喜び

偶然はすべて人を介して運ばれる。

2019年3月末、バリの兄貴に会いに行った。

バリの兄貴からの教えで、最も心に残ったのは、運もお金も仕事も、結局のところ、最終的には人を介して運ばれる、というポイントである。

山に籠って、ひたすらワクワクを思い描いていても、誰とも交流しなければ、なにも始まらないのではないか。

であるから、兄貴は、ただひたすら、他人を応援しまくりなさい、と説く。

もし、幸運の女神がいたとすれば、自分の事はそっちのけで、他人の応援ばかりしているヤツがいたならば、どうおもうか。こいつは、ええやつだな。じゃあ、願いを叶えてあげよう、となるはずだと。

人を応援しまくると、自然と応援が立つ。それが兄貴の教えである。実際に兄貴は手持ち資金を困ってる人に喜んで人に貸して回り、無一文になる寸前で、応援が立った。そこから、資産数千億の大富豪になった。大富豪になっても、さらに大勢の人を応援しまくっている。

出会った人にはなしかける。友達とは一緒にご飯を食べに行く。そういう基本的な事でいい。困ったら人に相談する。人を介してしか物事は動かないらしい。

先日も、久しぶりに連絡のあった方からイベントへの招待があった。

よし、行きます、と即答し、行ってみる。

すると、そこには、何人もの知人も来ている。それだけでも、いろんな人間関係が垣間見れる。

そして、そのスピーカーと仲良くなり、懇親会に参加する。飯を一緒に食べるのだ。

そうすると、その主催団体に入会したら?とか、今度のイベントで講演やってみない?とかの話が運ばれる。また、新たな出会いがいくつもうまれる。

喜んで入会し、喜んで講演を引き受けたなら、さらに、どのような喜び事に繋がっていくだろうか。計り知れないのである。

倫理の教えでも、頼まれごとは「はい、喜んで」と、即行で受けなさいとある。

そして、招待してくれた方と、また、深いつながりが生まれるのだ。

つまり、一つのイベントのお誘いという偶然を追いかける事で、膨大な仕事、お金、人脈、への道が開けてくるのである。

ああ、兄貴のいうとおり、人を介してすべてがつながってくるなと。

もし、招待してくれた方に不義理を繰り返していれば、けっして招待してくれなかったであろう。

「喜べば、喜び事が喜んで、喜び集めて喜びに来る。」

人の応援を喜んで行っていれば、いくぶんタイムラグはあるだろうが、膨大な喜び事が喜んで喜び集めて喜びにくるという教えである。これが真理ではないだろうか。



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