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アイドル戦国時代1987年(前半)・復帰

同時代性を確認しようと、1987年(昭和62年)の主要な女性アイドル曲を発売日順に並べただけのプレイリストを作ってしまい、より詳しい情報を記録したくなったので作った、まったく個人的なメモ。
中森明菜の曲名に掛けた1986年(昭和61年)「Fin」で終わりにするつもりだったけど、どうせなら昭和最後まで作ってみる気になりました。

1987年1月10日発売

『楽園のDoor』 南野陽子

作詞:小倉めぐみ/作曲:来生たかお/編曲:萩田光雄

1985年デビューのナンノ6枚目で初の1位。ここから8作連続1位が続く。

2月4日発売

『Oneway Generation』 本田美奈子

作詞:秋元康/作曲:筒美京平/編曲:大谷和夫

本田美奈子最後の筒美京平曲。

『TANGO NOIR』 中森明菜

作詞:冬杜花代子/作曲:都志見隆/編曲:中村哲

中森明菜はまだ健在。

2月5日発売

『男のコになりたい』 酒井法子

作詞:三浦徳子/作曲:Frankie T./編曲:萩田光雄

のりピーデビュー。

2月25日発売

『水のルージュ』 小泉今日子

作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:大村雅朗

小泉さんが時代と寝はじめた時代。

3月3日発売

『湾岸太陽族』 荻野目洋子

作詞:売野雅勇/作曲:山崎稔/編曲:西平彰

荻野目ちゃん、六本木から湘南へ。

3月18日発売

『派手!!!』 中山美穂

作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀

筒美京平サウンドは健在。

4月1日発売

『話しかけたかった』 南野陽子

作詞:戸沢暢美/作曲:岸正之/編曲:萩田光雄

正直、ナンノに思い入れがなく、そんなに売れていたとは知らなんだ。

4月22日発売

『Strawberry Time』 松田聖子

作詞:松本隆/作曲:土橋安騎夫/編曲:大村雅朗

作曲はレベッカの土橋安騎夫。

5月7日発売

『時の河を越えて』 うしろ髪ひかれ隊

作詞:秋元康/作曲・編曲:後藤次利

生稲晃子・工藤静香・斉藤満喜子

6月3日発売

『BLONDE』 中森明菜

作詞・作曲:Biddu-Winston Sela(日本語詞:麻生圭子)/編曲:中村哲

原曲はアルバム曲で英語らしい。

6月21日発売

『さよならの果実たち』 荻野目洋子

作詞:売野雅勇/作曲:筒美京平/編曲:武部聡志

荻野目ちゃん初の筒美京平作品。

昭和アイドル終焉の2大原因は「アイドルを隣の女の子にしたおニャン子くらぶ」「アーティストとの境界線を壊した(この年デビューの)森高千里」というのが私の持論でしたが、もう一つ見つけました。
松田聖子復帰。女性は結婚したら引退して家庭に入るもの(アイドルに限らず一般企業でも)と相場が決まっていた時代に復帰した。
一つの時代の変化だったように思います。(後半につづく)

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