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エスパニョール 23-24シーズン選手紹介

23-24シーズンのエスパニョールの選手紹介です。
エスパニョールってどんな選手がいるのかと気になるときに是非。
今シーズンは大黒柱の移籍が続き、困難な状況ですが、1年でのプリメーラ復帰を目指します。


画像引用元:RCD Espanyol (https://www.rcdespanyol.com/)​

GK 1 ジョアン・ガルシア

カンテラーノGK。パチェコの地位を脅かすには至っておらず、PSMでは得意のビルドアップでのミスから危うく失点のピンチ作り、信頼が低下している。アンヘル・フォルトゥーニョの台頭により、2ndGKの立場も危ういか。

GK 13 フェルナンド・パチェコ

昨シーズン冬にアルメリアから加入。加入後すぐ正守護神の座に収まり、今シーズンもその地位は安泰であろう。開幕戦からいきなり2本のPKをストップするなど実力の高さを示し続ける。ビルドアップ、キック精度が優れているわけではないが、GKとして求められるセービングの能力はジョアンと比べて数段上のため、スタメンは揺るがない。

DF 2 オスカル・ヒル

体を張ったプレーでレギュラーを張り続ける右SB。クロス精度はお世辞にも良いとは言えない。足も決して速いとは言えないが、凄く頑張る選手。監督が変わろうと、スタメンの座を守り続けるのはそのタフさから。ルイス・ガルシア曰く「戦場に一人連れていくならオスカル・ヒル」の評。

DF 3 セルジ・ゴメス

ザ・プロフェッショナルなCB。昨シーズン終盤は3バックの真ん中としてチームのビルドアップを後方から支えた。鈍足なところが玉に瑕。

DF 5 フェルナンド・カレロ

ダルデルの退団により、途中の移籍なく在籍している選手の中では最古参となった。加入以降CB、アンカーとして一定の出場機会を確保しているが、絶対的存在にはなることができていない、今シーズンこそスタメン定着なるか。シーズン序盤まさかのチーム得点王でのスタート。

DF 6 レアンドロ・カブレラ

ダルデルが退団し、モンテスの合流が遅れている現在の暫定カピタン兼ディフェンスリーダー。ここ2年で急速にパフォーマンスが低下している。2CBだろうと3CBだろうと、ビルドアップ時に同じ場所にいるため、彼を起用するならば3CBのビルドアップはある程度捨てなければならないという欠点が発生している。ただしCB陣唯一のレフティでラインコントロールを司っているため、簡単には外せないというジレンマ。

DF 12 ラモン・ラモス

オリンピアコスからレンタルで加入の左SB。
スピードを活かしたオーバーラップで左サイドを制圧するスタイルはアドリア・ペドロサを彷彿とさせる。
エスパニョールのことは前監督で現オリンピアコス監督のディエゴ・マルティネスには聞かず、フラメンゴ時代の同僚ヴィニシウス・ソウザに聞いたとのこと。それでいいと思う。

DF 14 ブライアン・オリバン

昨シーズンは、加入後わけあって酷使無双。唯一の本職左SBだったため、当然の酷使。さらに中々クオリティが高いため、ホセルとのホットラインでキャリアハイの7Aを記録。
今シーズンはトップチーム唯一の左SBでなくなったため、ラモン・ラモスのクオリティによるところが大きいが、昨シーズン見れなかった左SBのポジション争いも注目。

MF 8 ケイディ・バレ

昨シーズンは負傷により出場機会が減少。今シーズンはスタメン復帰を目指し、ポジション争いに挑む。チーム随一の運動量で攻守に顔を出し、アグレッシブに相手の攻撃の芽を摘む。

MF 10 ポル・ロサーノ

昨シーズン後半はグラナダで主力としてプレー。個人で3シーズン連続のプリメーラ昇格に貢献。
今シーズンはエスパニョール在籍17年目、ダルデルの10番を受け継ぎ、主力として中盤のポジションで4シーズン連続のプリメーラ昇格に挑む。

MF 15 ホセ・グラヘラ

冬にスポルティング・ヒホンから加入。チーム唯一の正統派アンカー。
加入後負傷に悩まされている時間が長いが、投入されると落ち着きをもたらし、ビルドアップに安定感が増す。CBでもプレー可能なことから様々なオプションをもたらす存在。

MF 19 サルビ・サンチェス

ラージョから2年契約で加入。
昨シーズン不在だった右サイドのアタッカーが待望の加入。豊富な運動量で右サイドに活気をもたらす。仕掛けの面ではカレーラスの方が印象が強いが、経験による老獪なプレーも期待。

MF 20 エドゥ・エスポジト

ダルデル移籍後、攻撃時に違いをつくる存在としてかかる期待は大きい。移籍金450万ユーロは現在のMF、FW陣の中で最高額。移籍金に見合った活躍ができるか。

MF 21 ニコ・メラメド

俺たちの21番。ボールを受けると前を向き、積極的なドリブルでチャンスを演出する。ルイス・ガルシア就任後のニコ・システムともいうべき布陣でチームの核に君臨。セットプレーキッカーとしてのチャンスメイクも担当。

FW 7 ハビ・プアド

背番号を7に変更。7番着用者は近年ではジェラール・モレノ、ボルハ・イグレシアス、ウーレイと全員チーム得点王を取っている。歴史に倣い、プアドの活躍を祈る。FWならどこでもプレー可能。昨シーズンは4得点と少し物足りなかった。今シーズン爆発なるか。

FW 9 ケイタ・バルデ

移籍市場最終日にスパルタク・モスクワからレンタルで獲得。
前線どこでもプレー可能との触れ込みであるが、ディマタ移籍に伴いCFのポジションでの活躍が求められる。市場価値の落ち込みが激しいがまだ20代、まだまだ盛り返せる年齢だけに期待。

FW 11 ペレ・ミジャ

エルチェから加入。前任者ホセルのようなポストプレーと得点の両立は難しいと思うが、得点と前線からの守備を期待されている。
移籍後初戦のラシン戦では開始6分で得点。期待に違わないデビューを果たした。

FW 16 ホセ・カルロス・ラソ

昨シーズン、笑撃を残し続けた漢。
今シーズンは勝手知ったるセグンダで自らの価値を証明することができるか。得意のトップ下でニコとのポジション争いを繰り広げる。

FW 17 ジョフレ・カレーラス

ミランデスへのレンタルから復帰。
一昨シーズンの途中出場から2点に絡む衝撃のプリメーラデビューから2年、更に鋭くなった縦への突破を武器に右サイドを駆け上がる。
ミランデス戦で恩返し弾、トップチーム初ゴールを記録。

FW 22 マルティン・ブライスワイト

昨シーズン、リーガでの自己最多10得点を記録したデンマークの忍者。代表監督の「セグンダでプレーを続けるべき選手ではない」との発言により強硬離脱を試みるも落ち着き、残留が決定。変わらず代表に選ばれ続けている。
ピッチ外では、不動産業で成功を収めサッカー選手としては世界有数のお金持ちになった。

監督 ルイス・ガルシア

昨シーズン途中に就任。誇りを取り戻す魂をチームに植え付けた。
狂気的なアタッキングフットボールの名残を残すも、リーグ最多失点となった守備陣の改善をCBの補強無しで挑み、1年でのプリメーラ昇格、復帰を目指す。ハーフタイムでの修正力はそこそこ的確。
新しくSDに就任したフラン・ガラガルサと共に二人三脚でチームを構築する。

おまけ

ここからはトップチーム登録はされていないものの、ルイス・ガルシア監督が継続的なトップチーム帯同を表明している選手。
ユニフォームのシーズンが異なることはご容赦ください。

DF 31 オマル・エル・ヒラリ

シーズン開幕直後、オスカル・ヒルからスタメンを奪う。
ビルドアップ時は3バックの右、守備時は4バックの右でプレーしテクニック、フィジカル、インテリジェンスいずれでもオスカル・ヒル以上のものを見せた。
トップチームデビューから3年、左に回されるなど不本意な扱いも受けたがようやく継続的な出場機会を得ることになった。今年20歳だが落ち着きぶりはベテランの域。

GK 33 アンヘル・フォルトゥーニョ

直近2年bチームの守護神を務めていた男がトップチームにたどり着いた。
同い年のジョアン・ガルシアと比較され続け後塵を拝してきたが、早熟のジョアンがトップチームで出場機会を得られない中着実に出場機会を得て成長を続けてきた。
試合勘の面では確実にジョアンより上。PSMでは、序列がひっくり返るのではないかと思わせる好プレーを見せた。

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