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第29回プレビュー ジュビロ磐田vs浦和レッズ

2019 J1第20節 プレビュー
ジュビロ磐田vs浦和レッズ

いつも読んで頂きありがとうございます。

大槻監督就任後、未だ波に乗り切れずに連勝がないままリーグ戦6試合目となる今節のジュビロ戦。次節が1試合未消化の鹿島戦であることから、大槻監督就任時にジュビロ戦まででどのくらい勝ち点を積み上げているのかを楽しみにしていましたが、分が悪いチームには、しっかり黒星を喫してしまい最後のジュビロ戦までやってきました。前回対戦では0-1の敗戦。首位より最下位の方が勝ち点が近いことからも、是非とも勝利しておきたい試合を今回もできる限りの工夫でプレビューしていこうと思います。

では、プレビューを始めましょう。


〜ジュビロ磐田最近の結果と成績〜

第15節 vsG大阪 0-0△
第16節 vsC大阪 0-2●
第17節 vs川崎 1-3●
第18節 vs鹿島 0-2●
第19節 vs松本 1-0○

4勝5分10敗 勝ち点17現在16位

•第18節鹿島戦より鈴木秀人監督が就任。
•現在は降格圏に位置しているが、浦和との勝ち点差は7。
•この試合に勝てば4とまだまだ上に行くことは可能な状況。
前節の松本戦で久しぶりの勝利を挙げた。

〜ジュビロ磐田最近のスタメン〜

第18節 vs鹿島 0-2●

第19節 vs松本 1-0○

鈴木秀人監督就任2試合のスタメン。
•基本システムは3-4-2-1か3-5-2。
•メンバー自体は名波監督時代と大きな変化はありません
•今野泰幸がガンバ大阪から加入。浦和戦で出場可能。今野が出場となれば、3-4-2-1の可能性が高いですが、いきなりスタメン起用かは微妙。


〜ジュビロ磐田の印象〜

ジュビロの試合を見た印象だと、決して降格圏のチームではないですね。楽に勝てる相手では全くないです。慢心なくぬかりなく試合に臨むなら現状の浦和より明るいチームと思って臨んでも問題ないです。

鈴木秀人監督就任初戦の鹿島戦では0-2で敗れたものの、鹿島ほどの相手にシュート3本しか打たせず、ボールを支配することができていたチームであると考えると、決して浦和より格下のチームと呼べる相手ではないと思います。失点の仕方も、セットプレーと小池のスーパーゴラッソの2点と”致し方ない失点”と他サポーター立場からだとそう言えます。そして、前節は完封勝利。うん、侮れません本当に。


〜ジュビロ磐田のボール保持〜

ボールを保持して試合を組み立てようとする姿勢の見えるチームです。

それは名波体制でも同様でした。

ゾーン2からのビルドアップでは、中盤の選手がボールサイドに数的優位を作ることで前進をスムーズにできるようなポジションバランスを形成していました。その是非について今回は明言を避けますが、とにかくボールサイドに寄って人数をかけることは見られます。その中で、アンカーの田口泰士や、IH山田大記などから反対サイドに孤立させたWBへの質の高いロングパスを送って仕掛けてクロスという形は散見しました。クロスが残念ながら合わないだけで、田口や山田大記のチャンスメイクからの前進という点では、やはり侮れなく、厄介だと思います。

サイドチェンジには浦和は対応できそうですが、同サイドで人数をかけられた攻撃には今季何度も苦しんできました。なので、ジュビロ目線で考えると、人数をかけたサイドで攻め切っちゃうということが見られると、浦和を破壊できるかもしれませんね。


前節の松本山雅戦では、ジュビロの右サイドである右HV(右CB)の高橋が大きくサイドに開き、右WBの松本昌也が内側に絞ったり、高橋に近づくことで前進を大きく助けるシーンが見られました。

松本昌也のタスクについては、浦和との前回対戦でもそうで、名波監督から継続しているものだと思います。

浦和は、相手のWBが内側に絞るのをどのように管理するのかは、大分戦で混乱を招き続けましたので、今節は宇賀神が出場停止なので、山中なのか関根なのか分かりませんが、しっかりとしたタスクを与えてあげた方が良いと思います。

更には右WB松本昌也は、相手のWBを釣り出させることが上手な選手で、自分が下がって高橋に近づくことによって、相手のWBを引きつけてできた背後のスペースをロドリゲスたちに使ってもらおうというシーンが前節の松本山雅戦でも前回対戦でも見られて、前回対戦では、山中は食いつき、高橋からロドリゲスに背後へのスルーパスが通さられシーンが見られました。

では、そのあたりのジュビロの巧さを映像で確認してみたいと思います。

J1第20節 ジュビロ戦 プレビュー動画①






浦和は、高い位置からボールを奪いたいなら、ジュビロのWBに対してWBを縦スライドさせてプレスに行かせるのは当然だと思いますが、タイミングのミスやボールが出る前に先に動いてしまうと、その背後のスペースを巧みにロドリゲスたちに使われる恐れがあることを認識しながらプレーした方がいいですね。先に動くとするならば、全体も連動してスライドを行う。どちらかがバラけるとスペースが生まれてジュビロは突くことができると思います。

ミラーゲームだからこそ両WBが、どのようなタイミングでプレスに出るのか見てみるのも試合を楽しめるポイントかもしれませんね!


浦和が、非ボール保持時に5-4-1とブロックを形成したときには、しっかりと守れるチームになってきていると思います。マリノス戦の前半戦でそうであったことは言及済みです。そうなると、失点の懸念を最も考えるのは、カウンターやオープンな展開の方になります。

ジュビロは、本当にゴールこそ少ないもののチャンスの香りはあります。

更には、アダウイントン、ロドリゲスと他を寄せ付けない圧倒的な破壊力、爆発力を揃えていますので、創造性あふれる攻撃がいつ起きてもおかしくないと想定しながら対応した方がいいと思います。

浦和が人数をかけて攻撃して奪われた後のロングカウンターでもジュビロは力を発揮できます。2人ともスピードに乗らせたら対応することが相当難しくなりますので、攻撃を完結しきる、2人に前を向かせた状況でカウンターを発動させない対応が強く強く求められると思います。

前回対戦を振り返ると、浦和のCK後や攻撃後のジュビロのロングカウンターになりやすいときに長澤や大輔先生がアダウイントン等に対して先に身体をぶつけて潰していたので、カウンターを発動させる機会を最小限に抑えることができていましたが、それが可能であれば今回も引き続きトライした方がいいですね。

一方で、マウリシオは、過度に飛び込み過ぎて失敗して、ピンチを作っていることも最近は見られるので、入れ替わられることのリスクも考えながらの対応が必要ですね。無理に飛び込んで交わされて、西川と1対1という最悪な状況に持ち込まれるよりも、前を向かせたとしても1発で交わされない距離間を取って、強烈ではありますがゴールの確率が低いボックス外からシュートを打たせることを目標に西川とDF陣が協力して限定していくようなフィジカル勝負に持ち込まない守備対応をすることも計算に入れておくべきだと思います。


ここ2試合のジュビロで良いなと思ったシーンは、ゴール前まで押し込んだものの、奪われてしまった後に素早くトランジションしてから即時奪回して、再び押し込んだままシュートで完結するシーンを作っていたことです。

最後のシュートを決められないから得点力不足と言われていると思いますが、限りなくゴールには近い終わり方をしているので、ジュビロが、この程度はできるよ!ということは知っておいた方が良いと思います。

映像で確認してみたいと思います。

J1第20節 ジュビロ戦 プレビュー動画②



•ジュビロの怖さとは?

槙野選手や岩波選手や関根選手が、ジュビロの特徴を聞かれて「外国籍選手のカウンター」というコメントがほとんどだったので、チームとしてそのような共有がなされているようですが、そうであれば、マリノス戦の後半戦のようなオープンな展開に持ち込ませないことが重要だと思います。しかし、大槻体制では、他のチーム以上に終盤になるとオープンな展開になりやすい傾向があり、どのような点差で終盤を迎えるか分かりませんが、ジュビロは前節終盤にオープンな展開から決勝ゴールを挙げていることも考えると、リードして終盤を迎えておきたいというのはいつも以上に感じます。

そして………

ジュビロはカウンターだけのチームではないはずです。しっかりビルドアップ構築するところをトライして、徐々に良い攻撃も見られていますし、2ヶ月前の前回対戦でさえ、まんまと繋がれてシュートまで完結させられているシーンは多く作られているので、外国籍選手のカウンターだけのチームだという認識は良くないと個人的に思います。山田大記、田口泰士、森谷賢太郎、上原力也ですからね。十分に怖いですよ。


しかしながら、浦和の選手が外国籍選手の個を警戒したいというコメントをしていますので、今回は2人の外国籍選手のそれはそれは恐ろしい破壊力ある攻撃力を映像で確認したいと思います。

気分一新新しいBGMを使ったら、かなり迫力ある2人であることを印象付けるような映像になってしまいました。。。

J1第20節 ジュビロ戦 プレビュー動画③



〜ジュビロ非ボール保持〜

ラインを高く保つチームです
ここは最後まで折れずに続けていました。
その為、背後へのロングパスを通されてピンチになりかけるシーンも散見しますが、勇気を持ってラインを高く保ちコンパクトに3ラインを形成します。

浦和がボール保持でジュビロを押し下げる時間帯もあると思いますが、先ずは、マリノス戦で機能しきれなかった高い相手の最終ラインの背後をどれぐらい効果的に突けるのかという部分の上積みがなされているのか見てみたいと思います。

ジュビロは3-4-2-1でも、3-5-2でも、ラインを高く保ちたいだけあって浦和の3CBに対して数的同数でプレスをかけてくると思います。3-5-2ならIHの選手が列を上げてプレスをかけます。

大槻監督はボランチを最終ラインに降ろして数的優位を確保してから前進をスタートさせることはさせないので、ジュビロが同数でハメに来たのに対して、基本的に数的同数で前進を始めると思いますので、足元から繋いでいくことよりも、ジュビロの最終ラインの背後を狙いとしてボール保持を進めた方が良いと個人的に思いました。それは、かなりジュビロのプレスの強度が高いことと、カウンターを受ける位置が、ジュビロにとっては低ければ低いほど浦和にとっては失点のリスクを軽減できるからです。

ロングパスで相手自陣に一度侵入してからセカンドボールを回収して押し込むスタイルで得点の確率を上げつつ、失点の確率を下げるのがジュビロ対策としては最良の方法だと思います。

ジュビロの強度の高いプレスを分析して数的優位から前進をスタートさせた方が良いと大槻監督が変えたとしたら、地上戦でも充分に通用すると思います。前回対戦では、大輔先生がそれを良く分かっていてジュビロに対して効果的なポジショニングを取っていました。(鈴木大輔が大輔先生と言われるようになった所以です。)


最近で、しっかりと秩序を保ちボールを保持して、試合をコントロールできたのは、蔚山戦のセカンドレグのみだけだと思っていますので、仙台のように後ろに引いてくれる相手ではなく、前から来る相手に対してしっかりと繋ぎ、押し下げて圧力をかける時間帯を多く作れるかは未知数なので、対戦相手によって戦い方を変える大槻監督が、ジュビロにはどのような手段でゴールを目指すか楽しみにしたいと思います。

その中で、私の考えとしては、ある程度背後のロングボールを使いながら進めていくことが効果的だと提案してみます。



〜試合展望〜

前述の通り、ジュビロは恐らく下がらずに前姿勢でスタートから来るはずなので、その勢いに浦和が屈するのか。はたまた、ジュビロが前に前に出てきたのを利用して浦和が背後を突くのか。

両チームの最近のスタートを見て、試合を想定してみると、結構早い時間帯に試合が動きそうな予感です。

よく開始早々に失点した試合後コメントで、宇賀神選手等が、「フワッと試合に入ってしまった」というコメントも見受けられますが、全ての試合がACL決勝のようなテンションで戦えないにしても、決して上手くいってないジュビロとの対戦とはいえ、フワッと試合に入るとかなりマズイことになると思います。負けていい試合がある訳ないので大丈夫だと思いますが、こういう試合だからこそスタートの重要性は感じます。

あとはファブリシオは出場することがあれば、ゴール決めるらしいですよ。


〜ジュビロ磐田のデータ〜

最後に複数得点を挙げたのが第12節の仙台戦。得点力は今シーズンの最重要課題。

シュート数は平均13本ととても意欲的な回数を記録しています。

浦和とジュビロはとても近いデータを記録しています。

•両チームの抱える最大の欠点は、得点力不足でしょうか。

ボックス外からのシュートがジュビロはリーグ1位を記録していて、この部門だけ浦和との違いが出ています。①積極的にシュートを打っているのでしょう。

ジュビロの得点パターンはクロスからの3点が最も多く、失点パターンも同様にクロスからの6点が最も多く、セットプレーから4失点も許しているのが、イメージとは違う数字でした。

セットプレーはマンマークで守っていますが、大外、ファーサイドの選手に対してマークを見失いやすいのかなと印象を受けました。松本山雅は、ニアサイドで逸らしてファーサイドの選手が決めるみたいなものを繰り返し行っていて、他の試合からもセットプレーのマーキングについては甘い印象を受けました。ここ最近の対戦相手は、甘さが見られなかったので強くは推してませんでしたが、ジュビロ戦においては、セットプレーからの得点機は大いにあると思います。頑張ってほしいです。


さいごに

マリノス戦の作品は多くの反響を頂きました。

色んなことが起きますけど、サッカー見ることを楽しみます。

今回も読んで頂きありがとうございました。

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#urawareds #浦和レッズ #浦ビュー #浦議 #ジュビロ磐田



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浦ビュー

今季から浦和レッズを応援する方にも分かりやすい内容にしつつ、長く浦和レッズを支えている方にも納得して頂けるコンテンツを目指しています。
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