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正規分布について

間隔尺度や比率尺度のデータは、一般に、平均値付近が最も度数が高くなり、そこから遠ざかるほど度数が減っていく。
そのような理論分布は、「正規分布」(normal distribution)という。


【正規分布】

正規分布はあくまでも理論分布であるため、データが完全な正規分布をとることはまずありえない。
しかし、知能などは正規分布に近似した分布をとると考えられており、種々の変数はNが大きくなるほどより正規分布に近づいていく。
正規分布は平均値を中心に左右対称となり、平均値・中央値・最頻値は一致する。
曲線の形は、平均値(μ)と標準偏差(σ)によって決まる。


【標準正規分布】

正規分布は、平均値と標準偏差によって様々な形をとる。
その中でも平均が0,標準偏差が1,総面積1の正規分布のことを「標準正規分布」(単位正規分布)という。
これは、データをμ=0,σ=1の無名数に変換(標準化)して、どんなデータでも同じ形をとるように修正された分布曲線である。


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