見出し画像

らんまん 第10週

こんにちは。

第10週「ノアザミ」


はじまりました、汗と墨と怒号の印刷所編。

いい格好した坊ちゃんがいきなり、「ここで働かせてください!!!」って乗り込んできたらそりゃビビるわな。
万太郎も真っ直ぐすぎる人で、話の導入や事のいきさつなどはすっ飛ばしてすぐ本題をぶつけてしまうので、初対面の人や付き合いの浅い人からは色々と誤解されやすい。
きみの精密な植物画を持ち込んで実際に描いて見せたり、まずは学会誌を作って、最終的には植物図鑑を作ってみんなに植物のことを広めたいという夢の話をしていればもう少しスムーズだったんじゃないかな。
でも万太郎って彼の人となりが段々と見えてきた頃に、不思議と可愛がられる魅力を持っているよね。
自分はいいとこのボンボンだって鼻にかけることもないし、謙虚さも持ち合わせている。
なんだかんだ、印刷所の人たちが面倒見の良い人たちで良かった。

石版印刷って、ああやってやるんだ!
全然知らなかった。たいへん勉強になりました。

岩下さん、めちゃめちゃ雰囲気あると思ったら実際に漫画家さんなんだ…へえ…



今週の癒し枠



万太郎と竹雄の関係って、相棒であり、兄弟であり、親友であり、若旦那とお目付役であり、良き理解者であり、師匠と弟子であり、時に母子のようでもあり、長年連れ添ったパートナーのようでもある。
お互いに万太郎離れ、竹雄離れする日は訪れるのかどうなんだ。



今週のおっ母さん、すっごく良かったな〜かっこよかった。
自立していて、自分の芯をちゃんと持っている人はかっこいいし逞しい。
娘がどんな選択をしてもただ幸せであることを願うおっ母さん、いいね…
万太郎と高藤に色々振り回されて揺れ動くおすえちゃんへのアドバイス、響いた。
「あんたはね、男の人のために居るんじゃないの、自分自身のためにここにいるの、だからね、自分の機嫌は自分でとらなくちゃダメなの」
は、自分は自分が主人公の物語を生きるのよっていう熱い言葉で良かったけど、
「(万太郎に対し)その人は前ばかり向いてるんだろう?立ち止まってあんたを振り返って一緒に読んでくれるかねえ」
もさすが鋭いなと思った。
きっと、おっ母さん自身もこう言えるようになるまで、色々な苦しみがあったんだろうな。「妾冥利に尽きる」ってとこであー…となってしまった。

万太郎と一緒になってからのおすえちゃんは、とにかく金策に走って、家のために働き通した苦労人、最後は疲労が祟って身体を壊してしまうけど愛があれば幸せオールオッケー、家のためにすべてを捧げますみたいな描かれ方にならないかちょっと不安だったけど、この展開を見ていると、おすえちゃん自身のキャラクター(彼女自身何が好きで何に興味を持っているか何を感じているか)を丁寧に描いてくださっているので心配しなくても大丈夫そうな気もする。

来週以降も楽しみです。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?