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アイドル戦国時代1976年・百恵爆発

百恵から聖子-明菜-今日子という80年代アイドルの流れを追ったものだから、山口百恵までの流れを追ってみようと思い立ち、1976年(昭和51年)の主要な女性アイドル曲(?)を発売日順に並べただけのプレイリストを作ってしまい、詳しい情報を記録したくなったので作った、まったく個人的なメモ。正直、主要かどうか、アイドルかどうかも怪しい。筒美京平多め。

1976年1月25日発売

『ファンタジー』 岩崎宏美

作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平は歌唱力ある岩崎宏美をディーバに見立てて、和風ディスコ(ディスコ歌謡)を試みていたように思う。

2月25日発売

『泣かないわ』 桜田淳子

作詞:阿久悠/作曲:森田公一/編曲:萩田光雄

特にコメントはない

3月1日発売

『春一番』 キャンディーズ

作詞・作曲・編曲:穂口雄右

ギターは水谷公生。

3月21日発売

『愛に走って』 山口百恵

作詞:千家和也/作曲:三木たかし/編曲:萩田光雄

B面は赤い運命の主題歌。

5月1日発売

『未来』 岩崎宏美

作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平

個人的にカラオケでよく歌う曲(<どーでもいい情報)。

5月25日発売

『夏にご用心』 桜田淳子

作詞:阿久悠/作曲:森田公一/編曲:高田弘

ビッグヒット。

5月31日発売

『夏が来た!』 キャンディーズ

作詞・作曲・編曲:穂口雄右

水谷公生がギター弾きまくってる。

6月1日発売

『赤いハイヒール』 太田裕美

作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄

筒美京平なもので。

6月21日発売

『横須賀ストーリー』 山口百恵

作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:萩田光雄

阿木燿子・宇崎竜童コンビを得て(山口百恵自身が指名したそうだが)百恵第2章が驀進。

8月1日発売

『霧のめぐり逢い』 岩崎宏美

作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平なもので。

8月25日発売

『ねえ!気がついてよ』 桜田淳子

作詞:阿久悠/作曲・編曲:大野克夫

大野克夫だ。沢田研二「時の過ぎゆくままに」(75年)と「勝手にしやがれ」(77年)の間だ。

『ペッパー警部』 ピンク・レディー

作詞:阿久悠/作曲・編曲:都倉俊一

ピンク・レディー、デビュー。ドラムは村上ポンタ秀一だと思われ。

9月1日発売

『ハート泥棒』 キャンディーズ

作詞:林春生/作曲:すぎやまこういち/編曲:船山基紀

編曲に船山基紀の名が出てきた。彼のデビューは中島みゆき「アザミ嬢のララバイ」(75年)。沢田研二「勝手にしやがれ」(77年)でレコード大賞を獲る。

『最後の一葉』 太田裕美

作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄

ま、筒美京平なもので。

9月21日発売

『パールカラーにゆれて』 山口百恵

作詞:千家和也/作曲:佐瀬寿一/編曲: 船山基紀

作曲の佐瀬寿一は「およげ!たいやきくん」(75年)の人。ピアノは羽田健太郎らしい。

11月5日発売

『ドリーム』 岩崎宏美

作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平なもので。

11月21日発売

『哀愁のシンフォニー』 キャンディーズ

作詞:なかにし礼/作曲:三木たかし/編曲:馬飼野康二

俺がカラオケで一番歌うキャンディーズ曲(<どーでもいい情報)。

『赤い衝撃』 山口百恵

作詞:千家和也/作曲:佐瀬寿一/編曲:馬飼野康二

山口百恵、職業作家陣最後の曲。

11月25日発売

『S・O・S』 ピンク・レディー

作詞:阿久悠/作曲・編曲:都倉俊一

実は11週目に1位に立ったそうだ。つられて「ペッパー警部」もやっとヒットし、2曲同時トップ10入りという(当時としては)快挙を達成したとか。

12月5日発売

『もう一度だけふり向いて』 桜田淳子

作詞:阿久悠/作曲:穂口雄右/編曲:高田弘

桜田淳子で穂口雄右は初じゃないか?

日本中誰もが口ずさんだフレーズ。
♪ これっきり これっきり もう これきりですか~ ♬
後に「時代と寝た女」と呼ばれる山口百恵が、時代とリンクした瞬間。
それが、この年。
その一方で、キャンディーズが時代を代表する『春一番』を発表し、さらに時代を席巻するピンク・レディーもデビュー。ちなみにピンク・レディーのブレイクは事実上翌年。

1977年(昭和52年)へ続く・・・

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