出発の飛行機での話

待ちに待った「初」海外旅行出発当日がついにやって来た。遠足を楽しみにしていた子供みたいだけど、実際そんなモンだった。【海外＝死】も、うっすら頭をよぎりつつ、朝早く空港へ車で向った。空港へ到着し、いよいよ飛行機へ乗り込む、LCC（エアアジア）を利用するのはこれが初めて。

私の「初海外」はエアアジアの機内からすでに始まっていた。まず添乗員さん（女性と男性）が日本・マレーシア・韓国人の方々、エアアジアの真っ赤な制服が素敵すぎて眩しい。

そしてシートにあるカタログも洋書（当たり前）。
ここで私達が入手していたエアアジア情報は
●機内食めっちゃまずい
●機内冷房効きすぎでめっちゃ寒い
のふたつ。離陸してほどなく機内食を食べたくなった私は思い切ってチキンライスを頼んだ。

ほどなくしてチキンライスが運ばれてきた。蓋を開けるとまず、あまり嗅いだことの無い匂いが、、そして一口食べてみると、、
「めちゃくちゃうまいよ！？」奥さんが得ていたブログからの事前情報では「エアアジアの機内食は美味しいと思ったことは無い」との事だったが、それはその方の感じ方で、私は「めちゃくちゃうまい」なのだ。
「こんな味なんだ、、へえ、、」と日本では味わったことのないテイストに関心しまくっていました。やっぱりかなりウキウキだったんでしょう。
テンションが上った状態で異国のテイストを味わった事で感動してたんでしょうか、今思えば。
夢中でバクバク食べているうちにチキンライスはあっという間に無くなってました。

そして次の噂、
●機内冷房効きすぎでめっちゃ寒い
は、冷房効かせたら寒いけどずっと効かせてるわけではありませんでした。ただし効かせてる時は確かに寒すぎでした。
私はシャツの上にフロントジップの薄手パーカーを着ており、寒くなったのでユニクロのポケッタブルパーカというものを着たのですが、それだけでは全然寒かったです。大きめのブランケットやアウターがあったほうがよいです。それぐらい寒いです。周りの方をみると60～70代とおぼしき男性も同じツアーに参加していたのですが、普通の春先に着るブルゾンでしのいでいたようです。patagoniaのジャケットを着ている方もいらっしゃいました。

初めて肉眼で見た異国の大地

フライトは約8時間、私達夫婦は4人掛けの席に2人で座るというありがたい座り方をさせてもらえており、途中横になったりエアアジアのグッズ（ペン・ブランケット・アイマスク・など）を買い求めたり（今でも大事に保管）しました。でもさすがに4時間を過ぎたあたりから飽きてきて「もう降りたい...」と何度も思いました。

窓に目をやると海が見えていました、「ここで飛行機落ちたら死ぬな、、いや、、ギリ助かるか、、いや、死ぬな、、」などと真剣に考えていた事を覚えています。
そうこうしている内に窓の外についに陸地が見えたのです！

思わず「あ！陸が見えた！」とハッキリと大きな声で言ってしまいました。
無理もありません、人生で初めて目にする外国がそこには有ったのですから。