いや、イヤホンで聞いたらもうね。

私はラジオリスナーである。
平均毎日2番組ぐらい何かに追われるように聞いてる。
主に通勤途中に。
2022/05/15
有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAME
は聞くのが怖かった。
ただ聞かなくてはならんと勝手に思っていた。
どうせ次の日には、ネットニュースなりワイドショーなりで
有吉がこう言った。こんな感じで追悼していた。
と、文脈も本人の意図もまったく無視して取り上げられるのがわかっていたからである。
そんなもんが勝手に耳に入ってくるのであれば、自分で聴こうと。
とりあえず通勤途中で車の中で拝聴した。
正直今月のアシスタントがデンジャラスの安田(敬称略、以下同)だったらよかったなぁ。とか思っていたが、まぁなんか妙にスカすことなくしっかりとこれ以上ない追悼で、まぁ、車の中で涙が溢れた。

会社についてからもう一回ちゃんと聴き直そうとイヤホンをつけて最初から再生してみたらなんというかもう嗚咽してしまった。

スピーカーからは聞こえなかった心の声が溢れてきてもうちょっととんでもなかった。
内容が内容だけにこれがギャラクシー賞などを獲ることはないだろうし、誰かと話すことでもないのだが、誰かの目に止まって誰かがこの回をイヤホンを挿してちゃんと聴いてみよっかなと、思ってもらえるなら幸いである。

アルコアンドピース酒井はどんな誤解を生んでも構わない、先輩のために努めて明るく、おっきな声で突っ込もう、という決意が伝わってくる。

宮下草薙の草薙もまた、先輩のためにとにかく相槌を一生懸命打とうという思いが感じられた。
またこの草薙の相槌が優しくて、一生懸命でとにかくたまらない。
好きになってしまった。

涙をこらえながら、唾を飲み込みながら必死で喋りながらところどころなんとかしてボケる有吉と、明るく突っ込む酒井、声を出して笑う草薙。

冒頭、追悼漫談を無茶振りされて、ノープランにも関わらず素直になんとか応えようとする草薙とそれを突っ込みながら止める先輩2人。

素晴らしい3人だなぁ。
きっと上島竜兵の優しさが蔓延していてきっとこうやってこれからもずっと優しい人たちがつながっていく事務所なんだろう。

もうほんと、書くことがありすぎて終わらないけど、
ほぼほぼ誰の目にも止まらない記事なのは承知しているけど、
これを読んでくれる人がいるのであれば、
イヤホンでこの回を是非、聴いて欲しい。

アクセス稼ぎの目に留まりやすいタイトルをつけ都合の良いとこだけを掻い摘んだネットニュースの書き起こしではまったく伝わらないことがわかってもらえるはずだから。
ラジオリスナーでよかった。


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