長しているの。これってすごい違いでしょ?

僕はこのマインドに感銘を受けました。天才的な人は努力をしなくても、成長していると勝手に勘違いをしていましたが、毎日1度の成長を意識しているのかと。しかも、平凡な僕でも毎日1度であれば、成長することもできそうと感じることができました。

皆さんも毎日、昨日の自分よりも1つだけ、「知識が増えている」or 「できることが増えている」ことを意識してみてくださいね!

天才達のノウハウ5:ダメな自分を好きになって、「自分が自分を支える」

元小学校教諭であり、僕の師匠的な存在でもある天才Kさんは、「自己肯定感」の塊のような人です。彼女が持つマインドは、「ダメな自分も好きでいる」ということです。失敗したり、周囲と比較して明らかに落ちこぼれな要素に対しても、「好き」でいることを重視しています。ここで重要なのは、「理由」を探さないことです。好きでいる理由は何かと彼女に聞いたことがあります。回答は、「好きに理由なんて必要ない」でした。自己肯定感が低いとやる気も湧かず、主体性が落ちてしまいます。そんな時は、どんな失敗をしても、最終的には、「自分が自分を支えてくれる」と信じているからこそ、色々なことに挑戦できるのです。

天才達のノウハウ6:君の50m走のタイムは何秒ですか?

突然ですが、皆さんの「50m走のタイムは何秒ですか?」

僕は全盛期で6秒前半くらいでした。意外に速いでしょ?
そんなことは置いといて、皆さんの回答を聞いてみましょう。恐らく、「人それぞれ」ですよね。一般的にみて、速い人も遅い人もいるでしょう

では、次の質問をしたいと思います。
皆さんは「陸上選手になれますか?」
多くの方の回答はNOだと思います。なぜか、それは自分の実力を知っているからですよね。周囲と比較して、陸上選手になれるほど、実力がないと知っているからでしょう。
では、どうして知っているのか。それは、50mを全力で走った経験があるからです。

つまり、本気でやったことしか自分の実力は測れないということです。

この前提を理解した上で、上司のOさんに言われました。「本気で仕事しないと、自分の強みも弱みも向き、不向きも全部わからない。だから、やる前から判断するな」

とても、刺さりました。このマインドを意識していると、「この仕事めんどくさい、つまらなそう」という理由で自分の可能性に気が付かない、実は貢献できた業務を見過ごすことがなくなったように思います。

天才達のノウハウ7:弱みにも目を向けろ

働く上では、強みを活かす方が圧倒的に効率的です。なぜなら、仕事は1人でするものではなく、チームですることだからこそ、自分の弱みは誰かの強みによって相殺されることが多いからだと個人的には思っています。
しかし、上司のFさんは自らの弱みを見ることを重視していた稀有な人でした。

Fさんいわく、「強みを活かすことより、弱みを消すことの方が他者の信頼水準を上げる」からだそうです。そして、その信頼水準が自身の強みを最大限発揮するための土壌を作るのであるとも仰っておりました。

スポーツ選手が試合に出ない限り大活躍することはできないように、強みを発揮するには機会が必要です。だからこそ、まずは相手の信頼を獲得するためにも、弱みをなくしていこうという考え方です。

僕の話でいうと、社会人1年目の時は「強み」ばかり考えていましたが、最初の3ヶ月くらいは強みを活かす機会もありませんでした。しかし、苦手だったルーティーンワーク等に向き合ったところ、直向きさという数値化できない項目で評価され、強みである要素を活かすことができました。

なので、この会社には自分の強みを活かす機会がないと思わずに、まずはその土壌を作ることに目を向けて見てください。

天才達のノウハウ8:〇〇さんが言ってたからを使うな

仕事は「意思決定」の連続です。意思決定レベルの違いはあれど、新入社員も役員クラスも毎日、意思決定をしていることには変わりないでしょう。そんな意思決定において大事なことを紹介します。僕がインターンしている時の先輩達は天才がたくさんいました。だからこそ、皆さんの意見はすべて正解に見えてました。自分の意見やファクトを重視するのではなく、彼らの意見だからという理由で意思決定をしてしまってしたした。

ある日の会議で僕の意思決定に上司のTさんは「どうして、この意思決定をしたのか?」と聞いてくれました。

僕は何も考えずに、「上司の〇〇さんが言っていたので」と回答しました。

Tさんが一瞬だけ間を空けて、

「今後、2度と〇〇さんが言っていたからなんていう理由で意思決定をするな。その意思決定の連続からは成果も誰の成長も生まれない」

Tさんは続けます。

「意思決定には、意思と意図が必要。自分に任せられた仕事なら最後は絶対自分で決めなさい。その過程で他の人にヒアリングするのは正解だけど、それ自体を意思決定の理由にするのは不正解」

僕は、ハッとしました。何気なく、これは〇〇さんが言ってたしとか、ビジネス書にこう書いてあったしと意思決定の根拠を自分では他人に委ねていたことが恥ずかしくなりました。

自分に任された仕事は自分で決めることを意識してからは、情報収集の精度も上がり、意思決定のスピードも質も上がりました。

皆さんも自分で決めることを大切にしてみてください!

天才達のノウハウ9:期待しないマインドで変化と仲良くしろ

ビジネスの現場は、変化の連続です。だからこそ、変化と仲良くしておいた方がいい。

そう教えてくれたのは、上司のAさんでした。Aさんはとても変化に強く、イレギュラーなことが起きても冷静に対応をする人でした。だからこそ、周囲からの信頼も厚く、あいつにだったらどんな仕事も任せられると上長に言わせるほどの存在でした。

では、Aさんはどうして変化に強いのか。それは、期待しないマインドです。期待しないマインドとは、その名の通り、人や出来事に「期待」をしないことです。

期待は変化との相性がとても悪く、期待すると変化への対応が遅くなってしまいます。

期待はその物事や他人の言動が起こる前(つまり未来な事象)に対して、先に喜ぶ心の借金のようなものです。

心の借金である期待をしていると、実際にそれが起きなかった時に落ち込みや不満に繋がり、対応が遅れてしまうのです。
起きたことに目を向けて、それを受け入れるマインドを手に入れるとどんなにイレギュラーなことが起きても対応できるようになります。

天才達のノウハウ10:120点の成果を出す方程式

これは、仕事の成果物のレベルに大きく関わ考え方です。皆さんは1つのタスクを完成(納品)する時にどのレベルを目指してやっていますか?

私は、天才のJさんから、依頼主が感動するような成果を目指せと何度も言われてきました。

では、依頼主が感動するような成果とは、どうやったは出せるのか。それは、「120点の成果を出す方程式」です。
多くの人は上司が求めていること、お客様が求めていることのような「依頼主」のニーズに従っていると思います。つまり、相手の期待に応える仕事です。私も「120点の成果を出す方程式」を知るまでは、依頼主のニーズを考え、その期待に応えることばかり考えていました。

しかし、それでは、依頼主の期待通りの成果なので、相手は全く感動しません。感動しないということは、僕を信頼することも、追加で仕事を依頼したいとも思わないのです。そんな僕の仕事の成果を変えたのが、今回紹介する方程式です。

120点の成果を出す方程式は以下のとおりです。

120点の成果(依頼主が感動する成果)🟰
100点の成果(依頼主の期待に応える成果)➕
20点の成果(依頼主が気がついていない成果)

一つ一つ解説していきます。
まず、120点の成果というとは、依頼主の期待値を超えて、感動すら与えるような仕事のことです。それを達成するためには、まず相手の期待に応える(100点の成果)必要があります。ただ、これだと感動はありません。大事なのは、そこに依頼主が気がついていない成果を出す(20点)必要があるという考え方です。

この方程式を使って、今の自分の仕事をチェックするだけで、成果物は大きく変わります。常に自分の仕事の成果に対して、

①依頼主が求める状態になっているか、
②依頼主が気がついていないけど、喜ぶことが追加できないか

この2点をチェックしてみてください。
仕事の成果が大きく変わります。

天才達のノウハウ11:攻めの期待値調整

ノウハウ4で、相手の期待を超えることが120点の成果であると書きました。しかし、100点の成果を取れない人が120点を取ることはできません。志村けんさんも「型がない人が型破りはできない」と言ってましたが、仕事もその通りです。まずは、依頼主が求めている期待値を調整し、100点満点の成果物を出すことがファーストステップとしては、必要となります。

しかし、この期待値調整がむずい、むずい。ということで、今回は僕が天才たちの仕事ぶりを観察して、得た「攻めの期待値調整」を紹介します。
まずは、よくやりがちな期待値調整方法の会話はこのような感じです。

部下:「A先輩、作成の依頼をもらっていた資料ですが、いつまでにやったらいいでしょうか?」
上司:「うーん、とりあえず、明後日までに欲しいかなー!」
部下:「わかりました!一旦、やってみてわからないことがあったら、また聞きます!」
上司:「了解!」

よくありそうですよね。しかし、このような期待値調整をしている人は注意が必要です。この期待値調整では、期待値の抜け漏れが発生します。

先程の会話を振り返ると、期待値調整ができたのは、「明後日」、「わからないことがあったら聞いてもいい」という2点のみです。これは極端な例ですが、「成果物のゴール」、「資料に記載する項目」、「資料の用途」等が不足しております。(ここまで、わかりやすく抜けるパターンは少ないと思いますが・・・)

ただ、期待値調整が苦手な人は上司が怖かったり、仕事に慣れていなかったりで、曖昧な期待値調整をしがちです。僕もその一人だったのですが、「攻めの期待値調整」をすることで、期待値の抜け漏れが大きく減りました。攻めの期待値調整のやり方は簡単です。上司や取引先と期待値を調整する前に以下をチェックポイントを自分で決めておくことです。

★攻めの期待値調整チェックポイント★
①期日:いつ上司にチェックをもらう予定。いつ、資料を完成させる予定。いつ取引先に訪問する予定等の共通認識
②目的:どのような目的で資料を作るのか、どのような目的で施策を検討するのかの共通認識
③現状の課題点:現状、課題と認識している点を共通認識
④資料に記載する内容、及び記載方法:記載内容と記載方法についての共通認識
⑤最終的なゴール:資料や施策が完成した後に対象者(ユーザーや取引先)がどのような状態であることを目指すのかの共通認識
⑥資料の最終的な利用目的:この資料がどのような会議で、どのように使用されるのかの共通認識
⑦自分だけでは意思決定できない要素の確認:上司や他メンバーを巻き込む必要がある要素に関する共通認識

「攻めの期待値調整」で重要なことを上記の意思決定を上司に完全に委ねないことがポイントです。あくまで、上司に「提案(意見交換)」という形の期待値調整をするのです。

攻めの期待値調整をするステップは以下の通りです。(資料作成の場合)
STEP1:25%だけ資料を作成してみる(※詳しくは後述します)
STEP2:STEP1で得た知見や感覚を基に「★攻めの期待値調整チェックポイント★」を作成する(メールに過剰書きで記載して事前に上司に送るのがおすすめ)
STEP3:STEP2を基に、上司と「意見交換」を行う(場合によっては、上司の意思決定に対して、意義を唱えることも重要)
STEP4:STEP3を基に50%、75%と資料を作成。(この段階でSTEP3から変更が生じる場合は、再度上司と意見交換が必要)
STEP5:資料完成(完成してからの意見交換も必要な場合もある)

このSTEPを踏むことで、上司から直前になって、「どうしてこれが記載ないの?」みたいなことを言われることもなくなりますし、相手が求めている「100点」の成果を出せるようになりますよ!

天才達のノウハウ12:主目的を考える

先ほどは、120点の成果の100点を取るための期待値調整について書いてみました。次は、残りの20点(誰も気がついていない価値)を取るための考え方です。それは、「主目的を考える」です。天才Jさんから教わった仕事の成果が大きく変わる思考法になります。

皆さんは誰を相手に仕事をしていますか?「上司」、「取引先」などたくさん候補はあるかと思います。正解は、「主目的」です。ん?という表情の方も多いと思いますが、僕が一緒に仕事をしてきた天才達は全員、この「主目的」のために仕事をしていました。

例えば、生産性向上ITツールの導入に関するライバル企業とのコンペがあるとします。僕のような平凡な人間であれば、「ライバル企業」と「コンペの主催企業」を意識して、資料作成やプレゼンテーションの内容を決定していくと思います。しかし、天才達はそんな「ライバル企業」や「コンペの主催企業」のために仕事を進めることはありません。「主目的」のために仕事を進めます。今回の例の場合であれば、平凡な僕みたいな人は、「自社のサービスを使用すると御社の生産性はこれくらい上がります!これは、他社よりも優れています!」というアピールを意気揚々とするでしょう。天才達は違います。彼らは、「生産性を向上させる」という”主目的”を意識して、「御社の生産性を向上させるための施策をオンライン、オフライン問わず、さまざまな角度から分析した結果、弊社サービスを使用しなくても〇〇%の生産性向上が見込まれます。しかし、弊社サービスを利用いただくと〇〇%の生産性向上が実現できます、さらにこのオプション機能で他サービスとの連携を実現すると・・・」のように、「生産性向上」という本質的な主目的を第一優先することで、凡人の何倍も広い視野で物事を捉えることができるのです。

天才達のノウハウ5で紹介した期待値の把握に追加して、依頼主の主目的を考えることで120点の成果をあげることができるようになるので、ぜひ、活用してみてください!

天才達のノウハウ13:タスクは管理しない、完了させる

生産性が低いことに課題意識を持つ、ビジネスパーソンは多いと思います。私もその一人でした。元々の僕は生産性が低い人日本代表の10番を背負えるくらい、効率的に物事を処理することが苦手でした。しかし、プログラミングスクール時代に出会った友人のNさんのスキマ時間を最大限に活用できる仕事術を利用してからは、非常に効率的にタスクを処理することができるようになりました。効率的に物事が処理できるようになった僕は余った時間で本業とは別に会社の立ち上げを経験したりと自己研鑽やプライベートの時間を増やすことができました。

★Nさん流最強のタスク管理術のポイント
①:タスクを全て10分以内に分ける
まずは、今持っているタスクを全て10分以内に区切ってみてください。例えば、上司へのプレゼン資料(スライド)の作成というタスクがあるとします。このタスクの作業工程を10分以内に区切るのです。まずは、上司の期待値調整、その次にスライドデザインの決定、スライドの構成を決定、スライドの作成と10分単位で区切ります。(10分で作成できないスライドであれば、スライドの枚数ごとの区切りましょう)

②:分けたタスクを管理する
次に、分けたタスクを管理していきましょう。ここでは、管理方法について共有します。管理方法はズバリ「箇条書き」です!いやいや、一流ビジネスパーソンなら、Notion使ったり、タスク管理ツール使ったりするのが普通でしょ!と考えている昔の僕のような方もいるかと思います。しかし、タスク管理ツールと呼ばれるwebサービスは全て「機能」が多すぎるが故に「雑音」が多すぎるのです。優先順位付けや誰からの依頼とか、期限とかを管理する必要があるタスクは「Googleドキュメント」やNotionのメモなどに過剰書き(メモ)をしていけば良いのです。あとは、その紙を印刷して、持ち歩き、タスクが終わったら消していくだけでOKです。タスクは管理することがゴールではなく、完了させることが大事であることを忘れないように、自分にとって、最も速く、正確にDoneできるタスク管理ツールを探しましょう。

③:タスクをカレンダーに追加しよう
ここからは、「計画的」にタスクを終わらせていきましょう。と言いたいとこですが、それも違うようです。そもそも、Nさんの思考では、忙しすぎて、優先順位や計画を綿密に立てることは無意味であるというベースがあります。ですので、タスクの計画もざっくりやります。②で管理しているタスクをGoogleカレンダー等のカレンダーアプリや手帳の空いている時間に片っ端から書いていきます。あとは、書いている時間通りにタスクを完了させていくだけです。(私の場合は10分単位でタスクを区切っているので、1時間の中に最大6つのタスクを入れるようにしています)

④:スキマ時間を最大限活用する
③まででも、十分にスピードが上がることを実感できると思います。しかし、Nさん流タスク管理術はこれだけでは、終わりません。10分単位にタスクを区切ることで、スキマ時間を有効活用できます。僕の例でお話すると、ものすごく胃腸が弱いんですよね。なので、必然的にトイレでのスキマ時間が多いんです笑
僕は自分の仕事の2割くらいはトイレで終わらせているんじゃないかと思ってます笑
しかし、このタスク管理術を知るまでは、「何をやろうかな」と悩む時間が多かったです。非常に無駄な時間でした。タスクが10分単位で区切られている今は上から順にタスクをこなすだけで、生産性が上がる状態になっており、「何をするか」で悩むことがなくなりました。

天才達のノウハウ14:「わからない」は一番小さい単位で理解する

初めてやる仕事等で「わからない」ことが多いタイプのタスクの解決法です。これは、インターン時代の上司のSさんに教わったものになります。Sさんは、仕事を理解するときに、「一番小さい単位」を探せと言っておりました。

仕事における一番小さい単位とは、その仕事を1周するのにかかる工数とも言えます。
例えば、「都道府県ごとの売上を調べる」というタスクがあったとします。このタスクの一番小さな単位は、「1都道府県の売上を調査する」です。単純計算をすれば、その作業をあと46回行うことで完了となるはずです。
この方法の良い点は、最小の単位を探すことで、高速でその仕事を1周できるのです。1度経験している仕事としていない仕事では、仕事の質が変わるのは、「当然」のことです。

では、どうして一度経験している仕事の方が質が高まるのか。それは、仕事の工数や気をつけるポイント等の「見積もり」の精度が高まるからです。

「やってみないとわからない」とダラダラとその仕事が終わるまで何も気づきを得ないのは最悪です。だからこそ、「高速に仕事を1周するために、一番小さな単位をやってみる」ことを意識して、最適なPDCAサイクルを回して、わからない仕事を高速で理解してみましょう。

天才達のノウハウ15:PDCAは「Do」から

これは、僕の友人で学生起業をバリバリに成功させていた天才Tくんが言っていた言葉です。「俺はPDCAじゃなくて、Do→PDCAなんだよね」と。僕は目から鱗が落ちて、そのまま魚になったことをよく覚えています。世の中は非常に混沌としてきており、変化が激しい時代になっているとよく言われていますよね。だからこそ、計画(P)していたことが必ずしも、当たるかどうかわからない。なら、とりあえずやってみたらいいんじゃない?というのが天才Tくんの考え方です。だからこそ、Tくんはいつも小さな失敗をしていました。しかし、その失敗(Do)によって、さまざまな学びを得て、その後の精度の高い(P)を手に入れ、最終的には、大きな成果を得ていました。皆さんも、「まずはやってみる」ことを意識してみてください。

天才達のノウハウ16:バッファは作らない。「できる」もの。

皆さんは仕事に「バッファ」を持っていますか?バッファとは、仕事上おゆとりみたいなものですね。使い方としては、このタスクはどの程度時間がかかるか読めないから15分のバッファを設けるか。みたいな感じです。僕も昔は、このバッファを設けた方が突然やってきた仕事への対応などができて、良い考え方だなーと思っていました。しかし、落とし穴もあります。突然の仕事は降ってこないことの方が多いんですよね。(逆に突然の仕事ばかりの職場は仕組みから検討した方がいいと思います)だからこそ、そのバッファを設けていた時間は「何もやることがない時間」となって、生産性が爆下がりします。また、バッファがあるからと「余裕」を持って仕事をしてしまいます。そんな悩みを変えてくれたのが、上司のSさんの仕事術です。Sさんは「自分の取り柄はスピードだけ」と豪語するくらい、仕事のスピードが速い人です。莫大な仕事量があるはずなのですが、いつも定時で帰宅する。そんな人です。彼に一度聞いたことがあります。「突然の仕事にはどうやって、対応していますか?バッファとか持っていますか?」と。彼の回答は、「バッファは作らない。「できる」もの。」でした。どういうことか。バッファとは、最初から作るものではなく、1つの仕事を終わらせる時間を早めることで勝手にできるものであるということです。彼は高速で仕事を完了させることで、バッファを生み出していました。それをきっかけに、これまでは、「バッファ」があるからと、スケジュール通りに仕事を完了させていた僕も、「より速く」を意識して、バッファを生み出すように変わりました。それ以降は、僕の体感ですが、今までの「2倍以上」の仕事量を同じ時間で処理できるようになったと感じています。

天才達のノウハウ17:今できないことはない。仕事は全て林修作戦。

これは、非常に簡単なようで意識していないと忘れてしまう仕事術の1つです。僕たちは昔から、「今できることは後回しにしない」と教わってきたと思います。これは仕事でも非常に大切な考えで、後回しにしてしまった仕事は最終的な大きな怪物となって、自らにのしかかって来ることが多いです。だからこそ、「今やる」ことが大事なのです。そこで紹介したい仕事術が、
仕事は全て林修作戦です。林修先生といえば、「いつやるの?今でしょ」が有名ですが、この思考を仕事でも流用します。
一度、仕事というものを分解してみましょう。
仕事は以下の2パターンがあります。1つは目標や課題などの大きなものをベースに依頼がされるケースです。もう1つは簡単なタスクがそのまま依頼されるケースです。
★ケース1:依頼が大きなケース
1:依頼がある(目標や課題感)
2:タスクとして分解する
3:実行する
4:報告する

★ケース2:依頼が小さなケース
1:依頼がある(タスク)
2:実行する
3:報告する

この2つケースをそれぞれ、林修作戦で解決しましょう。まず、ケース1とケース2の振り分け方です。これは、「5分で終わる仕事かどうか」です。5分以上かかる場合はケース1、5分以内で終わる場合はケース2です。まずは、依頼された瞬間にケース1、ケース2を振り分けましょう。振り分けが終了したら、それぞれを「今」やるのです。簡単なケース2から考えましょう。ケース2はそもそも5分以内で終わるので、5分時間が取れるのであれば、今すぐ取り掛かりましょう。もし、5分も時間が取れない場合は、今日の予定の中で5分取れる時間を見つけてブロックしてしまいましょう。これで、ケース2は今日中には確実に完了できるようになりました。
続いて、ケース1です。こちらは、5分以上かかるタスクですので、非常に厄介ですし、気が乗らないことも多いでしょう。このようなタスクほど、後回ししてしまいます。お気づきの方も多いと思いますが、後回しにしてしまうタスクの特徴は「大きさ」なのです。大きすぎるタスクは今の思考や時間では処理できないと考え、後で処理しようと判断してしまいます。では、どうするか。ケース2の仕事を5分使って、小さなタスクに分解するのです。ケース2のような5分で終わらないタスクを5分で分解してみましょう。僕はそれをロジックツリーで行います。「明後日の会議で必要なプレゼン資料ができていないから、作って欲しい」という鬼無茶振りタスクが上司から降ってきたとしましょう。これを以下のように5分でロジックツリー分解します。

5分で分解ロジックツリー

5分間で分解しているので、荒い状態ですが、なんとなくタスクの全体像が見えてきます。あとは、この小さく分解した「目的の明確化」や「プレゼンの大枠決定」を予定に入れていきます。こうすると、「今」この仕事を終わらせることはできなくても、完了までの計画を作ることができました。つまり、どんな仕事でも「林修先生」のように今やることができるようになるのです。ぜひ、活用してみてください。

天才達のノウハウ18:徹底的に原理原則をパクれ

これは、僕が一番実践しているノウハウの1つかも知れません。仕事は「徹底的にパクる」ことで成長していくと上司のDさんはいつも言っておりました。ただ、パクるといってもそんなに簡単なことではありません。真似をするだけでは、自分の「もの」にならずに、中途半端な成果しか出すことができません。大谷翔平選手のパッティングを小学生が真似しても、打てるようにはならないように、なんでもかんでも真似ていいわけはありません。では、どこをパクるのか。それは、「原理原則」です。誰がやっても、同じようになるという原理原則だけパクるのです。この人だからできるという「属人的」なものをパクると失敗しますが、誰がやっても同じという再現性のあるものをパクることが大切です。例えば、カリスマ性のあるプレゼン方法はパクると危険ですが、それを可能にしている準備方法をパクるのは良いパクリとなるといったことです。結果ではなく、そこに至るまでの過程をパクることが大事とも言えるでしょう。

天才達のノウハウ19:「変数」に注力しろ

「定数」に注力しても無駄だから、「変数」に注力しろ。これは、上司Kさんがよく言われていたことです。ビジネスの現場での「定数」とは自分たちの力では変えることができない固定された数値や原理原則のことです。一方で、「変数」とは条件が変われば値が変わるものや数値のことです。

わかりやすい例で言えば、「時間」です。1日が24時間であること、有限であることは我々ではどうしようもできない「定数」です。なので、より良い人生を生きるという目的を果たすために、1日を48時間にすることに注力していても何も変わりません。しかし、「時間をどう使うか」というのは、人それぞれ違う「変数」になります。

なので、ビジネスの現場でも努力次第でどうにかなる「変数」に注力すべきなのです。

さらに、Kさんは僕に口酸っぱく言ってくれました。
「最も影響のある変数はどれだと思う?」
変数は無数に存在するからこそ、費用対効果を見極めて、最も効果のでる変数を考える必要があります。

それをどう考えるかはスキル編のパレード分析や回帰分析で触れますが、ここでは簡単に費用対効果の法則だけ確認します。

費用対効果とは、そのタスクを完了させるまでに必要なコストがそのタスクがもたらす成果よりも低い場合に良いとされます。

ですから、単純にタスク完了に必要なコスト(工数、費用、人的資源 等)が達成したい成果(売上、組織変革)に対して適切かどうかを見極めます。

まずは、頭の中で成果よりコストの方が小さいかを考える癖をつけましょう。闇雲にタスクをこなすことがなくなると思います。

費用対効果を常に考えていると、最も注力すべき変数が見つかります。あとは、それに本気で向き合うだけで成果がでるでしょう。

まとめると、変えられること(変数)の中で最も効果の高い仕事に集中するです!

天才達のノウハウ20:仮説の精度は脚を動かさないと上がらない

これは、僕のインターン時代の他部署の上司であったTさんにランチの際に教えてもらった仕事術です。

Tさんは頭のとても切れる天才で、社内でも一目置かれてました。そんなTさんが難解な採用戦略を考える時にどんなことから始めたのかを聞いてみました。

答えは、「仮説」の精度をあげることでした。

「仮説」から始める。ビジネスマンなら当たり前の思考法ですが、仮説の精度を上げることから始めるは当時の僕にはない仕事術でした。

どうして、仮説の精度を上げることを始めるのか、Tさんの考えを流用すると、

「仮説の精度がビジネスのゴールを決めるから」です。ビジネスはどの山に登るのかを選択ミスすると、どれだけ努力して、チームワークを発揮しても得たかった効果は得られません。そして、そのゴールを決める上で仮説の精度はとても重要なのです。

仮説を平たく言うと「恐らく、この方法がもっと勝ち筋がいいだろう」です。あくまで、恐らくなのです。あの辺りがゴールっぽいからみんなでそこに向かおうぜくらいでは、暗すぎて進めないのです。

だからこそ、仮説の精度を上げることをTさんは重視してました。特にリーダーのような周知を巻き込みながら、進む道を示す人には、より必要な考えだと思います。

では、どうしたら仮説の精度を向上させることができるか。Tさんは「とにかく脚で稼げ」でした。とても論理的で思考力に長けたTさんから、この回答を聞いた時はとても驚いたのを覚えています。

ただ、冷静に考えればとても当たり前のことです。基本的にビジネスは「誰かの課題を解決する」ことで成り立っています。つまり、課題な誰かの中にしかないのです。だからこそ、Tさんは実際に現場の人間に会って、話を聞いていました。実際にどんな項目をヒアリングするかは後述しますが、脚を使って仮説の精度を上げることが仕事のファーストステップであるということです。

数値的な分析も議論よりも、現場の声を聞いてみましょう。仮説のヒントがたくさん落ちていますよ!

天才達のノウハウ21:ファクトで語れ

「ファクトで語れ」。インターンシップ時代に毎日のように言われていた言葉です。実際のビジネスの現場は毎日のように議論が飛び交います。しかし、その議論の多くは誰かの感情によって、意思決定がくだされることも少なくありません。特に若手社員や中途入社してすぐのタイミングだと、信頼がなく、意見が通らず、上司や話がうまい社員の意見が感情的に採用されてしまうことも多いでしょう。

感情的な意思決定はラッキーパンチ以外のパターンで成功することは少なく、意思決定は「ファクト」に基づいていされるべきです。

では、ビジネス上のファクトとは何か。それは再現性のある真実のことです。逆に間違ったファクトとは、再現性のない感情論のことです。

ポイントは感情論を排除すること、再現性あるかどうかです。感情論を排除することは実際に起きていることにきちんと目を向けることで解決できますが、再現性があるかどうかは判断が難しいポイントです。

では、天才たちはどのように再現性を判断しているか。多くの人は「誰がやっても同じようになる」と表現したりしますが、それでは少し足りません。

再現性とは、「確率がわかる状態」かどうかです。例えば、サイコロを振って6がでる確率は1/6ですよね。これは、何回振っても変わらないものです。つまり、サイコロを振って、6がでる確率は一定であり、再現性があると言えます。これは、ビジネス現場でも一緒です。上司から、そのファクトは正しいのか?と問われたら、「確率」で答えるようにしてください。この提案というサイコロを振った場合に成功する確率は何%で、失敗する確率は何%ですと答えることができれば、上司も納得して意思決定を行うことができますし、優秀なファクトとして評価されるでしょう。


第一弾は以上とさせていだだきます。

皆さんに少しでも、天才のノウハウが伝わったら嬉しいです。




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