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京都ひとり旅⑤ 相国寺承天閣美術館で勉強不足に反省

2023年12月上旬、一泊二日の京都ひとり旅に行って来ました。

旅のルートです。
1日目 福田美術館→嵯峨嵐山文華館
2日目 養源院→智積院→相国寺

今回はこの旅の最後の目的地、2日目に訪れた相国寺です。

……………
最近読んだ本の中に相国寺のことが少し書いてありました。

・将軍が死んだ後、金閣寺や銀閣寺の資産管理をしていたのが臨済宗の相国寺だったそう。

・臨済宗は武家社会、つまり政治や権力とのつながりが強かった宗派なんだとか。

読んだ本はこちら↓

おもしろくて一気に読みました。

……………

さて、京都駅から約10分、烏丸線(地下鉄)で今出川駅に着きます。

下車すると、相国寺に向かう途中に同志社大学がありました。

校舎がかっこいい

はるか昔、高校の同級生が受験してた気がする。もう名前も覚えてない…

にしても同志社大学、かっこいいです。

(ちなみに今出川駅は京都御所の最寄り駅でもあります。)

門からが長い相国寺美術館

同志社大学を過ぎるとすぐに相国寺の案内板があり、分かりやすかったです。

特別拝観もやっていました

私の目的地はこちら↓

相国寺承天閣美術館へ行きます

進んで行くと数カ所に案内が立っていました。宝探ししてる気分になります。

まっすぐですね。

まだ着きません。
途中、法堂の前を通りました。

親子で散歩でしょうか。
こちらの親子、帰りにも目にしたのですが、法堂の前でゆっくりしていました。ホッコリします^ ^

また看板を発見

そろそろかな!
(昨日から歩きまくってるアラフォーなので、そろそろじゃないと足が保たない!)

来ました!テンション上がります。

すぐに美術館入り口かと思いきや。
まずは、お庭を堪能するコースが続いていました。

美術館の入り口はまだ見えません
紅葉の絨毯が広がっていました

うーん、キレイなお庭…でも、足が…
なんて思っていたら、やっと辿り着きました♪

若冲の動植綵絵を目の当たりにする

第一展示室に入ると、美術検定のために何度も開いたあの「日本美術史」に載っている動植綵絵がズラリ!

30幅and釈迦三尊像3幅、全てありました。

うわぁ、すごい!

の一言。

ただこちらの展示はすべてコロタイプ複製とのこと。

コロタイプ複製?

ちょっと調べてみました。
……………

・コロタイプ複製とは、写真印刷の一種で19世紀中頃フランスで生まれた技術。

・原寸大で撮影されたネガを使うので正確な再現が可能。

・顔料を使うので耐久性も強く色褪せない。

・100年以上前から文化財複製に使用されてる。

あとは、専門過ぎて分からなかった(・_・;

……………

ホンモノは、12月24日まで宮内庁三の丸尚蔵館で12幅観ることができるみたいです。
(今は第1期で、第4期(2024年5月21日〜6月23日)にも動植綵絵の展示があるみたいです!)

すごいなぁと思って観ていたのですが、何かゾクゾクする。

そういえば、私はニワトリが苦手です。
羽の模様が苦手なんです。

若冲が得意とするニワトリも「日本美術史」の表紙も、あまり好きにはなれません。ぞくっとしてしまう。

ぞくぞくしながらも、頑張って鑑賞です。

群魚図や貝甲図、老松鸚鵡図、薔薇小禽図などは本当に図鑑のようでおもしろかったです。それに、小禽が木や花の合間で戯れている様がとてもかわいい^ ^

立ち止まらずにはいられない応挙の大瀑布図

展示の第三章は「応挙の画技」というタイトルでした。

そこでものすごい存在感を放っていたのが「大瀑布図」でした。

パンフレットより

天井まで見上げる大画面です。

轟々という音と共に水しぶきが飛んでくるイメージがはっきりと頭の中に描かれました。

錯覚に陥るってこういうこと⁈

圧巻!黒一色で、こんなダイナミックな大きな絵。

私の中で、「芦雪の師匠様」(芦雪のことが好きなので)だったのが「円山応挙」に変わりました(←失礼過ぎますね。ごめんなさい^^;)

まとめ

正直に言うと、この展覧会は美術ビギナーの私にはハイレベルでした。

どこをどう観たら良いのか、まだまだ勉強不足です。

いちばんイタイのが、図録もなく、写真もNGなので、何を観たのかも忘れてしまうこの頭。涙

展覧目録をもらっておいて良かった。↓

大瀑布図だけは覚えてた 笑

それでも、どの絵がどの作品かなんて覚えてないし、その時その時で思ったことがあったはず。

メモを取れば良かったと大反省です。(えんぴつは持っていたのですが、取り出してメモをする勇気がなかった 涙)

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相国寺がこの旅の最後の目的地でした。

京都駅に戻り、最後にこれを食べないと帰れない!と食べたのがこちら↓

改札中の宝泉さん
抹茶アイスクリーム

ここまで読んでいただき、ありがとうございます♪

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