第21回レビュー 川崎フロンターレvs浦和レッズ

2019 J1第14節 レビュー
川崎フロンターレvs浦和レッズ 1-1。

いつも読んで頂きありがとうございます。

大槻監督が就任してから最初の試合であり、Jリーグ最強の川崎フロンターレと対戦の今節。さまざまな要因を含んだ難しい位置づけの試合となりましたが、結果は引き分けに終わりました。

今回は最近の長文すぎることを非常に反省しまして、作り終わった後に半分ぐらい削りました。いつもよりはすぐ読み終わる分、少し淡白ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


では、レビューを始めたいと思います。


〜スタメンと基本システム〜

川崎は前節から2人スタメンを変更しました。小林悠がスタメン復帰。本来左SBの車屋が右SBに起用されました。最も恐れていた登里&長谷川セットの左サイドでした。4-4-2システムを採用しました。

一方の浦和は、前節から5人スタメンを変更しました。岩武は浦和デビュー戦。2シャドーに武藤とマルティノスを起用した3-4-2-1システムを採用しました。


〜前半戦〜


•浦和の非ボール保持の狙い

川崎ボールのキックオフで始まったこの試合ですが、浦和は比較的前からの姿勢を見せたと思います。

浦和は3-4-2-1で川崎のCBには浦和の2シャドーの武藤とマルティノスがプレス。興梠は中盤の底にポジショニングしていた守田へのパスコースを消すタスクを与えられていたと思います。

10秒のシーンでは、武藤が谷口にプレスに出て、谷口のパスがズレたところを岩武が勢いよく縦に出てきて登里に規制をかけてもう少しパスカットできそうなシーンを作りました。

1分08秒も同様に谷口にボールが送られてから武藤がプレスに出て、武藤はサイドに誘導して登里に出させました。 連動するように岩武が登里に強くプレスに出てボール奪取しました。そこから攻撃に転じて最後は宇賀神のシュートチャンスまで繋ぎました。攻撃にかける人数や柴戸の前への飛び出しを見ても勢いみたいなものは感じた一連の流れでした。

4分40秒は、同じ5-4-1システムでも先に中央を通させないことを優先させた守備対応で、反対サイドのマルティノスが絞って守田を監視をしたり、武藤のプレスの出入り、青木や柴戸の距離の詰め方、カバーなどとても良く川崎のミスを誘い相手陣内で奪い、最後はマルティノスのシュートまで完結しました。


川崎は鬼木監督がインタビューでは、浦和の出方は想定内だった話されていましたが、想像以上に前から出てきたと思います。一方で、この強度を90分を続けるのは難しいことは見えてきました。

以上の3つのシーンを連続で動画で振り返ってみましょう。

J1第14節 川崎戦 レビュー動画①



次第に川崎も慣れてきて浦和陣内に入れるようになってきましたが、浦和はボールサイドのWBを高い位置に押し上げて瞬間的に4-5-1(4-4-2)のようにする守備対応も見られました。

宇賀神が家長からボール奪取するなど効果は見られた反面、9分23秒のようにボールホルダー谷口に武藤がプレスに出た時に登里に規制をかけようと先に動いて高い位置を取った岩武でしたが、一瞬躊躇して下がってしまったので、登里へパスが出されて、いつもの5バックよりは早く登里に規制をかけることに成功しましたが、4バックのSB化した岩波の内側にスルーパスを通されてしまい、長谷川が冷静にダミアンへラストパスを送っていたら1点だったというシーンを作られることもありました。

WBにそのようなタスクを新たに与えるなら、9分23秒のようなシーンを作られることは、これからもあると思いますが、徹底させることができればいい上積みになると思います。岩武のコースの切り方と岩波の抑えるポイントが少しタイミングが合わずに1番通されては行けないところ通された感じですね。

スローモーションでこのシーンを確認してみましょう。

J1第14節 川崎戦 レビュー動画②


9分23秒と似たシーンで、次は迷わずに徹底できたのが13分07秒だったと思います。最終的には縦には通されたもののマウリシオの予測で先に触りファールを獲得しました。この時、大槻監督の声が中継から漏れていたのを聞くと、マウリシオのプレーは良かったと。岩波には「横ズレ横ズレ」と叫んでいましたが、岩武が押しあがった時の長谷川への対応は比較的スムーズにスライドできていたと思うので、再度確認の為に言ったのか、マウリシオが飛び出したところのスペースをスライドして中央から消して欲しいことを言ったのかのどちらかだと思います。 武藤のプレスには「ナイス」と言ってました。多分。

この音声から大槻監督は、非公開練習でこの移行をスムーズにできるかを何度も何度も繰り返しに練習させたと思います。もしかするとこの移行をスムーズにできたのが、岩武や宇賀神だった可能性はありますね。

大槻監督は日本人で声が通って聞き取りやすいので、これからは浦和の試合では音声ありで聞こうと思いました笑。

J1第14節 川崎戦 レビュー動画③


実際の音声は自身でDAZNさんで確認してみて下さい。


•浦和ボール保持 川崎の対応

浦和がボールを保持できたときは、ボールを持つことを怖がっていなかったと思います。浦和のゾーン1でのボール保持には川崎は前線から激しくプレスに来ましたが、西川の物凄いキックでプレスを回避したり、無駄にロストしたり、ミスすることはなかったです。これは北京国安戦と同じ傾向だったと思います。
特に開始15分のボール支配率が浦和が53%だったように川崎相手にボールを握ることができていました。


プレビューで言及した浦和の左右CBがボール受けた時の川崎の守備対応についてです。

7分15秒では、岩波がパスを受けた時に、武藤は降りて受けようと落ちてきました。岩武は背後を狙う動きを見せました。川崎は左SH長谷川は先にプレスに出させなかったので、武藤のパスコースは消されていたので、岩武を狙う背後のロングパスを送りましたが惜しくも通りませんでした。


15分02秒は、川崎の②対応で、槙野から宇賀神にパスが出てから、車屋は宇賀神にプレスに出たので、車屋の背後が空き、そのスペースを狙って流れたマルティノスへダイレクトパスを送り深いゾーンまで侵入することができました。

この視点においては、15分02秒のシーンが最も効果的でスムーズな前進だったと思います。

先ずは以上の2つを動画で確認してみます。

J1第14節 川崎戦 レビュー動画④


22分58秒のシーンは、7分15秒と同じよう川崎は先に動かずに出たら動く守備対応で、武藤が降りて受けようとしましたが、岩波は岩武にパスを送りました。

個人的には武藤が降りて受けることを否定はしませんが、武藤には前を向かせたい、背後を取らせたいと思います。その上、川崎は先に動かずに、出たら動く守備対応だったので、武藤にはライン間で我慢して立ってもらって、岩波から岩武にパスが出た時に登里がプレスに出たら、武藤が背後を取るような3人目の関わり方の方がボールを前進させることに繋がっていますし、川崎にとって怖い攻撃だとは思いました。結果的に武藤が降りる動きをしてたことも影響して登里は岩武に躊躇なくプレスに出ることが出来ていました。武藤がライン間に存在していたら、登里に選択肢を与えることができて岩武にも時間はできていたと思います。

J1第14節 川崎戦 レビュー動画⑤



左サイドはその点前述した15分02秒も33分20秒なども含めてマルティノスに前向きでボールを渡したいことが共有されていて、槙野→宇賀神→マルティノスというのは上手く機能していたと思います。

ただ、奪ってからの素早い攻撃は一定の脅威を与えましたが、川崎にしっかりと4-4-2のブロックを形成された時はほとんどゴール前に近づくことができませんでした。

相手に影響を与える動きやポジショニングに関しては、ここから積み上げて欲しいところですね。


•柴戸海

16分50秒のシーンは、どうでもいい話と片付けてもらっても構わないんですが、個人的には評価してあげたいんで言及します。柴戸の守備の仕方です。

先に動画で見てみます。

J1第14節 川崎戦 レビュー動画⑥


川崎が前進を探りながらパスを回していて、左サイドの登里から中央へ守田へ展開したところでした。

守田は出せるなら中央に入れたいはずです。

そして、守田からの縦パスを受けようと小林が動き出してパスコースを作っていました。

しかし、柴戸が背後の確認をして小林の動きを認知して、本当に1歩、いや、半歩スっと横にスライドしたことで小林のパスコースを消して守田は出せずにサイドへ展開しました。

柴戸を含めた中盤の選手がこの守備をしてくれるプラスの要素は最終ラインの選手で、マークする選手に縦パスが入ったら、マズいと槙野が本来のポジションから離れて前へ飛び出すことは今までによくありました。しかし、大概後手を踏んでしまうので、釣られた格好となり、ポジションバランスを崩されてシュートまで結び付けられるということはよくありました。

なので、中盤の選手が背中で最終ラインがマークする選手のパスコースを消してくれることで、3CBは鎖を繋げたまま釣り出されることなく、次のプレーに対応することができます。

今回は守田に対して青木がしっかり距離を詰めて中央をバッチリ消せていたことも素晴らしかったと思います。ただ、柴戸が先に動いたり、予めのポジショニングがしっかりできていなければ、守田レベルの選手には縦パスを通せたはずなので、柴戸がスタメンで出場することの理由みたいなものは見せてくれたと思います。

情報が少ないので予想は時期尚早ですが、大槻体制における柴戸の重要性は相当大きいと思います。


•前半総括

5-4-1を作りながら中央を消すことを最優先に中盤4枚は近い距離で横幅コンパクトに守ることができていたので、常にボールホルダーにアプローチすることができて、アプローチに出た選手のカバーリングをできているという好循環なサイクルが出来ていました。

しかし、川崎もちゃんと理解していて、そのような対策を練られることには慣れっ子なので、焦れずに横に揺さぶりを続けて、浦和が崩れるのを待っていたと思います。

川崎は浦和対策というよりかは、通常運転で慎重にボールを動かし続けた前半だったと思います。登里のポジショニングは抜群中の抜群でしたね。本当は沢山書きたかったんですが今回はやめておきます。。。

前半は0-0で折り返します。


〜後半戦〜

大槻監督は、「担保」と表現しましたが、基本的に前半やり遂げて0点に抑えられたことは素晴らしかったですが、後半は続けることは難しいことは目に見えていました。

後半は前半のエネルギーの使い方の違いが如実に出た展開になりました。


そして、川崎が前半と変えてきたところは左サイドで数的優位を作ろうとする狙いが強くなったことだと思います。
川崎にとってはお馴染みの形ではあると思いますが、家長が中央〜左サイドまで寄ってきて人数をかけて近い距離でパスを回すことで、浦和のプレスを回避して前進する機会を作り始めました。

50分30秒は左サイドまで寄ってきた家長を絡みながら、ワンタッチ3連続で小林まで届けてボックス外からでしたがシュートまで完結しました。


そして、53分00秒のシーンからから遂に川崎に先制点が生まれました。

長く続いたパス回しを奪われましたが、素早いトランジションで即時奪回してからの再攻撃からでした。

家長が左サイドに流れて5vs5と数的同数でしたが、近い距離でテンポよくパスを回す川崎を止めることができずに、幅を取っていた長谷川にパスが渡り中央にドリブルで侵入されたところから再現性のある攻撃として見られる登里へのボックス脇を取らせるスルーパスを送ってから反対サイドへのクロスを最後はダミアンがゴールを決めました。

最も恐れていた登里&長谷川コンビからの最後はダミアンがゴールするという今季の川崎の目指す形をそのまんまにやられた得点だったと思います。

浦和目線で考えればボールサイドに人数をかけられていましたし、先に動いたり無駄な崩れ方はしていませんでしたが、川崎と対戦していることを考えると、このような連続した繋ぎでボックス内まで侵入される機会は5回は有り得ると想定して試合に臨んでいると思いますので、最後の最後を踏ん張ることがJリーグで最も必要とされる相手に対してダミアンのマークを見失いボールウォッチャーになっていた槙野、宇賀神は少し良くなかったと思います。更に西川もボックスに侵入してきた登里とマークする青木の状況を見て、クロスを予測して狙っても良かったのかなと思いました。

岩波が止まってしまったことや岩武が限定できたのではないかとか、失点したので様々な視点から議論されるべきだとは思います。

では、先制点を動画で確認してみてみます。
J1第14節 川崎戦 レビュー動画⑦


先制した川崎は更に攻勢に出て、55分45秒からは家長が中央に流れてきてチャンスメイクしてから大島の背後へのラストパスに小林のシュート。

更に58分13秒からは、またもや家長が左サイドに流れてチャンスメイクしてから小林→長谷川と浦和の守備陣を釣り出して交わして先制点のようにボックス内まで侵入してダミアンが大外に流れて、再現するかのようにラストパスを送りましたが、今度は宇賀神が読んでいて、戻りながら背中で当てるという巧みな守備を披露してダミアンに届けさせませんでした。


浦和も早めに3枚の交代カードを切って勝負に出ましたが、川崎がボールを保持する時間が続き、浦和が出て来ないなら持つ、出てきたらその逆を突いて出すという展開を20分くらい続けていたと思います。

浦和は前半からの疲労で交代で入ったフレッシュな選手も単発でプレスに出ても回避されることは分かりきっていたので、杉本含めて中々勢いよく試合に入ることはできなかったですし、杉本は高い位置でプレーさせたい選手なので、自陣で奪ったところから攻撃を開始することが多かった試合展開で、杉本を起用したことは少し難しさはあったと思います。一方で先発に起用されたマルティノスは広島戦より川崎戦の方が向いていたと思います。相手の背後にスペースが存在する相手、自陣から攻撃を開始した時のドリブルはマルティノスの武器は魅力的でした。

幸運なことに浦和は前線に多くの武器を持った選手がいるので、相手に合わせて、状況に合わせてスペシャリストを使って欲しいなと思います。そして、全てを器用にこなす興梠と武藤を外しづらいことも最近の試合を見てより感じました。

浦和は何とか打開策を見つけてゴールを奪いたかったですが、ここは今季の課題で、中々効果的な攻撃を披露できずに単調な攻撃で終わることも続きました。試合を通してですが、もう少しWBが存在しているシステムの長所を生かして幅を使いながら、ズレを作らせていく工夫は見せても良かったかもしれませんね。

その中で76分32秒からは、再びの再び家長が左サイドに流れてきて浦和の守備陣を集めさせておいて中央に展開して、ダミアンと小林を使いながら最後はボックス内で守田が決定的なシュート。浦和の疲労困憊がモロに出ていて前半に出来ていたスライドができずに中央をブチ抜かれてしまいましたが、岩波が踏ん張って防いでくれました。

79分40秒からは登里&長谷川の関係性で森脇の身体の向きを利用して、森脇の内側にスルーパスを通して小林に是非決めて欲しかったクロスを送りましたが決められず。

91分20秒からは最後まで動きを止めなかった長谷川が深いゾーンまで侵入してマイナスのクロスに家長が抑えるようにインサイドシュートを打ちましたが枠外。川崎目線では決めて欲しかったと思いますが、宇賀神が視界にしっかり入れてたのではないかと思います。広島戦の4失点目では、良くない守備対応で失点の一因となってしまった宇賀神ですが、この試合は本当に頑張っていましたね。

以上、これまでに言及した後半の川崎のチャンスシーンを全て動画で確認してみてみます。粗い画質なので、家長がどこにいるか分かりづらいですが申し訳ございません。探して見てください。

J1第14節 川崎戦 レビュー動画⑧


川崎が5点は決まってもおかしくない決定機を外し続けていたので、こういう流れってサッカーでは最後に同点に追いつかれるのあるあるだよね〜と家長が外した瞬間に思ってから数分、今日の浦和にはそれは難しいそうだなぁと半ば諦めていたところでの森脇の同点ゴール。執念でしたね。


試合は1-1で終了。


・後半総括

後半は、前半のエネルギーの使い方から浦和が川崎のボールホルダーにアプローチできづらく、スライドも遅れたことと、家長が本来のポジションから中央〜左サイドへ流れてきたことによって近い距離でパスが回ることで、川崎に良いサイクルが常に回っていたと思います。

川崎は今節は2トップでしたが、中村憲剛が出場できないのであれば1トップと脇坂の方が浦和は嫌だったと思います。ボックス内の厚みを考慮しての2トップなのかなと思いますが、ボックス内に人数をかけるより、釣り出させる作業に人数をかけた方が、今季の浦和は弱いので。川崎は選手交代の時間帯と人選次第で決定的な2点目を更に確実に決められたかもしれませんね。

大槻監督が求めた声を掛け合う意識は、相当効果があったと選手達のコメントで見られました。中継を見ている側だと中々分かりづらいですが、頑張り屋のマルティノスが、ある程度守備に全うできていたのも宇賀神の声が相当効いてたようです。


〜データと雑感〜

川崎サポーターではないので他人事ですが、この90分の内容と決定機を作って勝てなかったことは、かなり残念というか勿体無いですよね。90分を計算して浦和が次第にズレてくれるのを待ちながら、後半序盤に先制できて、その後もチャンスを作れておきながら決め切れなかったことはかなり残念だと思います。チャンス(xG)が2.86(前半0.88,後半1.98)というデータで分かる通り3点は決まって良かったんですよね。ちなみに浦和は0.49(前半0.11,後半0.38)。

浦和はボックス内へのパスが14回。そのうち正確性が6回の43%でした。この数字は名古屋戦と全く同じです。ちなみにボールを保持できた広島戦は23回で正確性が13回、北京国安戦は19回で正確性が12回でした。シュート数の内訳は、ボックス外からが5本、ボックス内は4本でした。積極的ではありましたが、ゴールするまでにはまだ遠かったという印象は受けました。

ただ良い守備から、良い攻撃に繋がるのは序盤の展開から強く感じさせてくれました。オフサイドになったもののネットを揺らしたり、川崎を後ろ向きで守備させる状況を作れていた序盤戦は奪う位置も高く、効果的な攻撃もできていたと思います。

浦和はデュエル勝率が29%でした。
30%を下回ったのは今季のリーグ戦で初めてでした。
川崎との大きな違いが出たのは地上デュエルで川崎は42%、浦和は25%の勝率でした。


この勝ち点1が優勝争いで効いてくるか、残留で助かったと思うポイントになるかはこれから次第ですが、連敗を止められたこと、間違いなく一旦は1位まで到達する川崎の勝ち点を2奪えたことはとても良かったと思います。


〜監督交代〜

先ずは、中5日以上空いた試合が1ヶ月半ぶりだったので、コンディション面では準備万端でこの試合に望めたと思います。急造の大槻監督にとっては、そこは助けられた部分ではあると思います。

プレビューで言及した通り、この試合で大槻監督を良いようにも悪いようにも評価してはいけないと思います。でも、この試合を前回までと比較して3日間で何を変えようとしたの?って考えたときに、先ずは、選手が変わっていますよね。この試合は監督が変わったと言うより、選手が変わったから前回までとは違う印象を受けたのかなと思っています。大輔先生と岩波とではまた得意なところが違いますし、長澤とマルティノスでは持っている武器も違います。エヴェルトンと柴戸もそうです。更に今節が川崎戦であったことも頭を悩ませます。川崎に近いタイプのチームとして名古屋が考えられるので3節前に戦った名古屋戦とデータを比較すると走行距離は基本的には信頼していませんが、川崎戦と名古屋戦との走行距離はほぼ変わらず。ブリーラム戦帰りでスタメンを入れ替えなかった時と川崎戦はほとんど変わらずで、むしろ前後半単位で考えるなら、1番多い走行距離は名古屋戦の後半戦でした。その他のデータもガラッと変わったというデータはありません。

で。

北京国安戦ではレビューを見て頂いた方は分かる通り、ボールを保持しないところから、守備に重きを置いたところからリズムを作ることが出来ていたと。

浦和のリーグ戦4連敗はラストで負けたジュビロ戦とメンバーをガラリと入れ替えた湘南戦を除いた残りの名古屋戦と広島戦では、前半の立ち上がりに自分たちがボールを保持して失敗したところから失点していると。

つまり、今の浦和はボールを保持しない時の方が自分たちのリズムは作れていることが結果にも内容にも現れています。

川崎戦ではスタートは勢いよく出ましたが、基本的には守備に重きを置く、重きを置かざる得ない状況になったので、今の浦和には向いてる状況だったと思います。

結局、何が言いたいかといえば、この試合で何かを、誰かを評価するのは無理です。
それでも、多くのサポーターの意見を見てみるとかなり変わった、好印象な意見の方が多かったと思います。ただ、データでは変化は見えなかったことが事実で、何がそのような心境にさせたかを考えた時に、選手が入れ替わっていることが最も大きいのではないかという結論に辿り着きました。

監督が代わったので、前回までの試合がオリヴェイラ監督の試合で、川崎戦は大槻監督の試合という位置づけになりがちですが、全てが浦和レッズの試合であるという視点が重要なのではないかと思います。その中に占める監督の存在が大きいのであれば、監督が変わることで、色を変えて、筆を変えて、水も変えて新しい絵を作るのでしょうが、その期間が三日間しかなかったので、何度も何度も繰り返しになりますが、監督が変わったことの評価はできないですし、今回が川崎戦であったことも考えを中途半端にさせていると思います。

まとまらずに書いてすいませんでした。

ボールホルダーにアプローチさせることを徹底させたり、WBの使い方などポジティブな点を発見できたことは事実です。


さいごに

川崎戦をもって2週間の代表ウィークです。
3月の代表ウィーク以降のリーグ戦の10試合の成績は3勝2分5敗でした。

今回のリーグ戦10試合の中でも大輔先生の起用で攻撃面に変化が見られたこと、長澤のポジショニングの向上したところから、ゴールシーンに多く関与→湘南戦で先制ゴール→ACLの話になりますが大一番でMOMの活躍という課程を描いたように全てを悲観する、悪い方に傾いてはない状況であったとは思います。

次の代表ウィークまではリーグ戦11試合です。
大槻監督の言う戦術的な積み上げがどのようなものかを楽しみに経過を見てみたいと思います。

3月の代表ウィーク明けのFC東京戦から考えると、浦議さんに転載して頂いたことを中心に多くの浦和サポーターに読んで頂けるようになり、議論の一端に使って頂けるようにもなりました。本当に嬉しく思います。これからも、多くの浦和サポーターの1つの考え方として捉えて頂ければ幸いです。

今回も読んで頂きありがとうございました。

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