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「中殿筋の機能低下」から「腰痛発症」までの流れ

今回も中殿筋にまつわるお話。

前回は中殿筋が使えなくなるとその分、筋膜張筋が頑張ってくれる話をしたけれど、
今回は別の代償パターンを解説。

おさらい〜中殿筋の機能〜

さて、お尻の少し奥側にある中殿筋。
おさらいでもう一度機能を説明しておくと、

前部→股関節の外転、屈曲、内旋
後部→股関節の外転、伸展、外旋

つまり、下の画像の股関節を軸とした緑のラインの前と後ろで、
外転以外の役割が逆になるという事。

だから、トレーニングをする時、立った状態で股関節を外側に開く(股関節の外転)
トレーニングでお尻を鍛えようと思っても、色々と考えなければいけないことがあるという事。

中殿筋はこんな動きをするんだよというのを頭に入れていただいて、

今日の本題。

中殿筋が機能低下した時に大腿筋膜張筋以外で頑張ってくれる筋肉は?

腰方形筋

はい、その名も腰方形筋(ようほうけいきん)。
位置的には中臀筋の上にあり、
骨盤の腸骨稜(ちょうこつりょう)というところから始まり、
1番下の第12肋骨と第1〜第4腰椎の椎体に付いている。

機能的にはまっすぐ立った状態から脊柱を横に倒す動き(側屈)を担っている。
こんな感じ。

身体の奥にある水色で示した筋肉が腰方形筋。

この動き覚えといてくださいね。

代償時の動きと腰痛発生までのプロセス

では代償時の動きについて。
本来股関節の外転は骨盤はまっすぐの状態で大腿骨を外に引っ張る動き。

けどそれが出来ないから、腰方形筋を使い上から骨盤ごと横に引き上げようとする。
腰方形筋を使い、股関節の外転を脊柱の側屈で代償するという事。

「股関節を外転させたい!」

「けどできねえー!」

「よし骨盤ごと持ち上げちゃえ!」

「え、俺の出番!?」(腰方形筋の声)

てな順序で股関節の外転を脊柱の側屈で代償しようとすので、
腰方形筋が疲れてカチカチに。

だから立った状態で身体を横に倒すと腰に痛みが出る。

これが中殿筋の機能低下から腰痛が発生するまでの流れ。

こんな感じでお尻の筋肉の機能不全が腰痛に関連するパターンもありますよ
というのを頭に入れておけば、治療もトレーニングの幅も広がりますよね。

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大門 正空 (MASATO DAIMON)

元大手ダイエット専門ジムのパーソナルトレーナー。述べ300人以上に食事アドバイスを含めたトレーニングを指導し、トレーナーの教育、育成も担当。大学、社会人アスリートに対しての競技力向上トレーニング、リハビリ指導などを経て現在はボディーワーカーとして関西で活動中。
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