突然出た「老後2000万問題」を考える

つい最近、金融庁から「老後資金として2000万円は必要だ」という発表があり、その後、「いや3000万円でぇ」「いや1500万〜3000万円でぇ」と迷走していますよね?

財務大臣を首にするかどうかまで発展していますが、今やネット界や新聞でも「老後資金をどうするか」ってことが話題になっていたり、年金問題、挙げ句の果てには、とんでもない意見も出てきています。

どういう根拠で試算されたかはわかりませんが、「人生100年時代」と言われても、現実問題として、医療面を見ると老いも若きも様々な病気で薬価代問題が出ているので、健康保険組合などは本当のところは頭を痛めているわけです。

人を助ける為の薬が高くて、健保の財政を苦しめているということもあります。

年金にしても、「もう一円ももらえない」と諦めて、払うのをやめ出している人もいます。いえいえ、やめちゃまずいんです。

払っている間に、高度障害などで障害者となった時、働けなくなった時に「障害年金」として給付対象となるので、かけておかないと損をすることにもなるんです。

他にも、お若い方で、「高齢者の人はいいよね。いっぱい年金もらっているでしょ」という声も聞きました。

いやいや、約束されていた年金額を減額されていて、年を重ねるごとに落とされていることはあります。私の実家の両親がこの例で、今も減額は続いています。

年金をもらっても、年金から「後期高齢者医療費」はもちろん、その他もろもろの税金などは引かれているので、手元に残る金額は本当にわずかなんです。

そして、今日の新聞で「就職氷河期世代を救済」というのをみて、びっくり!ちょうど、私がその就職氷河期世代で40〜50代の人の雇用を守ろうと言い出しています。

ところが、どっこい。

逆に、会社側は40代以降の中堅職の社員の解雇を始めているんだから、国と企業とがてんでバラバラとなっているんですよね。

どうすれば、我々は救われるのか?そして、子供を一人前に育てることができるのか?もう病気でも働けっていう理論になりつつありそうなんですよね。

今朝の新聞をみたり、ずっとSNSでのいろんな意見は黙って読んでいましたが、流石に今朝はぷちっと切れた感じです。

本当は、ほんわかした気持ちのことを書きたかったのになぁ。

これからの暮らしは、大変になることは間違いはないけれど、せめて心が楽になる道だけは、確保しておきたいですね。

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