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ペンは剣よりも強し

今年の6月、成田市を揺るがす成田市議逮捕のニュースがありました。
彼はTwitterなどでも積極的に市民と交流をしており、また地域の子供たちの為に「まんが図書館」「子ども食堂」などの活動もしており、選挙の時しか表立って活動しない議員もいる中で本当に誰よりも精力的に行動されている。
そんな中の逮捕。
私もですが、彼の支援者やTwitterであれこれあって遺恨がある人でさえそんな馬鹿な!と驚くくらい市民全員がぶったまげたニュースである事は皆さんご存知の状況だと思います。
私も、気が動転して衝撃を受けつつもnoteにその事を書いたものでした。

6月に逮捕された件に引き続き、7月には「被害女児の母親に対し脅迫文を送付」した件で追送検報道がなされました。
若かりし頃に、ほんの少しだけ……本当にほんのすこーーーしだけ法律の勉強をした事がある私は

(それって内容証明では?)
(内容証明送ったら脅迫になんのかい?)
(なんか変……なんか変だな?)

と感じ、その時もその疑問をツイートしました。

本日その脅迫に関しては嫌疑不十分で不起訴となった事を、彼のご家族と繋がりのある方から教えて頂き

係争中の為、細かい事はSNSでは話せない事
事実のみ(不起訴)のツイートならばOKな事

を先方に確認を取り、先程私の「Twitter X」で呟きました。
これからも、情報があれば「事実のみ」を呟く姿勢でいようと思っています。


さて
そこでタイトルの「報道の在り方」です。

初動の報道では、彼は「認めている」との事だったので、彼を知る人達は皆さんショックと悲しみのツイートをしていました。
ですが、実際は一貫して認めていない(なので現状は保釈されていない)

第2便の内容証明の件も、内容証明とは書かれずまるで脅迫文と捉えられるような報道がされていて訂正もされていない。

そして、この件について「不起訴」になったにも関わらず
何故かどれだけ検索しても不起訴に関する記事にすらなっていない。


話は逸れますが、年間どれだけの人がなんらかの事件で逮捕されているんでしょうかね?
そしてその中で、続報が無い為に苦労して生きている人ってどのくらいいるんでしょうかね?
流石に、私ももう子供ではありませんからニュース・報道の姿勢が全く公平で無い事は知っていますが、今回の彼の不起訴報道が一切無い事にますます不信感を抱いています。

「ペンは剣よりも強し」

報道機関の著述は直接的な暴力よりも人々に与える影響力が大きいわけで、事実のみをキチンと報道してくれなければ、ペンは簡単に社会的に人を殺す事が出来るんですよね。

逮捕されたからと言って、その人が「悪」かどうか?は裁判で明らかになるまで誰も何も言う事が出来ない。
これはもちろんこのnoteを書いてる私も同じ。
憶測で物事を書く事は出来ない。

だからこそニュースがある、新聞がある。
事実のみを伝えるペンが必要になる。

逮捕されたら一生刑務所で暮らす人なんてひと握りで、大体の人が社会復帰を目指す。
ところが、ちょっと検索すると「逮捕」「追送検」「起訴」しか記事が出てこない場合その人は社会復帰の道が難しくなる。
司法の判断で不起訴になりましたと書いてある記事があったならどうだろう?
社会復帰が茨の道である事は変わり無いと思うが、それでも受け入れる間口は広がる。
世の中には「偏見」を持たない人もたくさんいる。

彼の一件で色々と考える事が増え、実は世の中にはこんな風に事実に基づいた続報が無い為に、社会的に殺されたまま生きている人がたくさんいるのでは無いか?
と思った事からこのnoteを書きました。

昔と違い、何もかもがいつまでも残るデジタルタトゥー時代だからこそ報道はもっと慎重に正確な報道を意識して欲しいと思います。



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