雀術師シルルと微差ゴースト
片山まさゆき氏の麻雀漫画。
運の研究をした主人公が、潜在意識に働きかけたり、パワースポットにいったり、魔術のような事を極めて。プロ麻雀の世界で勝ち進んでいく。
一方、目立たないもうひとりの主人公は、日々、微差を積み上げていく。1試合毎に、微差の判断を繰り返す努力を淡々と続けるのだ。派手に勝つことはない。
このストーリーがとても面白いのだ。
シルルは、ゴーストが蓄積しつづけている運を見抜き、ライバル宣言をする。ライバル視されたゴーストもなにがなんだか分からないまま、交流が始まっていく。
そして、予言通り、ゴーストは微差の積み重ねで勝ち進んでいく。
ついに頂上決戦を迎えるのだ。
このストーリーは、世の中の多くの事を示唆しているように思えてならない。単なる麻雀漫画ではないなと思う。
どなたか、この漫画の徹底解説をしてくれたらなあとも思うのだが。
麻雀は運を鍛えるゲーム。そこで得た気づきは人生に応用できるのではないか。そんな事を考えてきた。
20年間無敗の雀鬼、桜井章一さんの本はけっこう読んだ事がある。
微差の積み重ね。地道ではあるので、なかなか継続できない。生まれながらのサラブレットではない私は、微差を積み上げるほかないのだが。
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