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アイドル戦国時代1971-72年・前夜

百恵から聖子-明菜-今日子という80年代アイドルの流れを追ったものだから、山口百恵までの流れを追ってみましょうかねと思い立ち、1971-72年(昭和46-47年)の主要な女性アイドル曲(?)を発売日順に並べただけのプレイリストを作ってしまい、詳しい情報を記録したくなったので作った、まったく個人的なメモ。正直、主要かどうか、アイドルかどうかも怪しい。
筒美京平多め。

1971年6月1日発売

『17才』 南沙織

作詞:有馬三恵子/作曲・編曲:筒美京平

南沙織デビュー。アイドルのスタートはこの曲から。

10月1日発売

『水色の恋』 天地真理

作詞:田上えり/作曲:田上みどり/補作曲・編曲:森岡賢一郎
(作詞:PESCE CARLOS/作曲:LATASA FELICIANO)←後にパクリ発覚。本当はこっちらしい

元祖国民的アイドルデビュー。

『潮風のメロディ』 南沙織

作詞:有馬三恵子/作曲・編曲:筒美京平

ちなみに「潮騒のメロディー」は高田みづえ。
「潮騒のメモリー」はあまちゃん。

12月25日発売

『終着駅』 奥村チヨ

作詞:千家和也/作曲:浜圭介/編曲:横内章次

アイドルじゃないけど、この曲、なぜか好きなもので。

1972年2月1日発売

『ともだち』 南沙織

作詞:有馬三恵子/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平なので。

2月5日発売 『ちいさな恋』 天地真理
作詞:安井かずみ/作曲:浜口庫之助/編曲:馬飼野俊一
ハマクラだよ。60年代の名残だな。曲は割愛。

4月10日発売 『瀬戸の花嫁』 小柳ルミ子
作詞:山上路夫/作曲:平尾昌晃/編曲:森岡賢一郎
南沙織、天地真理、小柳ルミ子は「三人娘」と呼ばれるほど人気だった
・・・らしい。曲は割愛。

5月21日発売

『ひとりじゃないの』 天地真理

作詞:小谷夏/作曲:森田公一/編曲:馬飼野俊一

天地真理最大のヒット曲。

6月1日発売

『純潔』 南沙織

作詞:有馬三恵子/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平なので。

6月5日発売

『芽ばえ』 麻丘めぐみ

作詞:千家和也/作曲:筒美京平/編曲:高田弘

麻丘めぐみデビュー。

『どうにもとまらない』 山本リンダ

作詞:阿久悠/作曲・編曲:都倉俊一

アイドルかどうかはアレだけど、阿久悠・都倉俊一の記念碑的作品として。
つまり、これが後のピンクレディーへ発展する。

7月1日発売 『せんせい』森昌子
作詞:阿久悠/作曲:遠藤実/編曲:只野通泰
は割愛。

8月5日発売

『初恋のメロディー』 小林麻美

作詞:橋本淳/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平だったので、とりあえず。

9月21日発売

『哀愁のページ』 南沙織

作詞:有馬三恵子/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平なので。

10月5日発売

『悲しみよこんにちは』 麻丘めぐみ

作詞:千家和也/作曲:筒美京平/編曲:高田弘

筒美京平なもんだから。

11月25日発売

『ひなげしの花』 アグネス・チャン

作詞:山上路夫/作曲:森田公一/編曲:馬飼野俊一

アグネス・チャン デビュー。

12月20日発売

『落葉のメロディー』小林麻美

作詞:橋本淳/作曲・編曲:筒美京平

本当はアグネス「ひなげしの花」で終えるべきだったんだけど、筒美京平だったのでつい。

私も幼稚園児の頃で、正直全く記憶がない。
なので正しい「主要な」「アイドル」を拾っているわけではありません。
あくまで、俺が聞きたいプレイリストだからね。
その上で、今日的視点で分析してみます。
70-80年代アイドルブームの起源=南沙織『17才』と同年デビュー組の天地真理と小柳ルミ子(4月25日発売『わたしの城下町』)が(新)三人娘と呼ばれ、その後のアイドル歌手の基本スタイルを確立したと言われています。
また、中3トリオの森昌子が一足先にデビューしてブレイク。
この当時は、演歌も歌謡曲も「アイドル」になり得たのですな。

この(新)三人娘と中3トリオの間に、麻丘めぐみと小林麻美(歌手としては売れなかったようだが)がいたことは、案外意味があるように思う。
2人は「モデル系美人」です。しかし、後世の(現在の)アイドル文化にはほとんど受け継がれていません。これは日本の「ロリコン文化」を象徴しているように思うのです。

1973年(昭和48年)へ続く・・・

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