救いたいと願う、あなたへ

わたしを救えるのはわたしだけだ。

苦しいわたしはだまる。
駆け込み乗車をしたあと深呼吸をするように、静かにふるえる。
きっと、いつか落ち着くから、って。

そのときは周りなんて見えていなくて、呼吸をととのえるのに必死。
その空間にはまるでわたししかいないみたいに。
よかった、ひとりでよかった。

吸う息がいつもの浅さにもどったら、誰かに会いたくなる。
息切れした話をしてもいい。
笑い話になる。
行き先の話をしてもいい。
わくわくする。

でも、通常を取り戻したわたしが見たのは、ひとりで立ち尽くすわたし。
苦しいときにすべて取り払ってしまっていた。
邪魔じゃないものまで。
わたしを支えていたものまで、ぜんぶ。

たまらないほど愛しいものがあった。
息を呑むほどうつくしいものがあった。

取り払われてかなしんだ人がいたかもしれない。
裏切られたとさえ思うかも。
そんな結果では、きっとわたしも救われない。

じゃあ、なんのために苦しみと戦っていたのか。
失いたくないものを守るために、わたしはどうすれば良かったのか。

吉澤嘉代子さんの『雪』という曲に、こんな詩がある。

いつだって ただ そばにいる いるだけ
あなたがあなたを救う その日も

あなたを救えるのはあなたしかいないけれど、いつもただ、そばにいられたら。
そういう思いが込められている。

セットリストの最後にあったこの曲は、わたしが苦しいときにもっとも聴いていたものだった。
わたしを救おうとしているわたしに、歌詞のとおり寄り添ってくれていた。

苦しみを共有したいんじゃない。
ぼかして、誤魔化したいんじゃない。

自分を救えるのは自分しかいないのだから。

だから、そばにいてよ。

救われたわたしが1番に会いたい人なの。

いつか誰かに、伝えられるだろうか。

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りっかこの世渡り大作戦っ!

いつも元気なりっかこの「明るく可愛く怒らない」処世術を、思いついたままに書いていきますっ!
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