見出し画像

よくあるトレーニングエラー「膝が内に入る」を打破せよ〜膝関節編〜

中殿筋肉の筋力が弱くなると「トレンデレンブルグ兆候」
が生じるのは以前のnoteで説明した。

今回はそこから一歩踏み込んで、膝関節に関わる筋肉を中心に、
片脚スクワット時などによく見られる「Knee-in」を見ていきたい。

トレンデレンブルグ兆候で生じる運動連鎖

中殿筋が弱くなり、反対側の骨盤が下に下がってしまうトレンデレンブルグ兆候が起きると、その影響は下の膝関節、足関節にも及ぶ。

膝関節には膝が内に入る「Knen-in」(膝の外反)が生じる。

つまり、片脚スクワットなどで膝が内に入る原因として、
股関節に着目すると中殿筋の機能低下が挙げられるという事。

内側広筋の機能低下

股関節から離れ、膝関節の筋に着目すると
Knee-inの原因として挙げられるのは、
「内側広筋(ないそくこうきん)」の筋力低下。

下の画像に2つの筋肉を示した。
①が膝の内側にあるから内側広筋、
②が膝の外側にあるから外側広筋と呼ばれる筋肉。

作用は2つとも膝関節の伸展。
レッグエクステンションなどはこの筋肉を鍛える種目。

同じ種目で鍛えられるなら筋肉の働きに違いはないと
思われるかもしれないがここで注目してほしいのは筋線維の走行。

大前提として筋肉は「筋線維の走行に沿って収縮する。」
これはとても重要な事。


この2つを比べた場合、
外側広筋は膝蓋骨を外に引っ張りあげながら伸展し、
逆に内側広筋は膝蓋骨を内に引っ張りあげながら伸展する。

つまり、内側広筋の機能が低下し、相対的に外側広筋の筋力が上がると、
膝蓋骨を外に引っ張る力が強くなり、結果Knee-inが生じてしまうという事。

実際、Knee-inが生じている方の膝関節周りを触ると、
「あ、弾力ないな」みたいな感じで内側広筋に力が入っていない事が多い。

この状態で高重量のスクワットなどさせても怪我のリスクが上がるだけで、
そもそもお尻やや裏ももなど狙ったところに効かないはずなので時間の無駄。

トレーニングを行なう、指導する前にこの機能低下を取れるかどうかで
トレーニング効果はまったく変わってくる。

さあ、トレーナーとしての腕の見せどころ。

そんなこんなで次回は内側広筋の機能低下の原因、アプローチ法を考えていく。




この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

やったー、ありがとうございます!
2

大門 正空 (MASATO DAIMON)

元大手ダイエット専門ジムのパーソナルトレーナー。述べ300人以上に食事アドバイスを含めたトレーニングを指導し、トレーナーの教育、育成も担当。大学、社会人アスリートに対しての競技力向上トレーニング、リハビリ指導などを経て現在はボディーワーカーとして関西で活動中。

thanks

みんなのフォトギャラリーで写真使用頂いたもののまとめ
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。