【大分市】待機児童ゼロとは?後日談

怒りに任せて買いた前回の保活note
待機児童がその後どうなったか。
後日談ってなかなか聞かないから残すことにした。

待機児童のその後

結論から言うと、現在とある保育園に通っている。

倍率絶望的と言われている二次選考で入ることができたのだ。
おかげで私は無事に職場復帰を果たし、少し遅れはしたが自身のキャリア形成に向けて大きな一歩を踏み出すことができたのだ。
保育園はとてもいい園で、次男もとても楽しそうに通っている。
一件落着のように見えるでしょう?
それがそうでもない。というかこれが当たり前に思われているのもおかしな話だなと思っているポイントがある。

私たちが通っている保育園は、
もともと希望していた園ではなく、自宅からも職場の通勤ルートからも外れた保育園なのだ。
ここに至るまでの経緯を残したい。

一件落着?なのだろうか

保育園に落ちた後、とにかく私は二次の空き状況が出ることを心待ちにしていた。
いつでもどこでも見学に行けるように予定をキャンセルし、とにかく範囲を広げて再度保育園のリストアップをスタートした。
そう、愚痴ってる時間も市役所へ文句を言う時間も惜しいのだ。
開示された情報を見ると一歳時クラスが空いているのは市内でも3ヶ所程だった。
こんなにたくさんある中の3つ。そのうちの一つはエリアが離れすぎていて現実的に不可能。残りの2つは行けないこともないが立地が不便なのは変わらない。
それでも贅沢は言ってられないと、すぐに電話で見学予約を取り付けた。
迎えいれてくれた保育園の先生は優しく、また辺鄙なところにあるからか毎年二次枠が空くそうで手慣れた感じだった。

「大分市厳しいでしょ?〇〇エリアから通ってる子いますよ〜」

驚愕した。
大分市はとにかく広い。〇〇エリアは保育園から遠く離れた車でも片道1時間かかるエリアだった。車社会の大分では通勤にかなり時間を要する。それでも通って来ている家族がいるのだ。

二次申請を出す

追加の見学を終えて、いよいよ二次申請を提出する日。
電話でもいいと買いてあったが、私は絶対に窓口で手渡ししたかったのだ。
なぜなら二次申請の用紙には、第一志望〜第十二志望まで書き込んで、且つ私の切実な想いを書き殴っていたからだ。
長男が通っていた現在はエリア外となった保育園も書き込んでいざ窓口へ向かった。

窓口で対応をしてくださった方は、元保育士の方だった。
私の用紙を見た途端に、

「本当にごめんなさいね、大変だったでしょう。私たちも訴えてるんだけど、本当に動かないのよ。」

と謝罪と市の現状を少し話してくださった。
元々現場で働いていたこの方は保育士の働き方改革を訴えて動かれているそうだった。
現場の人の声を届けるにはここで働くしかないから!とおっしゃっていた。

私は心強さを感じるとともに、悔しくてならなかった。

この甲斐あってか、
(もしくは申請後たまたま出会った夫の趣味仲間が子育て課のお偉いさんと判明し、
なんとかできるか言うとくわ!
という鶴の一声が効いたのか)

我が家は二次に受かる事ができた。


待機児童をなくすには

私は決して頭が良いわけではない。
専門的な事を調べているわけでもない、あくまで思ったことを書き記しているだけなので優しい目で見て欲しい。

待機児童をなくすには、素人の頭で考えてみた。

⭐︎保育士の給与改善、仕事の内容の精査と保育助手の確保
やはり給与を上げてほしい。未来ある子どもたちを大切な我が子を預けるからこそ命の重みとして給与をしっかり確保して欲しい。
給与が上がれば頑張れることもある、そして何より働き手が増える。働き手が増える事で先生1人の負担も減る。
先生自身も育休後も働きやすい環境になってほしい。
保育助手も給与を高めに設定し、育児が落ち着いた母親や保育資格を目指す人など保育士の仕事のサポートとして入ってほしい。

⭐︎待機児童の概念の変更
待機児童ゼロとは、希望していた園じゃないところに入った子や待機しすぎて母親が退職し、応募資格がなくなった人などもカウントしてゼロと言ってるらしい。
いや、おかしいだろう。
周りには、上の子と下の子で別々の保育園に送迎している家族もいる。入れたからいいだろう、ではなく納得いく場所で保育をしてもらえることが本当の待機児童ゼロではないだろうか。

大分市だけではなく、全国的にも待機児童が解決されていない自治体が数多くあると思う。
一方でしっかりと対策し、人口増加にまで結びつけている自治体もある。
それができていない大分市はなんて後進的なのだろうとガックリくる。

我が家はどうしていくのか

これから我が家は転園活動が始まる。
とてもいい園ではあるがやはり立地がネックなのだ。
長男の時も転園ができず、片道40分かかる保育園へ送迎していた。おそらく今回も苦戦するだろう。

これが大分市長に届けば何か変わるだろうか。働きたくても働けない母親たち。
私たちの人生は、出産とともに大きく変わらざるを得ない。
1人の人間ではなく、母親として見られるようになるのだ。
その母親像はとても古く、伝統的で働く今の母親たちをいたく苦しめるのだ。

そこまでして預けたいのか、子どもが可愛くないのか。
そんな事を思っている老害が多いから大分市は変わらないのだろうか?

私たちは母親になった。子どもは可愛いに決まってるいる。何よりも大事で、自分の一部だ。
でも母親である前に1人の人間だ。
働きたい人は働く、それができない現状が疑問だ。

税金たくさん取る癖に、たくさん納めている、納めていく私達に何も還元されていないような気がするのは気のせいだろうか。
今の子ども達が日本を、今住んでいる場所を誇れるようにして欲しい。

どうか頭のいい政治家さん、市長さん、選挙に勝った偉い人たち
もっと頑張ってください。

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