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親知らずは大学生のうちに抜け。(Part2)

 前回で抜歯するところまで書いたので、抜歯後の話。抜いた歯を持ち帰るか女医に聞かれた際に「もちろん!」と答えたら笑われた。歯は消毒され専用の袋に入れてもらえる。  
 抜歯後はお会計をするのだが約5000円程度だった。日本の社会保障の恩恵を感じる値段だ。
 麻酔は30分で切れる。大学病院から自宅までちょうど30分くらいなので、家に近づくにつれ痛みは増していき、家についた頃には激痛に襲われた。急いでロキソプロフェン(鎮痛薬)を飲むがあまり効かない。それもそのはずロキソプロフェンは新たに産生される痛みを抑えるものであり、産生されてしまった痛みは残り続ける。そのため麻酔が切れる前、抜歯後30分経つ前に飲んだ方が絶対にいい。
 ロキソプロフェンの注意事項はなるべく空腹時に飲んではいけない。空腹時に飲むと胃や腸を荒らしてしまう可能性がある。また連続で飲む際は6時間程度の時間を空けないといけない。本当に痛む場合は4時間くらいの時間でもいいが、なるべく6時間空けた方がよい。※個人の意見であり間違っている可能性もあるため鵜呑みにしないで下さい。必ず専門家の意見や医薬品付属の説明書を確認して下さい。

 上記の注意事項があるため6時間経つまで痛みと格闘しなければなかった。こんな痛みが無限に続くのかと思うと、絶望しそうになるが、それよりも痛みによるストレスで扉を強く締めるなど八つ当たり気味になった。夕食はお粥を抜歯した方と反対の右側であまり噛まずに飲み込むように食べた。
 深夜全く眠れずにその時を待ち続け、ぴったり6時間空け、ウィダーを飲んでからロキソプロフェンを飲んだ。すると今までの鈍痛が嘘のように完全に無くなり、眠ることができた。痛み止めの凄さを実感した。
 朝起きると薬が切れているためまぁまぁの痛みが襲ってくるので、すぐに朝ごはんを食べ薬を飲む。6時間経ち薬が切れたら食後に薬を飲む。それを1週間繰り返す。1週間経っても軽めの頭痛程度の痛みは残った。
 あまりの空気の薄さで書くのを忘れていたがドライソケット防止のため痛み止めの他に抗生物質も飲む。

 1週間経ちまた大学病院に行き、抜糸、すなわち糸抜きをしてもらう。パチンパチンと糸を切られあっという間に糸抜きは終わる。痛みはない。痛みはまだ残っているかと聞かれるのでまだあると言えば痛み止めを処方してもらえる。頭痛薬にも使えるので痛まなくても貰っておいて損はないと思う。※推奨される行為ではありません。
 傷口の次第によってはうがい薬(ネオステリングリーンなど)が処方される。
 1〜2ヶ月ほど経ったら穴はほぼ塞がる。

 ここまで長々と書いたがPart1の序盤にやってよかったと書いている理由を書こうと思う。僕はこの抜歯を大学生の時の長期休暇中に行った。いくら痛み止めで無痛といっても6時間かけて徐々に効果が無くなっていくため、なんかちょっと痛むなぁって時間が存在する。こんな状態では普段のパフォーマンスは発揮できないため、1週間なんも予定を入れないのが望ましい。社会人になるとそんな風に1週間の休みなんてそう簡単に取れない。そのため大学生の有り余る休暇中に抜いてしまうのが最善だと思う。

 1回抜いてしまえばもう2度と親知らずで悩まされることはない。手術も思ったほどではない。終わってしまえばなんてことない。不安に思っている人も安心して欲しい。

そのうち右側の話を書きます。

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