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IPPON女子グランプリ 女性芸人の意地と神田愛花の日村イズム

いや~期待値を優に超える面白さだった。

普通にいつものIPPONグランプリと同じくらい、いやそれ以上に笑ったかもしれない。

女性陣が漂わせる、ちょっとふわっとした空気感がいつものピリピリ感がなくて笑いやすかったかもしれない。
もちろん何回もやれる物ではないと思うけど、まさに「実験」そのものを楽しんだ。



前半は女性芸人。

前半が女性芸人ということは視聴離れを防ぐためか、女性タレントの方が面白かったのか。。。と思ったけど単純に収録順だったっぽい。

出演者はハリセンボン箕輪はるか、Aマッソ加納、蛙亭イワクラ、3時のヒロイン福田。

個人的にはヒコロヒー見たかった。けど仮にはるかの代わりに出てたらほぼ同期?でせいやの周りすぎたw

結果ははるかが貫録を見せて優勝。
IPPONになってない答えでもおもろすぎて声出して笑った。
流石本戦に1回出てるだけあるし、最近テレビに引っ張りだこな他3人に対する「女芸人の意地」を感じた。かっこえ~

イワクラが2問目まで0本で、他の人と3本差ついた時はさすがにかわいそうだなと思ってしまった。のは、自分が男性芸人と違う見方をしてしまっていることにも気づかされたし、本数関係なく審査をする(なさけでIPPONを取らせない)4人も良かった。
これが「女性」にフォーカスした企画という単純なものではなく、女性だけでやるからこその面白さとか女性でも一芸人であるということの趣みたいなものを感じた。

イワクラも後半から追い上げて最終的に加納と福田を2本離すのが凄まじかった。2問目までマジで辛そうだったけどやっぱり芸人だった。




後半は女性タレント組。王林、渋谷凪咲、神田愛花、滝沢カレン。
正直、全員いつものIPPONで出てくる「優勝できない芸人」より断然面白かった。

渋谷凪咲と滝沢カレンは大喜利めちゃくちゃやってるのは知ってたし、王林はそれなりにコメントが面白いとして、神田愛花は違うだろと思ってたけど、最終的に神田愛花が「かき乱し枠」だった。

王林は普通に面白かったし、ちゃんと大喜利やってた。大喜利やってたのかな?w

個人的には渋谷凪咲が圧倒すると思ってたけど、IPPONグランプリの不思議なところは「お手本」みたいな回答は最後まで伸びない。
だからこそ毎回誰よりも早く回答して(そのスピードがすごい)、回答の内容がまさに「お手本」という感じで、あの場を成立させていた。
ただ、神田愛花とか滝沢カレンみたいな超変化球が出ると、そのお手本が弱くなってしまうし、彼女もだいぶ乱されてたねー。

ただ他の出演者もそうだけど、随所にこの番組へのリスペクトを感じたし、ポイントの黄色い枠で自分の顔が狭まっていく様を楽しんでいるのが何より良かった。

他にも「写真で一言」で解答する前に誰かが「頑張って!」と声をかけたり、IPPONになったら拍手したりと、芸人じゃないからこそお互いを高め合いながらお題に立ち向かう「チーム感」がめちゃ良かった。

神田愛花がすごかったのは、日村イズムを背負っていたというところ。
(日村も初出演時に「僕も設楽イズムを背負ってきてますから!」とコメントしてたけど、ここで日村イズムを感じれるとはw)

まさに日村がこの番組に出た時と同じように、誰よりもIPPONが少ないのに、誰よりも大きな笑いを生んでいたし、注目させていた。
そして切り札かのように出した「日村勇紀」で0ポイントだったのも最高。
最後まで迷子になっていたけど、謎の修正力もあったし、回答一つ一つにインパクトがあった。

滝沢カレンの回答は放送でも言ってたけど大悟が好きそうで、千鳥っぽさがあった。1年以上も大喜利続けてるのすごい。



まさか最終決戦までやると思わなかったけど、あのプレッシャーの中で勝ったはるかはマジですごい。あそこで芸人がやるメリットないからなあw
滝沢カレンが1本先取するのもすごいけど。
しりとりのお題で「れ」という難しい文字で終わらせて「ん」がついて負けるというちゃんとしりとりになってたのも面白かった。本戦でもリレー回答はしりとりにしてほしい。


もし第2回があるなら、女性芸人はヒコロヒー、フワちゃん、吉住、ゆりやん、大久保さん、女性タレントはファーストサマーウイカ、小池栄子、井森美幸が見たいな。

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