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アイドル戦国時代1978-79年・百恵独壇場

百恵から聖子-明菜-今日子という80年代アイドルの流れを追ったものだから、山口百恵までの流れを追ってみようと思い立ち、1978-79年(昭和53-54年)の主要な女性アイドル曲(?)を発売日順に並べただけのプレイリストを作ってしまい、詳しい情報を記録したくなったので作った、まったく個人的なメモ。曲が少なくて2年分まとめた。

1978年1月1日発売の榊原郁恵『いとしのロビンフット様』を入れたかったんだけど音源がなかった。(作詞:藤公之介/作曲・編曲:馬飼野康二)

1978年2月1日

『乙女座 宮』 山口百恵

作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:萩田光雄

ギターは矢島賢。

2月5日発売

『二十才前』 岩崎宏美

作詞:阿久悠/作曲・編曲:穂口雄右

特にコメントはない。

2月25日発売

『追いかけてヨコハマ』 桜田淳子

作詞・作曲:中島みゆき/編曲:船山基紀

売れた印象だったけど数字的には売れてないそうだ。

『微笑がえし』 キャンディーズ

作詞:阿木燿子/作曲・編曲:穂口雄右

事実上のラストシングル。ギターは水谷公生。

3月25日発売

『サウスポー』 ピンク・レディー

作詞:阿久悠 / 作曲・編曲:都倉俊一

いまさら言うことは何もない。

『狼なんか怖くない』 石野真子

作詞:阿久悠/作曲:吉田拓郎/編曲:鈴木茂

編曲は鈴木茂だ。

5月1日発売

『プレイバックPart2』 山口百恵

作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲: 萩田光雄

これもギターは矢島賢。

6月5日発売

『リップスティック』 桜田淳子

作詞:松本隆/作曲・編曲:筒美京平

黄金作家陣で桜田淳子ほぼ最後のヒット曲。

6月25日発売

『モンスター』 ピンク・レディー

作詞:阿久悠/作曲・編曲:都倉俊一

UAのカバーがいいんだ。

『わたしの首領』 石野真子

作詞:阿久悠/作曲:吉田拓郎/編曲:馬飼野康二

これも拓郎だったか。

7月1日発売 『夏のお嬢さん』榊原郁恵は音源がなかった。
(作詞:笠間ジュン/作曲:佐々木勉/編曲:小六禮次郎)
怒髪天のカバーはあるんだけど。

7月25日発売

『シンデレラ・ハネムーン』 岩崎宏美

作詞:阿久悠/作曲・編曲: 筒美京平

筒美京平ディスコ歌謡の最高傑作。この曲を入れるために岩崎宏美をここまで引っ張った。
ついでに言うと、お泊りできない男(=既婚者)との不倫の歌だと思うんだ。

8月21日発売

『絶体絶命』 山口百恵

作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:萩田光雄

さあさあ、当然の如く矢島賢のギター。

8月25日発売

『アゲイン』 アグネス・チャン

作詞:松本隆/作曲:吉田拓郎/編曲:松任谷正隆

カナダ留学帰り本格復帰第1弾。編曲にマンタ登場。売れたかどうか怪しいけど入れたかったので。

9月9日発売

『透明人間』 ピンク・レディー

作詞:阿久悠/作曲・編曲:都倉俊一

まだ大ブーム中だけど峠は過ぎた感。

10月25日発売

『失恋記念日』 石野真子

作詞:阿久悠/作曲・編曲:穂口雄右

キャンディーズでおなじみ穂口雄右だ。

11月21日発売

『いい日旅立ち』 山口百恵

作詞・作曲:谷村新司/編曲:川口真

日本を代表する有名曲。

12月5日発売

『カメレオン・アーミー』 ピンク・レディー

作詞:阿久悠/作曲・編曲:都倉俊一

当時小学5年生の私は、既に飽きていました。

1979年1月25日

『日曜日はストレンジャー』 石野真子

作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平

筒美京平、今度は石野真子で歌謡ディスコをやる。

2月25日発売

『サンタモニカの風』 桜田淳子

作詞:阿久悠/作曲・編曲:萩田光雄

桜田淳子最後のヒット曲。

3月1日発売

『美・サイレント』 山口百恵

作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:萩田光雄

アコースティックギターは青山徹。

3月5日発売 『スプリング・サンバ』大場久美子があるけど言うほど売れてない。(作詞:小林和子/作曲:和泉常寛/編曲:萩田光雄)

6月1日発売

『愛の嵐』 山口百恵

作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:萩田光雄

もはや独壇場。

9月1日発売

『しなやかに歌って』 山口百恵

作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:川口真

もう山口百恵を連続させるしかないんですよ。

9月25日発売

『ジュリーがライバル』 石野真子

作詞:松本礼児/作曲:幸耕平/編曲:萩田光雄

今までになかった作家陣だけど、演歌系の人たちだよね?

12月21日発売

『愛染橋』 山口百恵

作詞:松本隆/作曲:堀内孝雄/編曲:萩田光雄

なんだ?このド演歌?

1978年(昭和53年)の年間売上ベスト3をピンク・レディーが独占(『UFO』『サウスポー』『モンスター』)、6位も『透明人間』、5位にキャンディーズ『微笑がえし』と女性アイドル好調だったのに対し、
翌79年(昭和54年)はピンク・レディー『カメレオン・アーミー』が10位、山口百恵『いい日旅立ち』20位がやっと。ジュディオング『魅せられて』と演歌が席巻する年に。
女性アイドルで切り取ったら山口百恵の独壇場。

そして山口百恵引退の1980年へ続く・・・

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