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誰かのため、ってだけじゃ心が折れるから。一人出版社をやろうと思った。

先週、はからずも新月の日に税務署に行ってきた。
5年前に出した開業届けの内容をちょっと変更したくて。


執筆業で提出しているんだけど、出版業務を追加していいか。
屋号をつけたいんだけど、手続きはどうしたらいいのか。


結論的に手続きはほぼ必要なくて、このままやってて良しということだった。
まぁ、もとがライターだからね。本をつくりますっていっても、延長線上だよねって話で。

はたから見たら、ほんとーに小さな小さな変化で、ヘタすると変化ですらないんだけど。

自分のなかでは「ここから新しいステージ!」と思っている。


違わないようで、けっこういやかなり違う。
受注ベースの仕事を自分で「つくる」側になるから。

これまでも自分で媒体つくってやってみたりしたんだけど、それとも違う方向性でいく。「誰かのため」とか「役に立つ」ことを追いかけていくのは正直、つかれてしまったんだ。

具体的にいうと、前に街の紹介サイトを運営していたんだけど、やっていくうちにだんだん「ひとつの意見」として見てもらえなくなっていったのがこわくなってしまった。

この人が良いというものだから良い、みたいな。

個人がやっているサイトでそんなふうに信じてもらえるのはありがたくもあったんだけど、だんだんそれがこわくてしかたなくなった。


ひとつの意見でありたいのに、

そう思ってもらえなくなるのってこわい。


わたしがほしいと思っていた力とそれは、違うと思った。


誰かの役に立つって生きがいはたしかに存在するんだけど、それだけじゃいずれぼきぼきと心が折れる。
それもたしかなこと。


だったらもう、役に立たなくっていいやと思った。

中途半端に成功したい、失敗したくないと思うから「誰か」を探しちゃうんだよな。求めてくれそうな「誰か」を。

そういうことと距離を置こう。って思って、いろいろ真っ白にして。
真っ白になりすぎてここ一年くらい過ごした。

それでやっと、ふと「やろう」と腰をあげた。
ロケットスタート!みたいな勢いはない。でも、まぁいいのだ。



ここからすべてあたらしく。

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