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No.205:それにしてもそのセレクトは

仕事でくたびれてくると、本を読むことは癒しなんだけど、どうしようもないくらいすくわれない話とか、自分の波長に合わない話をじっくり読むことが難しくなる。少なくとも自分はそうだし、何人かのリアルの友人たちからそういう話を聞いたことがある。

段々くたびれて、もう何もしたくない…というくらいになると、本当にバカバカしいくらいの勧善懲悪のラノベとかそういうのしか読めなくなる。ネガティブなことを受け入れるキャパがないというか、わずかな帰宅後の自由時間で難しいことができなくなるのかな。これは悪循環で、ストレスが発散されるまで何かしないと辛いので、夜遅くまで起きていて寝不足になるという問題もやってくる。ちなみにホラー好きの友人(振り返るに自分は幸せと思えるのがいいんだそうな…)もくたびれるとホラーも読めないといっていたので、物語の雰囲気が問題なのではなくて、複雑な構造や、心のひだみたいな繊細な感覚なんかに割く余剰の力がないと考えたほうがよさそうだ。

で、連休にはいってしばらくして回復してくると、これまで気になっていたけど読めなかった本とか、読んだことのない国の文学とか読みたくなってくるわけですが、その勢いで本を買ってくると、どう考えても連休中には読み切れない、気楽に読めなさそうな本が積まれることになる。今日もつい、アンナ・カヴァン買ってきちゃったけど、どう考えても暗い、執拗な感じだよなあ。ちなみに帯には、「終わりの時を待つ孤独な精神の叫び」と書いてある… ( ̄O ̄;)

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