見出し画像

カメラと写真のおはなし

突然ですが、わたしはカメラが好きです。
写真を撮ることが好きです。

きっかけはよく覚えていないけれど、
16歳の時に独学でHPを作って(当時流行ってた)、
そこで最近また流行ってるらしい『写ルンです』で撮った写真を
載せたりしてたんです。
そしたら、HP見てくれてる人から「写真うまいですね!」「好きです」
とBBSにコメントをもらうことが増えて。

単純なので、褒められると嬉しくて
たくさん撮って載せるということをやっていたら
いつの間にか写真を撮ることが好きになって、
いつの間にかカメラにも興味を持っていきました。



◉ 写真と縁が深いわたし

叔父がアマチュアカメラマンで、カメラ100台以上持ってるんです。
叔父の家にはたくさんのカメラと、たくさんの写真が飾られていて。
個展も何回もやっているので、子供のころから写真やカメラに
触れる機会が多かったなと今思い返すと思った。

高校生の頃は自由になるお金なかったので、
お小遣いで写ルンですを買って現像+プリントして。
今では考えられないくらいの低い画素数(300dpiくらい)のデジカメを
誕生日に買ってもらったりもして。

そんなこんなで本格的に写真を撮り始めたのは
19歳くらいだったかな。

やりたいことがなくて無駄に1浪して、19歳で専門学校に入って。
学校が都内だと自然と行動範囲が広がるので
写真を撮る対象がたくさんあって楽しくって。
この頃からHPにも今まで以上に熱中するようになった。
デザイン系の学校なので、同期や先輩たちに刺激を受けまくるんですよね。
すごい人たちがたくさんいるので。

それと同時に、わたしが写真が好きなんだよねって話すと
周りの友達も写真に興味を持ち始めてくれて
友達と写真部を立ち上げたりして、楽しかったなあ。

専門学校でデジタル一眼(Canon Kiss)を貸してくれるので、
しょっちゅう借りて友達と撮影会してた。
今思うと太っ腹よね、学校。

◉ トイカメラ

当時【LOMO LC-A】というトイカメラがめっちゃくちゃ流行ってました。
しかも学生にも手が届く値段。即買いました。
四隅の周辺光量が落ちる写りが最大の魅力で、
周りのカメラ仲間たちはこぞってみんな買ってたな←もはや布教してた
今は【LOMO LC-A+】というカメラに変わってしまったみたいですが
まだ売ってるみたいです。

このカメラを買ってから、どんどんカメラにのめり込んで行った。
Lomograpyにはリーズナブルな変わったカメラがたくさんあって、
とにかくお小遣いやお年玉をカメラに使って
クリスマスや誕生日にも親にカメラをねだってました。笑
正直ここで買えるトイカメラはほとんど買ったかも……。

ひさしぶりにLOMOのサイト見たら、
ミラーレスで使えるレンズというのが売ってるみたいだから
どれかほしいなってなってます、今。
LC-Aっぽい【Lomo LC-A Minitar-1 2.8/32 ブラック】が気になる。

◉ デジカメが流行りはじめた時代

2002〜2003年くらいって、たぶん一番デジタルカメラが流行ってた
時代だった気がする。しょっちゅう新型が発売されてた記憶。
そして欲しくなる。もはや病気。
わたしも何台も買ってて5〜6台持ってた記憶。

SONY・Canon・FUJIFILM派に分かれてた。
会社によって写り方が変わるから、好みが分かれるんだよねー。
SONYは青っぽい、Canonは銀塩っぽい、FUJIはマイルド。
って印象でした(自分比)

わたしはCanonとFUJIFILが好きで、
最終的にコンデジはリコーのGRに落ち着きました。
コンデジは今もこれ一択。
GRシリーズはマジでいいカメラなので、
迷ってる人がいたら是非おすすめしたい!

◉ 初めての銀塩カメラ

写真撮ってると欲しくなるのが『銀塩カメラ』
でも高いんですよね、銀塩カメラって。

当時『恋愛寫眞 Collage of our Life』という映画が公開になって。
2003年なので専門学生2年目。
その中で使用されてたカメラがCanon newF-1というカメラ。
(後に宮﨑あおいちゃん主演の『ただ、君を愛してる』でも使用)

このカメラはCanonの最高峰カメラと言われていて、
ブラックボディに無骨なデザイン。
手に持つとずっしり重い。そんな惚れぼれするカメラ。

映画を観てすっかり虜になってしまったわたしは
このカメラがどうしてもほしくて。
そんな時にタイミングよく新宿で中古カメラ市があったから
行ってみたんです。お金を握り締めて。
そしたらね…いたんですよー!F-1が!!!
見つけた瞬間駆け寄ったよね。値段見たよね。
…高い。予算オーバー。でも欲しい。どうしよう。

ずーーーーーっとカメラを見つめてたら、
お店のおじさんが「欲しいの?」って声かけてくれて。

わたし :すっごく欲しいんですが予算オーバーなので迷ってます。泣
おじさん:学生さん? どのくらい予算オーバーなの?
わたし :学生です〜。2万近くオーバーしてて…
おじさん:(しばし考え)2万はまけられないけど、5千円引きならどう?
     それならこのレンズもつけてあげる

って言ってくれたの。
そう、あくまでカメラの値段なのでレンズは別で買わなきゃなんですよ。
5000円まけてくれてレンズ付けてくれたら実質レンズ代タダ!
しかもつけてくれるレンズがまさかの【Canon FD 50mm f1.4】
買おうと思ってたレンズ。

こうしてカメラ屋のおじさんがありがたい提案をしていただき
念願のCanon newF-1が我が家にやってきたのです。
その時に本当に親切に説明してくれて、
お手入れ用品やフィルムをおまけでたくさんくれて。
ありがたいですよね。温かい。

その時におじさんが言ってた言葉を今でも覚えてる。

若い子が古いマニュアルカメラに興味をもってくれてることが
おじさん感動しちゃったからよ!
このカメラを相棒にして素敵な写真いっぱい撮ってくれよな。

あの時のおじさん、ありがとう。
今でもわたしの相棒です。

◉ 唯一新品で買った銀塩カメラ

専門卒業して初めてのお給料で買った銀塩はNikon FM3A
これも当時人気で、Nikonで最後のMF一眼レフ。
私が持ってる銀塩カメラで唯一新品で購入したカメラ。
黒とシルバーのちょっとレトロな見た目なのに
パンケーキレンズ(Ai Nikkor 45mm f2.8P)が新しい、かわいい子。
今でも人気で中古でも良い値段してます。
重さも軽くもなく重くもなく、持ち運んでもストレスがないカメラ。

これを買った半年後くらいにDPE店で働くようになって
社割でかなり現像+プリントが安くできたので
撮っては現像とプリントを自分でしてました。
自分でプリントできると自分好みの色出せるからDPE店のバイトは
今考えると趣味と実益を兼ねた仕事だったな。
社割しか勝たん。

◉ 現在の愛機は【FUJIFILM X-T1】

時代は移り変わるもので、
フィルム派のわたしもフィルムの高騰には勝てず。
オートフォーカスで撮る楽しみを見いだせなかった人間なので
デジタル一眼は持ってたけど、デジタルっぽい見た目とか
そういうものに心惹かれなくなってしまって
しばらくは全然撮ってなかったんです。

そんな時にFUJIFILM X-T1をひと目みて
銀塩カメラっぽい見た目に心躍ったあの日を今でも覚えてる。
ほしい!これはほしい!
ミラーレスということでちょっと躊躇したけど、

・オールドレンズが使えるということ
・買った人の評判が良い
・とにかく見た目がいい
・写りもいい(さすが富士フイルム!)

結果、買ってめちゃくちゃ満足です。
最初は手持ちの【Carl Zeiss PlanarT* 50mm F1.4】を使用。
プラナーはマジでいいレンズで、描写が柔らかい(叔父にもらいました)
そしてこれを機にマニュアルで撮る楽しさとともに
またレンズ沼にはまってしまい、オールドレンズを買いまくり。

わたしは単焦点ラブなので、基本持ってるレンズは単焦点しかないです。
オールドレンズの【Helios 44-2 58mm F2】が一時期めちゃ流行ってて
わたしも欲しくて買ったら、描写良すぎて愛用しています。

カメラ愛が強くて文字数3000字超えてしまったので、
レンズとフィルムの話はまた別で書こうかな。

カメラの写真を載せたかったんだけど、
カメラで撮ってるからカメラの写真がありませんでした。笑
たまたまスマホで撮ったカメラの写真が1枚だけあったので
カバー写真に載せてます。

ここまで読んでくれた方、いるのか分からないけれど…
もし読んでくれた方がいたら、ありがとうございます!!
そんな方はたぶんカメラ好きな同士だと思います。
よかったらお話ししたいのでXでお声がけください♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?