2016年4月第5週/5月第1週 Edition 2

25日(月)

新居のアパートに引っ越しして一月半。昼間の Chacha さんの様子が オッサン の骨折で昼間も一緒にいる時間が増えましたのでだんだん判明してきました。最も得意とするポジションは出窓です。得意なプレーは日向ぼっこを兼ねた昼寝。写真は「家政婦は見た」調でお送りしています。

手術前夜、直前になって手術のためにいろいろ書類を確認したり、記入したりしなければならないので大変な思いをしています。手術室というものに納まるのは人生で初めてとなります。15年位前に左の小指にイボが見事なほどに成長して切除しましたが、そのことと比較すると オッサン の医者へのかかり方が15年をかけて少しグレードアップしたとポジティブ(?)に理解しています。今生の別れを言うほどの手術ではありませんが、今夜は Chacha さんにもきちんと挨拶をしてから寝ることにします。明晩は First Lady KAYO さん と ジジ さんにここへ来て Chacha さんと一夜を過ごしていたたくことになっています。

26日(火)

朝、受付をすませてから病棟へ。その後は順番どおりに手術が行われていくのをひたすら待つ時間です。午後4時に準備の声がかかり、夕方6時くらいに無事に終えて病棟へ戻ってきました。手術は手の局所麻酔と神経を右腕のわきのところでブロックして始まりました。初めて歯と手の指先以外の麻酔をしていただきましたが、効きはじめの感じはあまり気持ちのいいものではなかったことだけお伝えします。そのあとはけっこう痛みを感じる間もなく眠りについてしまったようでしたが、途中で意識が少しの間戻った時に感じたのは、まるで工務店のような扱いを右手が受けていた感覚です。あとで聞いたのはチタンのボルトで骨を串刺しにして3か所固定したとのこと。そりゃ指(正確には手のひらの手首に最も近い場所)の骨にそんなことをするんだから、麻酔が効いている中でも多少手荒に感じるのも仕方なしです。今夜、「田口 ひじ彦」さんは特別に専用ベッドでお休みになる予定です。

オッサン は麻酔が解ける前のまだ右手に力の入らない状態である発見をしました。それはひじ関節のフリクション(抵抗)のなさ!!!。見事にひじから先がニュートンの法則にしたがって回転運動し始めます。そして同時にひじから先といえどもかなりの質量があることも確認できました。ひじを中心に回転し始めましたが、その時に オッサン が感じたモーメントは相当なものという印象です。これじゃこんなものが当たったら痛かろうと想像します。ガッツ 石松 や 具志堅 用高 の凄さは手の手術の麻酔からもウカガエマス。 (NO IMAGE)

27日(水)

やはり麻酔が切れ始めてからがチト辛い時間でした。ウトウトしてるうちに夜が明けようかという時間になりましたが、問題発生です。「点滴くん」を連れて便所、それもおっきい方に入ろうとするとトイレのブースの扉のフレームに「点滴くん」の背の高さが災いして連れて入れないことが判明。すなわちこのままでは大事な用も足せない大ピンチです。メンサのメンバーにはなぜか誘われることはない オッサン ですが、すかさず「点滴くん」に斜めになっていただいて事なきを得ました。もちろん無事、おっきい方の用を終えることができたこともお知らせします。(資料画像)

ただ、病室に戻って横になった時に気がついたのですが「点滴くん」の高さのちょうど真ん中あたりに黒いノブが……。どうもそれを回すと「点滴くん」の身長を変えることができたらしい……。便所の中で管をひっかけないように気にしながら格闘した アラフィフ オッサン に何かねぎらいの声をかけてやってください。オッサン を勧誘しないメンサの判断能力の高さを「点滴くん」不通過事件を通じて自ら確認した次第です。

朝食の時間には多少痛みが和らいできて、気持ちも軽くなっていきました。ヤクルトのジョアはストローを使って飲むと、最後にズルズル音がたつ上に飲み残しができるので、できるだけフタをはがして飲みたい衝動に駆られます。右手の自由が奪われたさなかのちょっとした困難に立ち向かった結果を下の画像でご確認ください(注意:自己満足画像)。

29日(金)

この日の朝、ココへ引っ越してからずっと引っかかっていた案件が解決しました。4月の頭に初めて眼にしたので今年の夏は暑いぞぉなんて勝手に予想していました。そうそれは 蚊。それも日を追うごとに成長して日に日に大きくなっている印象でした。今朝のバトルでもって将来、巨大な蚊が部屋の中央に鎮座する中で生活しなければならないという不安な日々から解放です。

さてゴールデンウィークというものの初日に天気が良く、ちょっと遠くからまだ今シーズン勝利の味を味わっていないサッカークラブが関東初上陸となると、ついこの間、手にボトルを3本(ボトルを3本:× →ボルトを3本:○)ほど入れた オッサン も出かけるに足る十分な理由を得たと勘違いします。ヒメツルソバ も ツツジ もこの天気でオッサン と同じように気持ちよさそうに見えます。

五月晴れというには2日ほどフライング気味な中、やって来ました。柏の葉競技場。オッサン、初めて来ました。JSL の試合で多くの観客が見込めないために例によってメインスタンドしか解放されていません。そのため競技場はほぼメインスタンドを南を背にして建てられている法則に縛られて、絶好の日向ぼっこにならないのが オッサン としてはチト残念です。しかし、広い公園に広い駐車場とスタンドからは緑、これだけでもサッカー観戦に来たことの満足を高める光景です。

しかし、この日はこのいい天気を味わうのを妨げるほどの強い風が吹いています。席に着いたときに掲げられていたのが JSL の旗と 奈良クラブ の旗しかたなびいていなかったので不思議に思っていたのですが、そのうち ブリオベッカ浦安 の旗も上がってきました(※注1)。しかし、揚げてる途中で風が強すぎて旗のはためきにポールが耐えられないんじゃないかと心配になるくらいしなって揺れる状態です。そのためおそらく誰かが亡くなって弔うためではなく、風の影響をなるべく受けない処置として半旗となって掲げられた様子です。

風の影響はゲームにも及びました。コーナーキックもブーメランよろしくすっ飛んで行きます。試合とは関係ないところでコーナーフラッグが試合経過とともにだんだん斜めになっていくのを初めて眼にしました。ウエイトが置かれたシートもウエイトごとめくれ上がる事態です。ディフェンスにとってより難しい対応を迫られたのか?、両方のチームの得点はすべて風上に向かって攻めているエンドのときに入りました。

奈良クラブ は オッサン としてはサッカーはもちろん、そのサポーター見たさに試合に通いたくなります。今シーズンはチームがいまだ勝利なしなので、サポーターも去年のようなハジケタ感じを失ってちょっと元気がないようです。サポーター先行型サッカークラブの 奈良クラブ としては非常につらい状況です。

残念ながら オッサン の応援が初勝利のブースターになることはなく逆転されて敗戦です。力の差があっての敗戦ではないだけに、チーム全体のメンタル面が心配です。早いうちに今シーズンの初勝利を。FORZA, NARA-CLUB!.

30日(土)

サッカー観戦では実に久しぶりの 小机 の パルテノン神殿 訪問です。この時間帯にの外にいるようなことが今までありませんでしたが、夕焼け空の下の パルテノン神殿 も絵になる光景が多いです。

さすが FIFA World Cup Final が行われたスタジアムです。お隣の 川崎 の競技場とは違うスケールのスタジアムです。ただ欠点はあまりにサッカーを見るのには広すぎですぅ。

2016 明治安田生命 J1リーグ 1stステージ 第9節 Yokohama F-Marinos vs. Shonan Bellmare を観戦します。両チームともそれぞれリーグ戦とカップ戦で フロンターレ と対戦していますが、その印象では 湘南ベルマーレ に分があるように感じていますが、前日の奈良クラブ同様、リーグ戦の成績は今シーズン未勝利。前日奈良クラブの敗戦を見届けて言うのはなんですが、今夜は勝つ予感がします。

いままで 暗転演出 として行われていた場内の選手紹介ですが、その名も「トリコロール・ギャラクシー」という名前がついて マリノス女子 も多少おしゃれに会話の中で口にできるようになりました。オッサン、初めて眼にしましたが想像を上回る光景でした。チト裸眼でのきれいな感じを伝えきれていないですが、画像2枚でその雰囲気をお伝えします。

選手と一緒に入場してきた キングベルI世 でしたが、神様といえども試合中はグラウンドレベルにいることを許されないらしく、試合開始の笛を前にスタッフに引っ張られるようにして退場していきました。マリノスのスタッフよ、そう見えないかもしれないが、そのおじいちゃん、湘南ベルマーレ 的には神様だから心ない扱いにはきっと罰が当たるのでご注意を。

息詰まる前半を終えてハーフタイムにやたら Pikachu が歩きます。しかし、キャラクターデザイン的には表情豊かとは言いがたいですが、左右に揺れながらのちょこちょこ練り歩き、中の人、グッジョブで~す。あれっ?、今、オッサン、「中の人」と口走ったようですが「中の人」は「ピカチュウ」に間違いでした。訂正してお詫びします。

ここでも、川崎市中原区にある陸上競技場同様、タオルマフラーはタオルでもマフラーでもなく、ひたすら感情に任せてブン回すもののようです。しかし、今シーズン負けが込んで辛い思いをしているサポたちですからここは思いっきりちぎれんばかりに回してやってください。試合は 0 to 1 で湘南の勝利でした。昨日今日で 川崎フロンターレ 以外のサポの近くでサッカーを観戦しましたが、サポーターの思いがボールの行方を左右することを本気で信じたくなる2試合でした。サッカーはほんの些細なことが勝敗を分けるので見ている オッサン もビールをチャリーンしすぎないで真剣に見なければと思いを新たにしました。この試合の湘南ベルマーレの勝利は、対 横浜 F-マリノス に19年ぶりの勝利。つまりはここ 日産スタジアム での初勝利。そしてなによりも 湘南ベルマーレ、今シーズンリーグ戦初勝利。きっと 神様 キングベルI世 に対して失礼があって、なにかの罰が……。(んなわきゃ~、ないっ - タモリ さん調で)

緑と青の勇者の健闘の余韻を楽しもうと、T 川を徒歩で家路につきます。昔の 新横浜 周辺のことを考えるとかなり都会となりましたが、カクテルライトを天にはなって建つ夜の パルテノン神殿 の遠景はあたかも昔この場所がさびれていてむしろさみしい土地だったことを知らせるようです。あっ、そうそうスマホを操作しながら夜道を歩くとキケンです。足を踏み外して堤防の上の道から河川敷まで落ちそうになりますょ。右手を骨折して手術して1週間もたたず、あさって医師の診察を受ける予定の人は特に注意が必要です。できたらやめることをお勧めします(笑)。


今週のパノラマ:

もうパノラマを載せるのにWEBのSNSのページを利用することがふさわしくないことをとっくに気がつきながら、そのノートを書いている身としては意外と手がかからないコーナーゆえにやめられないオッサンです。
今週は初めて訪れた 柏の葉 陸上競技場 の光景です。風がやたら強くて着るもののチョイスをめずらしく間違いましたが、公園の緑に 奈良クラブ のサポーターのチャントが吸い込まれるように広がる光景の中、サッカーを堪能するという機会に出会えて良い1日でした。その分「Tひじ彦」さんには無理を言いましたが オッサン のように文句を言わないで助かります。


※注1
ブリオベッカ浦安 の クラブフラッグ について:

オッサン が席に着いたときに JSL と 奈良クラブ の旗しか揚がっていなかったことは本編でも触れましたが、帰宅後 twitter などの情報によると、どうも一度 ブリオベッカ浦安 のフラッグも掲揚されたのですが強風で飛ばされて、オッサン が眼にしたのは飛んで行ってしまったために ブリオベッカ浦安 の フラッグ不在の状態のときだったことを補足しておきます。しかし、あの風の中どこまで飛ばされたか?、それを追いかけて行ったスタッフに グッジョブ。