市議会議員という、ローカルウェットな存在
地元で市議会議員選挙が終わった。
なんやかんや、私は行動範囲がローカルなもんで、市議会議員選挙とか市長選挙にはきちんと行く。行くんだけど、なんかこう毎回モヤっとする。
一時期はローカルメディアに関わってたので、ローカルな活動をする人の知り合いは多いし、情報もまぁまぁ入ってくる。そのせいかFacebookは、ちょっと見ただけでめっちゃ疲れる・・・。ローカルあるあるじゃなかろうか。
地元にけっこう関心があるし、子育て世帯だし、地元で活動する友人知人も多いし・・・な私だけど、「地元を盛り上げる!」と異口同音に叫ぶ市議というやつが苦手である。
特に「子育て世帯が暮らしやすい」「子供のために」と言っている人が苦手だ。ほんとはターゲットとしてドンピシャなはずなんだけどなぁ。
市議になる人っていうのはたいてい、地元の名士だったり、その娘息子だったり。99%がそうなんじゃないかなと思う。これは、前に仕事でほかの地域の市議選挙を見た時も思った。
彼らがやってるイベントとか、フェスとかマルシェとかに行くとよーく思うんだけどね?
「ここにいるやつらはだいたい友達」みたいな空気ある。
じっさいはそんなにトモダチ率高くないんだけど、盛り上げよう!と盛り上がってる人たちがそんな感じなのよな。
SNSでも「さすが○○さん!」みたいな感じで。
商工会議所にも市議会議員ってちらほらいるから、いたるところでそんな空気がヨイショヨイショと沸いている。
なんか、すっごい穿った見方をしている気がするけど、どうしてもあのノリについていけないんだよなぁ・・・。
何かを起こすことは、たいへんだ。
ひとを集めることは、力だと思う。
いいことは、いいことだ。
政治家はわるいやつ、なんて言う気はない。(ただ、よく補助金遣うなーとは思っている)
何にモヤモヤしてるのかっていうと、単純に私は助からない。
私はすっごく普通のひとなんだけど、その私がまったく助かっていないなぁと思っているならいったい誰が助かっているの?
じゃあ、すごく何かに困っている人は助かっているんだろうか。フェスやマルシェで。いや、ないでしょ。
支援とか援助とか、助けるとかそういうことを言っていても、なーんかどうしてもずれている気がして。
楽しいことはしているけど、誰もべつに助かっていないように見えているのはどうなんだろう。
ローカルで人間関係も存在もウェットな、すごく感情的な存在。
だけどむちゃくちゃ遠い。
いつだって取り巻いているのは立って歩ける人たちばかり。
立っているのがしんどい人は、どうやったって視界に入らないのかもしれないなぁ。悪気なく。
こんなところまで見てくださり、ありがとうございます。サポートは印刷費とイベント活動費として活用させていただいています。