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生きてさえいればお金がなくて大丈夫

今お盆休みということで、家事や勉強(9月にある試験を受検するのです)、書道に忙しくはありますが、ある一冊の本をまた読んでいます。

五木寛之さんの「無意味な人生など、ひとつもない」を読んでいます。何度も読んでいるのは、「生きているだけでも奇蹟だ」という文言に心惹かれるからです。

最近は、将来のお金への不安からか「どうやってお金をたくさん稼ぐか」ということが話題になって、副業ブームがきていますよね?

過去に、今の病気を発症して、将来のお金について(主に治療費や教育費)、病気を治すことを最優先しないといけないのに、かなり失敗を繰り返しました。

ハンドメイド品を売っても売れないことが多く、売り方について、アドバイスというか「売らないでよ」と追い出されてしまう始末。

しょんぼりしている時に、たまたまパソコンで検索したとあるサイトの文句にひかれて、あっさりと2980円送金してしまいました。

「これを手に入れれば、あなたも簡単に100万円が手に入ります。この資料を買えば、すぐにですよ!」

今から考えれば、一番簡単な情報商材詐欺に引っかかったわけで、送られた資料は、幼稚園の子供が書いた絵が1枚だけ。

すぐに、主人が消費者相談センターに電話をして、相談に乗ってもらったけれど、結局、相手の電話は通じず、サイトもすぐに閉じられていました。

主人にかなり叱られると思ったけれど、「ぺんさんが生きていてくれてよかった。今の病状では、ぺんさんのことだから、何をするかと思うと怖かった。あー、よかった」と言われて、かなり申し訳なくて、その後は大号泣。

たった2980円の被害で済んで、周りには迷惑をかけることはなかったけれど、これが大金であれば、もう首をつっているところだったかもしれないと思うのです。

命を粗末にすることはいけませんが、心が傷つくことやお金を失ったとしても、命があれば何度でも再起できるわけで、生きてさえいれば、それこそが奇蹟で、尊いことなんですよね。

ひとそれぞれたくさんの楽しいこと、うまくいくことはあるけれど、その時に気づかないことは多くて、つらいことや、かなしいことがある時に、改めて気づきがおきます。

その「気づき」の中で学ぶことはたくさんあります。つらい時、悲しい時のことを反面教師にすると、楽しいことに切り替わって、輝くわけでもないけれど、自分の「宝」にはなります。

だから、「失敗だらけ」と落ち込むことはしなくてよくて、その失敗から「学んだこと」を大切にしてあげてくださいね。

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