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ついにサバランを食す

昨年のこと。
みらっちさんがこのような企画を立ち上げていました。

読めば読むほど気になるお菓子、サバラン。
甘く危険な香り、サバラン。

調べたところによると、レッドデータブックに載るぐらい、絶滅危惧種らしく、老舗の洋菓子店などで生存が確認されているらしい。
なんとなくあそこならあるのではなかろうかと思い当たるケーキ屋さんが地元にあるので、ネットで下調べをしてみました。

おお、確かにあるらしい。
隠れnoterとしてはnoteで見たとは言えないので、家内に「会社でちょっと話題になったんだけどさぁサバランって知ってる?」と尋ねたところ、なんと大好きだとの答えが、しかもやはり最近は見かけたことが無いという答えも返ってきました。

そこで、あのケーキ屋に無いかね?と聞いてみたところ、そういえば以前友人からあのケーキ屋には売っているが、毎日あるわけではないと聞いたとの事。
じゃぁ、近いうちに行ってみようという事になりました。

年末はなかなか時間が取れず、今日念願のケーキ屋さんへ行ってきました。
店構えからしてこんな感じ。
地元仙台に古くからある ガトーオバラ洋菓子店 さんです。

そしてこのお値段!
こだぬきポンポコケーキも気になるところ

売ってるといいなとお店に入ると、ショーケースの真ん中に鎮座ましましていました。

丁寧な注意書きまで
隣で見切れているのが、こだぬきポンポコケーキ

洋酒が入っています。子供さんはダメ、18才以上大人向きのケーキです・・・だよね。食べられるかしら。

というわけで、念願のサバランとこだぬきポンポコケーキを買ってきました。(いつの間にかこだぬきも念願だったことに)
おまけで小岩井農場のレーズンバターまで貰っちゃいました。
なんだろう?初売り的な感じ?

見た目は普通のケーキ


危険な食べ物には見えない

紅茶を入れて早速食べてみました。
パクリ・・・おおっ、大人の味という感じで美味しい。
フォークで切ると、ジュワっとなんか汁が下に出て来るけど、切り終えて圧が無くなるとスポンジに吸い込まれていく・・・
スポンジには思いのほかたっぷりとシロップが含まれています。

確かにお酒感は強いけれども、アルコール分はかなり薄いと感じました。
何故ならお酒がダメな僕は、アルコールが食道を通ると、焼けた鉛が通るように猛烈に焼けただれるような感じがするのですが、それが弱いのです。
これがいわゆるシロップに近い系のものなのだと思います。
アルコール分があるせいか、くどい甘さは感じません。

ただ、一個食べると危ないと判断して半分でやめて、残りは家内が食べる事になりました。
一人一個ずつの予定でしたが、半分ずつにして明日も食べる事にしました。

***

年末に録画した、鎌倉殿の13人の総集編の最終回を見たのですが、丁度毒を盛られたの、実はただの酒だのというシーンでフラフラと軽いめまいがしてきました。
気のせいか動悸もしています。いや気のせいでは無い、こめかみが脈打ってます。
ああ、さっきのサバランの毒が回ってきた・・・・
やっぱり弱いとはいえ、アルコール耐性がゼロなので、結構効いてきます。

美味しいけれど危ない、妖しい魅力を持ったお菓子サバラン。
癖になりそうです。

おしまい

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