#今日の1冊

#絵本

『てぶくろ』
ジャン・ブレット　再話・絵
おかだよしえ　訳
岩崎書店、2023
3分10秒

今さら『てぶくろ』？と思ったのですが、1999年に岩崎書店から刊行されたものを復刊されたものだそうです。
原書は1989年。

もちろんあの有名な『てぶくろ』のお話です。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった頃、ロシアの昔話『おおきなかぶ』と『てぶくろ』が一緒に本屋さんに並んだのは記憶にも新しいです。
それは黄色い表紙の福音館書店のものだったような気がしますが。

岩崎書店の『てぶくろ』は主人公が男の子。
おばあさんにてぶくろを編んでもらいます。

雪みたいに真っ白なてぶくろが欲しかったのですが、落としたときに見つかりやすいように灰色のてぶくろになりました。

ところがすぐに片方落としてしまって・・・。

あとはあのお決まりのストーリーなのですが、ちょっと違う。

見開きの両端には工夫があって、そこも見ものです。

最後シーンは笑っちゃう。

福音館のリズムある感じも好きですが、こちらはこちらでいい絵本だなと思いました。

昔話はいろんな再話があって、読み比べするのも楽しいですね。