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【100円記事】心房細動アブレーション前のCTって何に使うの?(前編)

風が吹けば山田🥨が儲かる。そんな仕組みを構築したいペサ山です。

カテ関係の記事でも何度か触れましたが、不整脈の「アブレーション治療」をカテ室でやっている施設もあるかと思いますが
皆様の施設では放射線技師がどこまで手技に関わっているでしょうか?

メチャメチャ参加してる!という施設よりも「座ってるだけ」という施設の方が多いのではないでしょうか。
しかし手技に直接関わっていなくても、「発作性心房細動に対する肺静脈隔離術前CT」を撮影している施設は少なくないと思います。

本テーマは例のごとく前後編の構成で、
前編では「肺静脈隔離術とは?」「アブレーションで使用される3Dマッピングシステムとは?」という内容、
後編では「CT撮影における諸注意」「支援画像としての3D画像作成」について触れます。

「手っ取り早くCTの話(技師の業務)だけでいいや!」という人は後編にお進みください。

1.「発作性心房細動」ってなんぞ?

あまり詳しく説明しようとするとボロが出そうなので、あくまでも「かろうじてアブレーションに関わる放射線技師が知っておけばOKな水準」として、保育園児レベルに落とし込んで説明します。循環器ガチ勢や検査技師さんなどは回れ右。

図1

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