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産んでしまって、思う事

ずいぶん間が空いてしまったが、男児を出産して2カ月が経った。正直なところ、毎日朝が来るたびに憂鬱な気持ちが押し寄せてくる。

「人生、舐めてたな」36歳、結婚して7年。私が成し遂げてきた事、築いてきたもの、とは……。あれ?いっちょ前にオトナとして生きてきたつもりが、実はフワフワと漂うだけの日々だったようなのだ。

結婚というライフイベントは、思えば大きな変化ではなかった。自営の夫婦、各々仕事の納品に合わせて明け方まで作業をしたり、その後は昼すぎまでベッドで休息したり。炊事洗濯は仕事の次、二の次。

今夜は作る気力がないからデリでいいよね、洗濯物が溜まってきたけど明日でいっか。あ、今日は時間が、できたからルミネに買い物に行ってくるねー。

……一体どれほど漂うままに気ままに日々を消費してきたのだろう。人生をルーティン化して生きたことがない。今なら痛い程わかる。本来であれば、結婚と同時に、それより前に学ぶべきだったのだ。

そして今。「自由に漂える時間」そんなものは皆無だ。突然現れた圧倒的乳児の生命リズムにただただひたすら従う日々。明け方から深夜まで、ひたすら3時間おきのミルク。3時間おきとは言え、調乳(私は母乳派ではない)、授乳、ゲップ出し、吐く、その周辺処理。実質45分はかかる。実質ワンミルク2時間15分。を、1日に6〜7回だから、えーとえーと……(計算放棄)

とにかく時間がない。自ずと生活にリズムが生まれ、否応なしに家事に育児に身体を動かさなければならない。超苦痛。でも実はこれって、大半の家庭では当然に行われているサイクルなのかも。

しかもこれから子が育てば、料理や弁当、裁縫や行事イベント、日々単位、月単位、年単位のサイクルがわんさかと押し寄せるだろう。その時、私は……。(絶望)考えるだけで猛烈に泣きそうになる。これまで疎かにしてきた日々が悔やまれる。

将来子どもを持つ予定のある人たちへ。(特にフリーランスガッツリタイプの方へ)今のうちに生活を丁寧に、ルーティン化しておいたほうが絶対に後がラクです。24時間サイクルを超えた怒涛のような仕事の処理能力、あんまり子育ての役に立ちません。

とにかく赤ちゃんとのホンワカハッピーライフ、そんなに甘くはありませんでした。次にポストする時までには、少しは余裕のある日々が送れていますように……。

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