日本のどこもが平和と感じる世界になればいいのになぁ

体調はやや戻りつつあります。先日までライターとして動いていましたが、ついに、自分も外出するときは、このマークをつけることにしました。

ヘルプマークです。気分障害という病気で長年に渡り治療を受けていますが、外出する時、時々過呼吸になりかけることや、狭いところで気分が悪くなって、立ちくらみを起こすことがあります。

ちなみに、私は精神障害者手帳は取得していません。(これには様々な問題があるので、主治医が私の生活などを考慮の上で、判断してくれています)

ちょうど、自立支援(精神通院)の継続手続きのついでに、恐る恐る「ヘルプマークをいただくことはできますか?」と窓口で聞いたところ、「少しお待ちくださいね」ということで、係の人が、奥のロッカーに保管している「ヘルプマーク」を出してくれました。

身体的に障害を持つ人、目に目ない障害を持つ人(精神疾患も含む)、妊娠初期の人(母子手帳が交付されるまでの間は、妊婦マークがもらえないので)向けのものです。

このマークをつけておくことで、手助けやもしもの時の介助が必要だということはわかって、助かる面はあるのですが、差別のひとつにもなっていて、暴言を吐かれたり、どうしても体調が悪くて、電車で席を譲ってもらいたいのに、譲ってもらえないということがあると聞きます。

窓口の人には「私が持っても大丈夫ですか?」とはお聞きしましたが、「ペンさんの申請や主治医の先生の診断書(今年は必要な年)からすると、もっておいた方がいいですよ」という返事とともに、ヘルプマークをもらいました。

ヘルプマークをつけたことで、意地悪をされた方がいるとは聞きますが、つけていたことで救われた方もいらっしゃいます。

ヘルプマークについて、積極的に普及活動をされている方もいらっしゃるし、自治体の福祉関連の窓口でも、配布についてのポスターが貼られています。

身体的・精神的に弱者である人たちが、どうしても外出することは多々あります。でも、どうしても体調がすぐれなくなって、付き添いの人がいなくて、困ることもあります。そういう人の為に、ヘルプマークがあります。

ヘルプマークの意味を理解できない、知っているけれど無関心、弱者をいじめる人が必ずいます。なぜそういう人がいるか?私には理解しかねる部分はありますが、ある人は「マークをつけていることで、甘えている」といいます。

いえいえ、甘えではありません。どうしても介助者がいなくて、助けて欲しい時の目印で、少しでも手を差し伸べてくださるだけで、助かることが多いのです。

私も、このマークをつけておくことで、少しでも普及活動のお手伝いになればと思いますが、世間は冷たい目でみる傾向がありますので、本当に必要だと判断した時しかつけられません。とても悲しいです。

いつかこのマークが、「誰もが身体的・精神的弱者を手軽にそっと助ける世界」に役立つことを願います。


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