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ペンギン人の一巻完結おすすめ漫画5選!

はじめに

今月は転落大戦休載です。すみません。
来月は載せます。
それの埋め合わせ(?)もかねて今回は久しぶりに漫画紹介載せます。

ところで皆さん、漫画というとどんなものを思い浮かぶでしょうか。ワンピース?ブルーロック?推しの子?チェンソーマン?
なんでもいいですけど、それらの巻数を思い浮かべてください。まあ、一巻だけってことはほとんどないですよね。
今回はそんな漫画とは少し違う、一巻完結のめちゃくちゃ面白い短編漫画を5つ紹介します!
一冊1000円しないのでお財布にも優しいです(笑)
ちなみに五冊目は僕のイチオシなので是非読んでみてください!
それでは早速一冊目から!

1.てづくりの魔法


講談社 木村胡麻

一冊目はこちらの、「てづくりの魔法」という作品。
講談社の漫画雑誌、モーニングで連載された、木村胡麻さんの作品です。

あらすじ
同棲していた彼女に家を出ていかれ、抜け殻状態だった主人公の海。

講談社 木村胡麻

会社の人から借りた縄文人の本を読むくらいしかやることがない、まさに抜け殻だった海は、公園で何かを作るよしのさんに出会います。

講談社 木村胡麻

その日は一旦家に帰るのですが、ある日電球を買いに出かけると、またもやよしのさんと会います。
川に落としてしまった電球を、縄文人のような手先で作った網でとってもらった海は、よしのさんが営む「なんでも作ってみる屋さん」に行ってみることに。

講談社 木村胡麻

そこでよしのさんと電球をジュラシックパークにしたり、ランプシェードを作ったり…

講談社 木村胡麻
講談社 木村胡麻

よしのさんのものづくりの仕事を手伝うことになった海やその周りの人々が、ものづくりの楽しさに触れる物語です。

この漫画を読むと、自分でもものづくりをやってみたくなります
作り方も詳しく載っていて、家に飾ってみたくなるものばかり!

講談社 木村胡麻

一風変わった食べ物なんかも出てきたりして、ワクワクが止まりません!
日常がほんのりと色づく、素敵な作品です。
二人の関係の行方も楽しみにしながら読んでみてください!

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備考 定価715円(税込) 
最近本屋ではあまり見かけません。ブックオフなら100円くらいで売ってると思います。

2.LOST 失踪者たち

竹書房 押川雲太郎/江戸川エドガワ

二冊目は近代麻雀で連載されていた「LOST 失踪者たち」。

あらすじ
妻、娘、金…
全てを失ってとある街に逃げ込んだ主人公 山田。
財布の中は小銭しかない。それでも彼は、雀荘で生きることに決めた。
週に一回の妻への送金を心の支えにし、雀荘で戦う山田の生き様を描いた、オムニバス形式の麻雀漫画です。

竹書房 押川雲太郎/江戸川エドガワ
竹書房 押川雲太郎/江戸川エドガワ

この漫画では雀荘での生活がドキュメンタリー形式でリアルに描かれるので、裏の世界を覗き見るような緊張感が味わえます

竹書房 押川雲太郎/江戸川エドガワ

山田はどうなってしまうのか。約200ページという短いページ数で、伏線も回収してラストを迎えるため、読みごたえもたっぷりです!
ラストも含みのある終わり方をしていて、想像も広がります。
麻雀のルールをあまり知らなくても、ルールの解説してくれるため、楽しむことができます。
ミステリーチックの話を読みたい方にはおすすめです!

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備考 定価715円(税込)
2017年の漫画のため、おそらく本屋にはありません。
ブックオフなら100~300円程度で買えると思います。

3.ブラックギャラクシー6


秋田書店 阿部共実

お次は別冊少年チャンピオンと、週刊少年チャンピオン(番外編)に連載されていた「ブラックギャラクシー6」!

あらすじ
失敗ばかりの中学生活。高校こそは青春を謳歌したい!そんな野望(?)を抱える女子高生 通称ギドラは、高校で初めてできた友人 カレルナこと枯木流那と、オカルト生命文芸サークル(!?)「ブラックギャラクシー」を設立。なんとか部員を集め、活動を始めるギドラたちだが…ギドラは無事(?)高校生活を謳歌することができるのか?!と言ったようなブラックコメディー漫画です。

作者の阿部共実さんは、「空が灰色だから」などの陰鬱な漫画を得意としている作家さんというイメージが強かったので、この作品を読んだ時は「この人こんな話も描けるんだ!」って感じでした。
個性豊かなキャラたちには愛着もわきますし、頭を空っぽにして大笑いできます。

秋田書店 阿部共実
秋田書店 阿部共実

個人的にはギドラとザッキンこと座間欽一は推せます(笑)
基本一話完結型で読みやすいですし、ほのぼのとした(?)学園モノを楽しめるので、そういう作人が好きな方にはおすすめです!
思春期真っ只中の彼らの心情にも注目!
これを機に、阿部共実さんの他の作品を読んでみるのもいいかもしれません。(「月曜日の友達」は名作です)


秋田書店 阿部共実

この漫画は是非とも続編を読みたいですね!
阿部共実さん、お願いします(笑)

ちなみにこれはギドラみたいな青春時代を送ってた人は「うわああああ」ってなると思います(?)

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備考 定価660円(税込)
2014年の漫画ですが、規模の大きい本屋(ジュンク堂)などには置いているかも。僕はジュンク堂で買いました。

4.ピコピコ少年


太田出版 押切蓮介

四冊目は太田出版の「CONTINUE」で連載された「ピコピコ少年」。

あらすじ
初恋した子とファミコンにハマり、ゲームを買うため深夜にヨーカドーに並び、雨の日でも秘密基地でゲームをし…
あの頃ゲームがなければ、死んでいたかもしれない。そんな青春時代を描く、作者 押切蓮介の自伝的ゲーム青春グラフィティ!
世代の方はもちろん、僕みたいな「ファミコン?何それ」みたいな人でもハマれるエッセイ漫画です。
いや、全くこの人は、濃ゆいエピソードを持ってますね…(笑)
ゲームじゃなくても本や音楽など、趣味に没頭していた人には必ずブッ刺さると思いますし、共感できる部分もたくさんあると思います

太田出版 押切蓮介

これを読んでから押切蓮介さんの他の作品を読むと(他の作品もめっちゃおすすめ)、「ああ、こんな青春時代を過ごしていたからこんな漫画を描けるんだな」となんか微笑ましく(?)なります。
こちらも一話完結でとても読みやすいです。

太田出版 押切蓮介

ちなみにこの画像の「初恋少年」と、

太田出版 押切蓮介

この「LOVEゲーム対戦少年」はAmazonの試し読みで読めますので、気になる方は下のリンクから読んでみてください!
レトロでノスタルジックな雰囲気が楽しめる漫画です!

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備考 定価686円
続編に「ピコピコ少年TURBO」、「SUPER」、「EX」の三冊が出ていますが、「ピコピコ少年」だけでも十分楽しめます!(続編は微妙に値段が違います。)
2009年の漫画ですが、これも大型書店のジュンク堂などなら売っていると思います。ブックオフでも350円くらいで売っていたはずです。

5.カラオケ行こ!

出ましたイチオシ漫画!「カラオケ行こ!」
マジでこれは気にならなくても読んだ方がいいです!!

KADOKAWA 和山やま

「夢中さ、君に。」「女の園の星」などで有名な和山やまさんが同人誌に描いた漫画に書き下ろしを追加して一冊の単行本にまとめたものです。

あらすじ
絶対音感のヤクザの組長が年に4回開催するカラオケ大会。そこで組長に「歌が下手」だとジャッジされた組員は、素人の組長に、「嫌いなもの」の刺青を彫られてしまう。

KADOKAWA 和山やま

それをなんとしてでも回避するため、ヤクザの成田狂児は、森丘中の合唱部の部長 岡聡実を目につけます。

KADOKAWA 和山やま

そして狂児は聡実に声をかけるのです…


KADOKAWA 和山やま

そこから聡実による(無理やり)カラオケレクチャーが始まります。
ですが、最初は嫌々やっていた(やらされていた)聡実と嬉々としてやっていた(やらせていた)狂児との間には奇妙な友情が芽生え…と言った話です。

KADOKAWA 和山やま

一見するとB Lっぽいな〜っていう印象を持つかもしれませんが、全然そんなことないです(笑)
むしろ僕みたいな男でも読めるシュールなコメディーです。

こんなに意味のわからない設定やあらすじの話なのに、会話に妙なリアリティーがあって、知らないうちに没頭できます。(まあ僕が大阪人で彼らが関西弁で喋ってるからなのかもしれませんが…)
関西弁っていうのも漫才っぽくていいですよね。

和山やま先生の独特な絵柄やセリフ回しがうまくマッチして笑いを誘います。

KADOKAWA 和山やま

上の画像のシーンのせいでしばらく進めなかった僕((

これも130ページの中で綺麗に纏まっていて読み応えも抜群です!
書き下ろし読み切りもめちゃくちゃ面白いです!
読んだら心がほっこり温まります。

この作品を読めばきっとあなたも和山やま先生に夢中になると思います!

正直僕はこの漫画を大して期待せずに買ったんですけど、ごめんなさい!めっちゃ面白かったです!
ちょっとでも気になったらすぐに本屋に行くことをお勧めします!!(マジで)

2024年に実写映画化もされるんですね。そっちも楽しみです!

みなさん、是非是非読んでみてください!

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備考 定価770円(税込)ちょっと高いですが…めっちゃ面白いんで……
この漫画はかなり有名なので、おそらく本屋には基本置かれているんじゃないでしょうか?

最後に

いかがでしたでしょうか?
どの作品も1000円かからずに読める名作ばかりなので、一つでも気になった作品があれば是非読んでみてください!(特に五つ目)
おそらく第二弾もやるのでそちらもよければ…(小説も書きます)

では、さようなら!

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