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投票率がどうなっても、結果は変わらない?説

選挙の投票率の低さについて友人が投稿していたのを見て、ふと、投票率が低いとどうなるのかを考えてみた。

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①現在の状況。投票した人たちをA層、それによる結果をA'とする。(投票率約50%)

②今投票してない人たちが、やはりA層と同じ投票をする人たちだった場合、候補者の相対的得票率は変わらないので、結果は変わらずA'になる。(投票率100%)

③投票してない人たちが、A層と異なる投票行動をするB層だった場合、A層B層の投票結果はA'B'になる。(投票率100%)

このとき、仮説の②を見てまず思うのが、「投票率増えても減っても結果ってほぼ同じなんじゃ…?」ということです。
だけど、実際には大体いつも投票するA層は、しない人たちに比べて政治に関心があり、候補者について調べる人たちであるはず。
つまり、投票しない人たちはおそらくA層とは違う選択をするB層であり、現実的に投票率があがれば②ではなく③になりそう。

しかし。
③の場合、B層はA層と比較して政治などへの関心が低いとすれば、その投票行動は相対的にA層よりも安易なものになる可能性がある。(最悪、知名度の高さなどで擁立された候補者らばかりが当選するような…)

と、考えていくと、投票率の低い①のA層による投票の結果であるA’は、投票率100%の③のA層B層の投票結果であるA’B’よりも良いのでは!?…という結論が導き出されてしまう。

さて、ここからがみなさんと一緒に考えたいところです。
ここで投票率の問題が出て来るのです。

一回の良い結果を求めるなら相対的にしっかり考えている人が多いA層による①でもよいのかもしれない。しかし、投票率が下がり続けると、被候補者の質も同時に下がってしまう。それでは未来がき損されてしまう。

目的は、「良い未来」。投票はその手段。
先々の「良い未来」を考えると、B層に無理やり投票させせるのでなく、長い目で見て、B層がしっかりとA層として定着していくような仕組みが必要そう。※「投票しないと罰金」とかで無理やり投票率を上げると「より悪い③」になるのでよくない。

目指すのは50%のA層による①でもなく、B層に無理やり投票させて100%を目指すのでもなく、しっかりしたA層の割合を少しずつでも増やしていくことなのかな、と思った。(まじめか)

■発起人として、がんばってます。中学生高校生と取り組む、「問い」を起点に地域を発信するプロジェクト『房総すごい人図鑑

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