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占断:探偵を使い、実態が暴けるか?

お弟子さんからの相談で易を立てたものです。

お客様に、長年、パーキンソン病を患っているご婦人がいらっしゃいました。

この婦人は、ある家に「夫婦養子」として入り、財産を受け継ぎました。

ところが婦人は、自分が病気であることをいいことに、どうも夫は別に浮気相手をつくり、好きなように内緒で財産を使っているのではないかとの疑念を抱くようになったとのこと。


果たして、探偵をつかうことでこの実態が暴けるか?占って欲しいとの依頼です。

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上記の通り、得卦は『水雷屯ー地雷復』でした。
さて、みなさまは、どうご判断されますか?

用神は、「世爻」です。
離婚を前提に相手を訴えるつもりですので
この場合の相手となる旦那様は、「応爻」になります。

相手とは「利益」を軸にした敵対的関係となりますから、
軍事戦法の応用となり、
依頼する探偵社を「子孫」爻、
相手側の鍵を握る立場や問題点を「官鬼」爻とします。

世応共に旺相となりますが、
世爻が応爻を剋している関係になり、

しかも
・世爻に「子孫」
・応爻に「官鬼」
が臨んでいます。

これは勝ちめありで、かつ
依頼することでまさに「問題は暴かれる」と明示されているも同然です。

世爻が行動を起こす、つまり探偵社に依頼すれば、世爻は発動する訳です。

相手側である応爻には化出爻として「亥」が出ています。

化出爻は将来の暗示です。

この「亥」を示すことで、六合卦となっておりますので
事態について何らかの和解案を示してくる可能性を暗示しています。
ご婦人の意向次第ですが、離婚には至らないかもしれません。


こうした背景から、

「夫の方は確実に浮気をしており、その愛人にお金の融通をつけたり、保証人などの権利義務を追っていることが暴かれることになるでしょう。その実態を把握した上で、今後についてはしっかり考えることがよろしいかと存じます。」

このように回答しました。

2〜3週間後、お弟子さんから連絡がありました。

「先生、先日はありがとうございました。探偵に依頼して、証拠をつかむことができました。どうやらその浮気相手の愛人は事業経営をしているらしく3千万円のお金を投資し、それだけでなく、土地建物取得の保証人になっていることがわかりました。ところが探偵を使ったことをまだ本人に知らせていないので、夫は白ばっくれているそうです。」

今後、どのような展開になるのか、落とし所を探って
依頼者ご本人であるご婦人のお考えを整理していくそうです。


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