【Dark Roast is not Dead】仕方なくシンガポールでコーヒー豆焙煎を始めた話

シンガポールでは自分の好きな深煎り焙煎珈琲になかなか出会えないため、毎回日本帰国の度にお気に入りの豆を大量に購入して2週間くらいで飲める量と、飲めない分は分けて冷凍保存していた。

シンガポールでも、コーヒーを売りにしてる、それっぽい〇〇COFFEE CAFEみたいなところにもまーまー行ってみたんだけど、いわゆるサードウェイブ系のすっぱい紅茶みたいなコーヒーばかり。浅煎りでも好きな焙煎豆はたくさんあるのだけど(日本には)、シンガポールではなかなか見つけられずにいた。

そんなときに京都のとある自家焙煎珈琲店でそんな話をしてみたら、

じゃー自分で焙煎してみれば?

と言われたのである。

焙煎なんて素人が付け焼刃で始めたところで、そんなうまくいかないだろうし、時間もかかりそうで面倒くさそうだと思ったのが正直な感想だ。そして帰り際に、グァテマラの生豆もあげるね、と親切にお土産をいただいてしまった。

その時点では焙煎など始める気もなく、京都から東京へ移動して、これまた必ず日本帰国時に寄ってる自家焙煎珈琲店で同じように深煎りコーヒーが飲めず困ってるみたいな相談をしたところ、

じゃー自分で焙煎してみれば?

と聞いた事があるようなありがたい助言と


1kgくらいで足りる?

と大量の生豆を頂いてしまった。これで焙煎を始めないという選択肢はなくなってしまった。その後「僕はコーヒーが飲めない」という漫画でフライパンで焙煎してた回があったなーと思い出し、ガスボンベはシンガポールで買えるの知っていた為、Amazon で「遠藤商事 ステンレス木柄 丸型ギンナン煎り」と「イワタニ カセットフー 達人スリム 【うす型コンロ / 高さ74mm】」をとりあえず購入してキャリーケースに詰めた。

その後ANAから搭乗前の呼び出しをくらい、搭乗口でキャリーケースを開けさせられてカセットコンロは未開封品かどうかボンベは同封されてないかの確認作業をさせられたけど、無事に自家焙煎をする準備だけは整った。

手網を使った焙煎なので焼きムラはできるけど出来上がった豆を自分で淹れるのは格別だ。しかも割と簡単に出来て、焙煎直後はガスもたんまりなのでお湯を注いだ後の豆の膨らみも楽しめる(焙煎後2日くらいの味のが好きだけど)。下手したらそこらの自家焙煎珈琲屋の紅茶みたいなサードウェーブコーヒーより美味しいのでは?とかチョーシに乗ったりもしそうになったけど、好きなお店の豆と比較してみると断然お店でプロが焙煎されたコーヒーには敵わない事に気付いた。

てなわけで、どこかシンガポールで美味しい深煎りコーヒーが飲める場所や豆売り場を知っている方いたら是非教えて下さい。


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