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ハンドメイド作家 委託販売での失敗談

Petit écrin étoile(プチエクランエトワール)のeriと申します。ロリータファッションのヘッドドレスやアクセサリーを製作、販売活動をはじめてもうすぐ3年になります。

文章で何かを伝える練習の一環としてときどき作家活動の記事を書いています。最近は沢山の方に読んでいただけているようで感想をいただくこともあり、文章力の向上を自分でも感じながら、とても楽しくつづけています。

私自身も日ごろ他の作家さんのnoteから作家活動について沢山のことを学ばせていただいています。他人の経験談からは「こうしたらよかった」と同じかそれ以上に「こうすればよかった」からも得られるものがあると感じます。
そこで今回は失敗談をテーマに委託販売で経験したことや反省点の記事を書いてみました。
※熱くなりすぎて8000文字を超え、また超長い記事になってしまったのでお時間のある時にお読みください。尚、個人の考えや経験を書いたもので情報の販売等の予定はございません。

活動歴もうすぐ3年、今までに私が経験してきた委託販売の内容です。
・活動初期の頃にレンタルボックスで10ヶ月
・ファッションビルでの応募制POPUP(約1週間)を5回
・ファッションビル内の服屋さんで約1ヶ月 

今回は特に一番うまくいかなかったレンタルボックスの時を思い出し、反省点を中心に書いていこうと思います。
「失敗」が何を指すのかは人それぞれですが、この委託販売では赤字が続き最終的に「もうこれ以上は嫌だな」と思ってやめたため、私は大失敗だったと思っています。
思い出すのも嫌だったこの話を、だいぶ時が経ったので前向きに反省しアウトプットしていこうと思います。
記事を読む方に何か少しでもお役に立てれば幸いです。

委託販売の10ヶ月間の話

プチエクランエトワールという、ロリータファッションのアクセサリーブランドで活動を開始し、半年ほど経ったころにレンタルボックスでの委託販売をはじめました。
以前の記事で「苦手なSNSをとにかく定期的に更新する習慣をつけた」と書きましたが、その頃は頑張って更新を続ける中でも数字としての効果が見えず、作品もさっぱり売れず、心が折れかけていました。
ブランドを知ってもらう手段としてSNS以外の手段も何かないか考え、知名度や実績がなくても販売させてもらえる実店舗のレンタルボックスを1箱分借り、委託販売をしてもらうことにしました。
ネットショップは見つけてもらうのが大変だけど実店舗ならきっと手に取ってもらえる、売り上げが材料代の足しなったらいいな、とぼんやり考えていました。

選んだお店はとても有名なお店で、私が初めてハンドメイド作品を買ったところでもある思い入れの強いお店でした。
はじめて買ったときは10年以上前。まさか私が作家さんになってこのお店に自分の作った作品を置くことになるなんて、運命を感じてわくわくしたのを覚えています。


結果、私の箱は殆どの月で赤字でした。
1500〜2900円のイヤリングやピアスを販売し、売れた月で3〜5つ、売れない月か1つだけ売れた月が殆ど。
月の箱代が毎月約4000円、委託手数料がかかり、材料費・納品や売り上げを受け取りに行くための交通費等を引くとマイナスばかり。一番売れた月でも1000円も手元に残りませんでした。

4か月目の更新時点でなんとなく「このまま続けてていいのかな」と思いながら箱代を払いに行くようになりました。そんなに売れていないので納品しても在庫が増えてくばかり。納品に行くことが少し恥ずかしくなっていきました。
お店では3か月分まとめて箱代を支払うとほんの少し割引になる制度がありました。お得だしお店に行く頻度を減らせるため、以降3か月分まとめてお支払いするようになりました。

7か月目で売れていないことが当たり前になりました。2つ以上売れていたら「びっくり!」という感覚でした。
落ち込まないように自分自身で気持ちをブロックするようになっている、これに気付いた時にやめるべきなのかと迷うようになりました。
しかし、この時点でもなんとなく1年は続けたいと思っていました。1年という期間に何の根拠もありませんでしたが、とにかく1年間続けて継続するかどうかを決めるつもりでまた3か月分の箱代を支払いました。

もちろん当時のご時世もあります。新型コロナウイルスが流行っていた頃で、度々外出自粛が呼びかけられていました。結果が上手く出ず落ち込む割には「出かけないと買えないから大変な戦いだな~」なんて呑気なことを考えていました。
しかし、そんな中でもお店には毎月しっかりと利益を出しながら続けている作家さんも少なからずいらっしゃったそうです。私とその方々の何が違うんだろう・・・。当時の反省ノートには「行動ができてない」「頑固」「全体的に力不足」と漠然とした記載がありました。

悩めば悩むほどお店に行くことが辛くなり、箱代を払っているのにも関わらず委託していること自体をなるべく考えないよう過ごすようになった頃に撤退を前向きに考えました。
お店に置いていたのはイヤリングとピアスばかりでしたが、私が元々作りたかったのはヘッドドレスでした。
徐々にヘッドドレスをお求めのお客様が増え、当面ヘッドドレス作家として進む決心がついたこと、活動を進める中でブランドの方向性に合っていて自分のやる気がでる販売方法が対面販売であることに気付きました。
これが後押しになり、耳飾りのみを扱う赤字だらけの委託販売をやめる決心がつきました。

最後の日は「売れなかったからやめるんだと思われているだろうな」と勝手に被害妄想をして(実際そうなんですけど)逃げるような気持で引き下げ作業をしました。
そして実はこの委託販売をやめたことも告知すらしませんでした。

反省点

この10か月間、振り返ると沢山の反省点があります。
めちゃくちゃ恥ずかしいことだらけで過去の自分につい怒って書いている部分もありますが、笑って読んでくださると嬉しいです。

お知らせ・宣伝を殆どしなかった

せっかくSNSをやっているのに「レンタルボックスでの委託を始めました」とさらっと投稿し、納品したら「納品しました」とさらっと投稿しておしまいでした。
最悪なのがその頻度の少ない投稿を「どうせ誰も見てないし」と思って作成していたことです。

そもそもSNSでの認知獲得を頑張るのが苦に感じていたことからはじめたレンタルボックスです。宣伝・告知のモチベーションが全くありませんでした。

当時のフォロワー数は30人前後、SNSも始めたばかりで使い方もわからない。せっかくフォローして見てくださっている方がいるのに、周りの作家さんと比べて反応やフォロワーが少ないことからSNSを開くたびに勝手にみじめな気持ちにおそわれていました。
この委託販売に限らず、宣伝しても見てもらえるかわからないし、告知したのに買われなかったら恥ずかしいし、いいねがつかないのも寂しくていいねのつかない投稿を誰かに見られているかもしれなくて恥ずかしい。この思考の沼に陥っていたせいでSNS自体が苦痛になってた時期があります。

活動を振り返るとこのレンタルボックスの委託を始める前にこんなことがありました。
フォロワー数が1桁で写真の撮り方もわかっていない頃に出展させてもらったPOPUPにて、私の作品を目当てに来店・購入してくださった方がいたそうです。きっかけはSNSを見てとのこと。(まだ活動を始めた直後で少し心の勢いがあり、POPUPのハッシュタグをつけて頑張って作品紹介をしていました)
これをラッキーエピソードと取るのか、宣伝・告知の大切さを表すエピソードと取るのか。その頃の私は完全に前者でした。

お店の客層・テイストと合っていなかった

私のブランドはロリータファッションのアイテムを製作しているブランドであり、メインアイテムはヘッドドレスです。そのため、ターゲットはもちろん「ロリータファッションを着る人・好きな人」です。

当時の私はお店を選ぶ際に『世の中的な知名度』と『自分の思い入れ』を重視しており、『ターゲットとなる方々が来店するのか』を全く考えていませんでした。お店の場所はロリータファッションとは縁がないイメージの場所です。納品に伺っても1度もロリータを着た方を見ませんでした。
認知獲得を目的としていたはずなのにちぐはぐだったと思います。

反対に売り上げを追うならば、お店の客層に合う商品展開をするべきだったと反省しています。
数えられるくらいでしたがありがたくも作品をご購入いただくことがありました。
そこでどんなものが売れたか、どんなものが『このお店のお客様に』好まれるのか、しっかり記録を取って振り返って考え、納品のラインナップに反映させることができたら結果は変わっていたかもしれません。

販売者として当然のことですが、作品自体はいずれも自信をもって提供できる、可愛くて素敵なものを作っていると私は自負しています。
しかし『私の売りたいもの』ばかりを考えすぎるあまり、価格・雰囲気・材質・技法どれをとってもお店の雰囲気に溶け込みづらいものを納品していたなと振り返って思います。

ブランドの方針に合っていない内容だった

レンタルボックスでの販売アイテムとメインアイテムがまず違うことに自分でも違和感を感じながら続けていました。置かなかったのではなく、置けなかったためイヤリングやピアスを納品していました。
また、私のブランドではヘッドドレスと合わせられるようなリボンクリップ等も製作していますが、このレンタルボックスではそれらも置くことができませんでした。

私の反省点の一つはお店の決まりや制限などの『規約』を理解する前に契約を決めた点です。箱を借りれば大抵何でも置けるものだと勝手に勘違いをしていました。

借りた箱では
・商品の値段は1つ3000円まで
・全く同じ商品を複数個納品することができない(売れたら補充はOK)

私のブランドは
・耳飾り3000円前後、リボンクリップ3500円前後、ヘッドドレスは5000円以上
・1点物は作らず同じデザインの商品を何個も作り続ける

です。全く方針に合わないはずですが、契約時にスタッフさんの話を聞きながら「そんな感じなんだ」くらいに思ってそのまま契約しました(初めてハンドメイドを買ったお店に置けるというロマンチックさにのぼせていたのかもしれません)。

実は納品ラインナップを考え、箱内を埋めることがかなり大変で負担に感じていました。そして当然ですが箱内を埋める目的で作った作品はやはり最後まで売れませんでした。

お店の方とのコミニュケーションに消極的だった

納品に伺うとついでにお店の方が話しかけてくれていることがありました。内容は作品についての感想や季節の話などでした。私はぶっきらぼうに「あぁ、そうですね」と返し、会話のキャッチボールを早く終わらせようとしていました。
心身の不調から回復してきたばかりだったのもあり、赤字の状態で作家を続けていることが恥ずかしくてやめるかどうか悩むことが多い時期でした。それにしても失礼で勿体無いことしたと後悔が大きいです。

当時お店ではInstagramライブも定期的に行われており、スタッフさんから出店作家全体へ向けたアドバイスを行ってくれる会もありました。
例えば「箱の中に作品の特徴や製作への思いを簡単に書いたポップを置くとわかりやすいです」と言ってくれた会がありました。私は「そんなの字が汚い私がやったら世界観壊れるじゃん!無理!」と心の中で却下して終わらせました。
現状に不満だらけなのに世界観も何もあったもんじゃない。1週間だけでもいいから試しにやってもみることも、手書きポップ以外になにか手段がないか考えることも、何もしなかったあの頃の私を揺さぶってやりたい気持ちです。

後に経験したPOPUPやお洋服屋さんでの委託販売で感じたことですが、お店の方との会話や配信でのお話から得られる情報は「今のこの委託だからこそ」のものが殆どです。
自分の商品を買ったお客様は他の何と一緒に買ってくれたのか、何色のどんなアイテムを探しているお客様が多いのか、アイテムへの感想、流行りのモチーフなど様々な情報があり、私一人で活動している中では得ることは難しいものも多くあります。単に市場調査をして得られる情報と異なり、自ブランドの商品やそのターゲットの方々に絡めた情報が多いと感じます。
また、作品紹介のInstagramライブが行われた際は他の作家さんの紹介も含めアーカイブも繰り返し見て自分の強みを見つけるヒントをもらったりもしました。

これらの経験から、実店舗に置いてもらう機会がある際はコミュニケーションも大切にしたいと考えています。
(相手もお仕事中なので邪魔になるような声掛け・長話等は絶対におすすめしません。私は何か一つでもヒントがいただければもうけもんだと思う程度にしています)

お店に行きたくなくなったのにズルズル続けた

毎月売り上げを受け取りに行き、「今月も売れていない」が本当に恥ずかしくて、3〜4ヶ月目には早くもお店に行くのが憂鬱になりました。
最初の『10ヵ月間の話』で書いたようにお店に行く頻度を減らすことも目的の一つとして3か月まとめて箱代を支払うようになっていました。
実店舗に置いてるのに売れてないということから自分を否定されているような気になり、SNSでの宣伝を全くしなくなり、しまいには納品したことすら告知しなくなりました。
(この記事を書くにあたって写真フォルダを遡ったのですが、ボックスの写真が2枚しか残っていませんでした。あまり撮らなかったし、嫌になって消したんだなと思うと自分の行動が正直すぎて笑ってしまいます)

この時点で辞めればいいのに何一つ変える気もなく、努力もせず「もしかしたら来月は売れているかも」と"勝手に起こる奇跡"だけをちょっと信じて続けていました。

ディスプレイを変更するなり、納品のラインナップを練り直すなり、告知の頻度を増やすなり、何か工夫を考えるか潔くやめるかしかなかった筈です。
しかし、何も工夫せずずるずると続け、その結果小さな赤字がどんどん積み重なりました。

そもそも目的や目標が明確でなかったのでは

そもそもが「SNS頑張るの辛いから実店舗に置いてもらおう」「思い入れのあるお店で作品を販売したい」「沢山の人にブランドを知ってもらおう」「売り上げが材料代の足しになったらいいな」とふわっと考えた沢山の動機であふれ、製作で表すととっ散らかった作業部屋のような状態でした。

目的がとっ散らかっていたおかげで、作品が売れなくて落ち込んだ時に「でも思い入れのあるお店に作品置いてあるし」とふわっと自分を言いくるめていました。
やっぱり作業環境と同様に目的もしっかり整頓されていた方がいいみたいです。

こちらもPOPUPやイベント等での経験からですが、何か数字で目標を設定をするようになってから私はモチベーションが上がり、望む結果が少しずつ出るようになりました。
私はすぐ落ち込む性格なので大体が機会ごとに「前回より売り上げ金額か売上点数が多くなるように」と目標設定しています。

お店に貢献しようという気持ちがなかった

マインド面の話になってしまいますが、赤字だった頃の私のダメだったと思う点がこれです。レンタルボックスのみならずイベント出展やPOPUPなどもそうでした。
「箱代を払っているからうまくいくだろう」とどこかで思っている自分がいて、言い方を悪くすると「取引先の集客に依存する気満々だった」ことが情けなく反省すべきところでした。

だから宣伝や告知をちゃんとしなかったし、お店の方とコミュケーションをとらなかったし、箱の中の工夫もしなかったし、売れなくて落ち込むくせに何もせず平気でずるずる続けてることができたのだと思います。

逆に「誰かが関わる時は売り上げや集客等に貢献したい」「まだ少しずつかもしれないけど協力し合っていきたい」と考えるようになってからは告知や新しい取り組みなどに積極的になり、活動全体でもその頃を境に売り上げが伸びるようになりました。

反省を踏まえて、今ならどうするか

もし、今後委託販売をするならばこういうことを考えたい・頑張りたいと思います。

何を目的とするかを考える
売上を増やしたい、ブランドを知ってもらいたい、通販へ誘導したい、まずは経験をしたい、このお店に置きたい、
など、何を重視するかを明確にしたいです。
相変わらず考えがふわっとしている私は欲張ってあれもこれもと思うでしょう。なので2~3個に絞り、優先順位をつけてお店選びや納品ラインナップなどを考えたいと思います。
目的を自分の中ではっきりさせることで、例えばレイアウトやポップ作りなど細かいところでも目的意識をもって取り組むことができるのでは、と考えます。

契約前にお店をしっかりリサーチし、お店の決まりや制限などを確認する
・どんな作品が多いのか
 アイテムの種類、価格帯や材質、テイスト、モチーフ、技法などをみる
・どんなお店なのか
 自分のブランドの方向性と合っているのか、ターゲットとなるお客様が来店される場所なのか
・どんな方針なのか
 納品の方法やお店の決まりが自分の活動・製作スタンスに合っているのか

これらを前項の「目的」と擦り合わせがらお店を決めていくと思います。
自分の活動範囲外のお店であればHPやSNSをできる限り調べ、不明な点は問い合わせをした上で契約したいです。
(もし契約前の問い合わせで嫌な対応をされることがあるなら「お客様にもそういう対応なのかも」と思ってお店選びの参考にすると思います)

しっかり告知をする
「お知らせはお知らせしないと知ってもらえない」これは活動を通じ身に染みて感じることで、モチベーションが下がったときに自分自身に言い聞かせていることです。

告知の仕方に困ったら同じお店に置いている作家さん達がどんなふうに告知しているかリサーチすると思います。
パクリをするわけではなく、告知のタイミングや作品名や価格等どんな事項を書いているのか、どんなハッシュタグを使用しているのか等の平均的なものを知り、自分に落とし込んでいきます。
最初は大変かもしれませんが少しずつ自分にあった投稿の方法が見つかっていくと思います。

SNSや告知に関して、「ハンドメイド作家 SNS やらなくていい」と検索し続けたり「どうせ誰も見ていないし」と思って後ろ向きになっている過去の私へ伝えてみたいことです。
最近は周りの方からも「SNS頑張っていますね」と褒めていただくことが増えました(現在も私はフォロワーが多い方でもなく、投稿がバズることも殆どありません)。
ある時期から急にやる気になってきて、Instagramのストーリーズでは閲覧数が10人の頃から少し凝って作った製作動画を投稿していたくらい前向きに取り組めるようになりました。

他人と比べるとかえって落ち込む原因になります。環境も技術も方針も目的も、得意不得意も全部人それぞれだからです。
なので今もですが私は「やらなかった自分」と比べるようにしています。

例えば小さいことですが、投稿のハッシュタグを1つ増やし、もしかしたらもう一人分多く見てもらえるかもしれない、と考えるようにしました。
お知らせを投稿するかどうかも「投稿しなかった世界線よりは知ってもらえる可能性が上がるかも」と思うようにしました。
お客様やフォロワーさんの一人を想像し、その人に投稿を見て立ち止まってもっとじっくり見てもらえるにはどんな投稿をしたらよいかと考えてみることにしました。
SNSを開くだけで苦しくなっていた時期でも、考え方を少し変えてみたことで発信すること自体に少しだけ勇気が出て、これを繰り返して発信を続けることができました。

結果に納得いかない時は「何をすればよいか」考える
ふわっと奇跡を待たない!!
ディスプレイを変える、ポップを作る、納品ラインナップを見直す、台紙のデザインを変える、お知らせの頻度を増やす、など
何か一つでも改善点を見つけて変えてみることで来月の売り上げが少し良くなるかもしれません。

それを考えるために、自分の過去の販売品をいつでも見返して振り返られるようにしたり、お店の中をしっかり観察・他の作家さん達のディスプレイをたくさん見て研究したり、お店の方とのコミュニケーションを大切にし、アドバイスをすぐに他人事にしない、こんな日々の積み重ねが生きてくるのではないかと考えます。

偉そうに書いていますが私はまだまだきちんとできておらず、これを書きながら喉がぐぐっと鳴っています。

とにかく「ふわっと奇跡を待つ」のはただの箱代の無駄なので次に機会があればちゃんと行動しなければと心に言い聞かせます。

さいごに

委託販売は手数料がかかる場合が多く、ハンドメイドの作業時間等を考えると利益を追求するのがなかなか難しいという場合も沢山あります。
最近はインボイス制度が始まった関係で私も今後どうするかまだ不透明な部分もあります。
けれど普段一人で活動をしている私にとって、他の方々が商売へ関わってくれる経験では想像以上に刺激が多く、成長への種を拾うこともできる機会でもあると感じます。実際に今回は失敗だらけの過去を振り返りまとめるだけでも学びが沢山ありました。
また今後なにか良い機会があったらぜひチャレンジしたいと考えます。

長い記事ですが読んでくださってありがとうございます。

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