今でも思っては涙が出てしまうこと

年の瀬で、今日から旦那や子どもが冬休みが始まったので、落ち着いて仕事などができない環境ではあるけれど、クリスマスを終えて、今度は年明けである。

来年で47歳になるけれど、今の年齢でいつもふと思い出すのは、兄のお嫁さんがこの世から天国に行った年齢である。

4年前に乳がんによる全身転移で、あっけなく亡くなった。
人間ドックで初期のガンとして見つかり、部分摘出を受けたが、すでにリンパに転移していので、後日全提出を行った。

抗がん剤も使ったので、どんどん髪の毛が抜けて行き、しばらくは家での閉じこもり生活を過ごしていた。
義姉は、薬剤師だったので、自分に使われる薬が何かを十分知っていた。
知っているだけに、その薬を使えば自分の体にどう影響が出るかも知っていた。

容態が安定した時に、ガンが見つかるまで働いていた病院の薬局にギリギリまで勤務していたが、ぎっくり腰を起こした時に「骨への全身転移」がわかり、自分は助からないと悟ったのか、自宅療養で過ごすことに決めた。

最期は、精神的に参ってしまい「緩和ケア」対応の病院へ入院したけれど、入院したその日のうちに、天国へ旅立った。

元気だった時は、仲良しだったし、買い物もよく出かけた。
兄がアメリカ・ロサンゼルスに駐在中に遊びに行った時も、素敵なお店や美味しいお店にも連れて行ってくれて、二人で日本へ持って帰るお土産も選んで、今でも楽しかった時の思い出がどんどん湧き出てくる。

でも、ガンが見つかってからは、私を避けるようにしていて、いつもしょんぼりしていたので、どう声をかけていいか、かなり悩んで苦しんだ。

時々流す涙も見た。
彼女を支えたものは、いつか職場に戻れてもいいように、一生懸命薬の辞典(医者や薬業関係者は必須アイテム)を毎年購入して勉強していたこと。

でも、その夢は叶わずに旅立った。
4年も経っているのに、生きていた時の姿が蘇って、時々涙が出る。
今は、上の姪っ子が学業不振で、兄も困っているらしく、アドバイスを求められているけれど、どういってあげればいいか悩んでいるところです。

初めはお母さんと一緒の薬剤師を目指していたけれど、入学した高校でうまく成績が伸びなくて、進路変更を求められていて、夢は叶えたいけれど、どうしたものかと悩んでいるとか。

姪っ子の考えに、何か変化が起きているのかもしれないし、成績があがらない自分にいらっとしているかもしれない。

「かもしれない」なので、本当のところを聞いてあげれたらとは思うけれど、本人が話したくなるまで待つしかない。

「お母さんがいれば」と思っているのかな?
これはあくまでも想像だけれど、元気そうでしょんぼりしている姪っ子。

私もどうしてあげれば、姪っ子を救えるのかなぁと悩み続けている。
どうか、少しでも悩みを軽くしてあげたい。それだけだ。

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