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【PJCS予選#1】荒ぶるドブベトン

こんにちは、ぺぽ(@pepo_poke1010)です。
PJCS予選お疲れ様でした。
佐藤かえでさんに誘われてしゅうかさんのドブベトン考察鯖に参加させていただいた縁もあって、PJCSには、たくさん考察できたドブベトンで挑みました。
「初手ドブベトンが出せない!」なパーティにドブベトンを出すためにウーラオスを採用している構築です。

24戦しか潜れず、結果は2496位(1592.96)と奮いませんでしたが、15勝9敗、勝率62.5%*、ドブベトン選出は23/24試合と比較的高い選出率と勝率を出せたので、ドブベトンの立回りを書き残すために記事にしましょた。
実際の立ち回りは「選出パターン・立ち回り」に書いてあるので、そちらだけでも興味があれば御覧ください。

タイトルは、アラブルタケという最強の寿司対策ポケモンに辿り着いた喜びを表しています。

構築紹介

練習しても上手に使えなかったので「じこあんじ」と「カラミンゴ」を封印したベトベトンワンマンパになりました。
持ち物・テラスの横の数値はU値*です。

*想定のされづらさ。
値の目安は
 0付近:まぁそれだよね
  〜1:それもいる
  〜2:たまにある
  2〜:そんなん考慮しとらんよ

ポケモンエントロピーの定義とU値

(以下常体)

ドーブル@きあいのタスキ

持ち物:きあいのタスキ(0.470)
テラスタイプ:ゴースト(0.462)
特性:ムラっけ
配分:ようき A 4, D 252, S 252 *H, B個体値0
実数値:115-41-40-36-97-139
技:しおづけ(圏外)、このゆびとまれ、ワイドガード、ファストガード(圏外)

☆ TOD対策にH個体値0、ダウンロード対策にB個体値0でD振り切りのドーブルを採用。Dに振り切っているためタキオンカッターを耐えることも。
☆ ベトベトンの横でベトベトンの積む隙を作るのが役割。
☆ 補助技は、胞子(採用率1位)は対策されることが多く、またアドが稼ぎづらいため、思い切って指+ガード2種に。ファスガを採用したことで、ドブベトン以外の出し方でも動かしやすかったことがポイント高め。
☆ 攻撃技は負担をかけられる塩漬けを採用。ドーブルが倒されても残るので、交代を強要して手番を強引に作れた。

1匹いるだけで相手の思考がバグるので今後も採用しても良いかもしれない。

アローラベトベトン@たべのこし

持ち物:たべのこし(0.338)
テラスタイプ:ゴースト(2.313)
特性:かがくのちから
配分:しんちょう H 228, A 4, B 4, D 156, S 116
実数値:209-126-96-76-154-85
技:はたきおとす、どくどく、ちいさくなる、みがわり

☆ 残飯の回復効率を最大化、かつ弱点が飛んでくることが多いためHP:16n+1
☆ バンギやガエン、相手のベトンより先に小さくなるや身代わりで叩きを防ぐためS 85
☆ メガネ神を前にこの指を強制されずワイガを打てるよう、活性メガネテラスムンフォを耐えるまでD振り
☆ 聖剣が天敵なのでゴースト。普通はヘビボン意識で水テラ。
☆ 技は、ワンマンのため長期戦になりやすく、泣く泣く守るを切って毒毒を入れる。

個人的に身代わりは必須枠。最大まで積んでも1/3は当たることと、必中のあくびや威嚇をシャットアウトできることが理由。

水ウーラオス@こだわりスカーフ

持ち物:こだわりスカーフ(0.411)
テラスタイプ:みず(0.259)
配分:ようき A 252, D 4, S 252
実数値:175-182-100-×-81-163
技:すいりゅうれんだ、インファイト、アイススピナー、とんぼがえり

☆ ドブベトンを処理できるカミイーユイやトルネランドが見えるとドブベトンを出しづらい、というところから採用。役割対象に仕事をしつつ、ドーブルが倒される前にベトンを降臨する必要があるためスカーフ持ち。
☆ 初手にドーブルと出てドブベトンの苦手な対面か確認。蜻蛉してベトンを出す。
☆ 表トルネランド、裏に草タイプ、みたいな構成で出されたときに打てるアイススピナー

抜群のアイススピナーより等倍の水流連打の方がダメージが大きいのは忘れないようにしないと

キラフロル@パワフルハーブ

持ち物:パワフルハーブ(0.299)
テラスタイプ:くさ(0.266)
特性:どくげしょう
配分:ひかえめ H 4, C 252, S 252
実数値:159-×-110-200-101-138
技:メテオビーム、ヘドロばくだん、だいちのちから、ニードルガード

☆ ドーブルの後に出てきて毒菱を撒く。
☆ メテオビームで打点を出せたら万々歳。
☆ 毒にならない鋼に刺さる大地の力。

ビエラさんの動画で圧倒的な火力を誇る控えめキラフロルがワクワクしたので採用。臆病であってほしい場面はなかったので正解だったと思う。

エンテイ@いのちのたま

持ち物:いのちのたま(1.745)
テラスタイプ:ノーマル(0.615)
特性:せいしんりょく
配分:いじっぱり H 4, A 252, S 252
実数値:191-183-105-x-95-152
技:せいなるほのお、しんそく、じだんだ、まもる

☆ ベトンの横は単体性能の高いポケモンを置くことが重要なので採用
☆ 守れるエンテイは強いので珠採用
☆ アローラベトベトンが積む余裕を作るため高圧的な意地ASで負担をかける

ベトベトンが倒されてもエンテイ@1で何やかんや倒せるポテンシャルを持っていて偉かった

アラブルタケ@ブーストエナジー

持ち物:ブーストエナジー(0.683)
テラスタイプ:どく(0.733)
配分:わんぱく H 164, A 4, B 252, D 12, S 76
実数値:207-148-166-x-121-85
技:タネばくだん、かみくだく、くさわけ、キノコのほうし

☆ H16n-1、B特化、S85、残りAD
☆ 🆚寿司最終兵器。圧倒的硬さとタイプ、天然で無視できないBブーストで胞子で眠らせつつ体力を削る。
☆ 物理に対して無類の硬さを誇るので、寿司がいなくても気軽に出せる良さがある。
☆ 余裕が結構あるので草分けで積んで上から胞子を打てるようにするのがいい。2回積むと100族を抜けて、3回積むとツツミも抜ける。臆病最速シャリタツのスカーフ(220)を抜くには4回詰む必要がある。

結果を見るとポケモンランキング144位のマイナーポケモンでした。

選出パターン・立ち回り

基本的に「ドブベトンが出せない」という泣き言は言わずに出していくスタイル。

基本選出①:ドブベトン+フロル+ウーラ/エンテイ

先発
ドーブルで妨害しつつベトベトンを積ませる。
ベトベトンは小さくなる⇨身代わり⇨小さくなる、と積んでいく。基本はドーブルのサポートがあるうちに小さくなるを積んで身代わりを出さなければならない。

ドーブルが倒れたら
キラフロルを出して、毒菱を撒いて後発のスイープ力とTOD対策をしていく。
ここからのプランは、可能な限り相手の残数を減らすことなので、満遍なく削るより「落とせる方を落とし切る」という選択肢を選ぶこと。
最悪ベトンと相手の1on1のTODに持ち込む必要があることを常に意識して、相手のHPの合計値を計算すると良い。⇨ TODの詳細はこちら
なお、こちらのHP合計値は、ウーラなら658、エンテイなら674。

基本選出②:ドブウーラ+ベトン+フロル/エンテイ

「ドブベトンが苦手な対面があると出せない」という点を解決するための蜻蛉ウーラ選出。中でも雨パやトルネランド、カミイーユイでドブベトンを処理しようとしてくる相手が見えたら積極的に出していく。

先発
単純に、苦手な相手を上から水流連打で倒してから考える、というスタイルだが、基本的には相手も対策ポケモンを倒されたら困るので、裏に控えた対水ポケモンを出される。だからまずは蜻蛉でベトンを出す。
ドーブルがファスガをすると、ガオガエンを処理できることは覚えておくと良い。

ドーブルが倒れたら
キラフロルがいればキラフロルを出す。毒菱を撒いて、ウーラのスイープ力をサポートする。
エンテイを選んでいれば、状況に合わせて好きな方を出す。基本的には打ち分けられて守るのあるエンテイのほうが出て行きやすい。
他の情報はドブベトンの時と同じ。
なお、HP総量はキラフロルなら658、エンテイなら690。

トルネウーラは不利対面なので最初からドブベトンで出したい。どうしても出す時は、ワイドガード+トルネ方向に水流連打。相手は水流連打がドーブルに飛んでくる。トルネの追い風ならまだよし、木枯らしだと負けるので、ワイドガードは必須。

対・寿司:ドブベトン+アラブルタケ+ウーラ/エンテイ

基本的に寿司VSドブベトンは不利対面。当たったら何とかして勝ち筋を探す必要がある。長期戦でパターン化された動きはないが、大まかには次のとおり進めていく。

ヘイラッシャが既に出ている場合
☆ ヘイラッシャが既に出ているならヘイラッシャに塩漬けを入れることを何よりも優先することが重要。
☆ ベトンの優先度は「ヘイラッシャへのハタキ」⇨「身代わり設置を優先しつつ積み」。ヘイラッシャの突破を優先しつつ、突破後の活躍を期待して積み始めること(ヘイラッシャが地震を選択する圧力にもなる)。
☆ 裏から出すのはアラブルタケ。Bブーストを縦に胞子でラッシャを止めつつ、草分けでS上昇してタネ爆で負担をかけていく。塩漬けになっていなかったり、あまりにも固ければ噛み砕くでBダウンを狙う。
☆ 胞子で時間を稼ぐために毒にはしないほうが良い場合が多い

ヘイラッシャが裏に控えている(気がする)場合
☆ 普通にドブベトンを開始する。ただしゆくゆく寿司対面でTODを狙う可能性もあるため残数を減らすことを優先すること。
☆ ドーブルが落ちた後はウーラ/エンテイを出しておく。ヘイラッシャが見えるまでアラブルタケが削れないようにすること。

裏選出:ドブウーラ+エンテイ+タケ/フロル

選出
水ポンやバレル、ゴリラなど、ウーラ受けができそうなポケモンがいる時はタケを出せるといい。

行動
スカーフウーラの攻撃を通すだけ。
ガエンやゴリラの先制技はファスガ。ハバカミはこの指警戒でシャインを押してくるのでワイガ。ウーラ圧力からウーラ狙いの行動をわれがちなところはこの指でフォロー。ウーラ受けに出てくるポケモンにはタケを後出ししつつ塩漬けを入れる。
全体としてエンテイ・ウーラで相手を処理する対面的な動きになると思います。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

おそらく#2はドブベトンではいかないものの、ここで学んだ立ち回り関係の動き("倒したい"ではなく"倒せる"を倒すときがある、敢えて倒さない、TODに向かう立ち回りなど)はかなり自身の力になりました。

…とはいえ、ワンマンドブベトンの良いところは、スタンの残り2枠にそのまま入れられること。なので今後も残り2体が決まらないときは入れてみようかな。

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