インド占星術: 水瓶座ラグナとナクシャトラ
今日はインド占星術のnoteです。
先日、鑑定させていただいた方のラグナを検討してみます。
ラグナとはアセンダントとも言われ、生まれた瞬間に東の空にある星座のことを言います。
水瓶座ラグナ
仮にAさんと呼ばせていただきます。Aさんは女性で40代半ばの方です。
おっとりした感じで、カパの要素が多そうです。
Aさんのラグナについて
水瓶座ラグナで、Ke(ケートゥ)とコンジャンクトしています。
支配星の土星は8室に在住しています。
反対側の7室から木星と火星のアスペクトありです。
ここからイメージするのは…
・ラグナにKeなので、内向き、ちょっと変わった人、直感が鋭い方。
・8室にLL(ラグナロード)である土星がいるので、研究者っぽいような、オカルトや隠された教えに興味があるような、こだわりもあるのかなぁという感じ。
・1-7軸は対人関係の軸で、Ra-Ke軸になっていて、木星と火星のアスペクト(影響)があるので、対人関係はいろいろありそうだけどそこで努力できる人。
という具合です。
高校生の頃から仏教に興味があり
実際のAさんはというと、高校生の頃から仏教に興味があったようです。
ですが、ちょっと変かなぁと思っていたらしく、ご両親に言えなかったと言っていました。
そして、現在はシュタイナー教育に興味があり数年前にはドイツに学びに行ってきたとのことです。
やはり、8室の土星がそこに導くのでしょうか。
それから、よく友だちから「変わってるよね」とか「個性的だよね」と言われることもあったと言っていました。
これは、Keがラグナにいるからしょうがないのかな^^;
けど、その方の持ち味、強みでもあります。
仕事についてもお話したのですが、今は上司との関係に困っているようでした。だから、独立したいとおっしゃっていましたが、うーん。
もう一踏ん張りした方が良さそうです。そこに魂の成長のヒントがありそう。
お話を伺って思ったナクシャトラの影響
Aさんのアセンダント(ラグナのこと)のナクシャトラ(月の運行を基準にした区分)はプールヴァ・パドラパダです。
プールヴァ・パドラパダは木星が支配星です。
水瓶座支配の土星とプールヴァ・パドラパダ支配の木星。2つの異なる力が働きます。
例えば、暗さと明るさ、火と水、熱性と冷性、男性性と女性性です。
お話を伺っていて、引越しや移住をしたい、転職をしたいなとど、何かを探し求めているように感じました。
外に探し求めることをやめ、内側にある知恵に目を向けて
けれど、プールヴァ・パドラパダは水瓶座の支配星である土星が人生の目的を達成させてくれないのです。
なぜかというと、まだまだ今生で学ぶことがあるから。
もう少しで魚座に入って魂はそろそろ熟したい感じなのですが、土星がそれをさせまいとします。
まだまだ、責任や自分を見つめる必要があるよと教えてくれています。
そして、プールヴァ・パドラパダの支配星である木星は何をしているのかと言うと、見守ってくれています。
さすが、グル(師)です。
なので、プールヴァ・パドラパダの人は学べば学ぶほど満足できない、捉えどころのない答えしか得られない、ということになってしまいます。
Aさんの場合はここにRa-Ke軸も絡んでいますので、より強調されているようです。
問うことをやめて、これまでに培ってきた自分の内側にあるものを消化していかなければなりません。
それが、魂の成長の近道かもしれないです。
まとめ
1番の目的は自分の興味ある分野の研究
水瓶座ラグナのAさんについて検討してみました。
Aさんの1番やりたいことは、きっと興味のある分野をとことん研究することなのだと思います。
けれど、今生取り組むべきこととされるRa-Ke軸が対人関係であり、土星がまずはここをがんばるんだよー!とストップをかけて魂の成長を促してくれているように見えました。
木星と火星のアスペクトで努力できそうなので、吉です。
そして、それを見守る木星様。
木星の影響があると言うのは、いつも何だかホッとします。
……………
壮大で難しいと言われるインド占星術を学び始めてまだ浅い私です。なので、検討の仕方もまだまだ浅いと思います。
自分の学びのためにnoteを書いています。温かい目で読んでいただけるとありがたいです。
また、それでも鑑定してもらいたい、学びに協力してあげようという方がいましたらぜひコメントくださいませ。
参考にしている教科書は私のインド占星術の師匠のテキストと、こちらの本です↓
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