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【ゴールドカップ2020】浦和1400mマイスター”ブルドッグボス”Profiling

初めましての方も、初めましてじゃない方も!
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。

今回は浦和競馬場のゴールドカップ(SⅢ)に昨年のJBCスプリント勝ち馬の"ブルドッグボス"が登場。
昨年の勝ち馬でもあり、この舞台にめっぽう強い本馬ですが、その理由について探ってみました。

ブルドッグボスProfiling

ここからは、近走の内容からブルドッグボスの個性について探っていきます。

さきたま杯(JpnⅡ)

2020/5/27、浦和1400m=2着
3F35.2-3F38.2=1:25.8(1:26.0)
さきたま杯連対平均:1:26.3
トラックバイアス:0.1(独自調査)

上がりのかかる展開で差し決着。
本レースの良馬場時の連対平均が1:26.3。
勝ちタイムの1:25.8は平均よりも速く、トラックバイアス調整を入れると1:25.7となる。
本馬の走破タイムが1:26.0、トラックバイアス調整を入れると1:25.9。
平均よりも若干速く、それだけレースレベルが高かったといえる。

当然だが1200m戦に比べて位置取りが前になる。
1角では3番手と先行できており、向正面でも5番手と中段よりも前の位置。
9番枠ということで1~2角は外を周らされた分、位置取りが下がってしまっている。
ただ、向陽面からはインを確保し、3~4角では内ラチ沿いを確保。
4角で3番手にまで再度位置を上げると、直線で逃げ馬を捉える。
勝ち馬のノボバカラを捉えることはできなかったが、これは枠の差に感じた。
ノボバカラは5番枠で1~2角で本馬と同じような位置にいた。
ただ枠の差でノボバカラがインを走っており、向正面では本馬よりも一段前で競馬ができている。
結果的に、向正面でノボバカラの位置が取れていれば着順は逆転していたであろう。
その位置取りは、枠の差であった。

上がりがかかる展開になった分、本馬の末脚が活きた。
さらに、3~4角ではインを突き、直線で外に出すという理想的なコース取りをしている。
本馬は緩急や位置取り・コース取りの変化に柔軟に対応できるのが魅力。
この時も自在にコース取りを変え、器用に走っていた。

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クラスターカップ(JpnⅢ)

2020/8/10、盛岡1200m=3着
3F33.7-3F34.8=1:08.5(1:09.0)
クラスターC連対平均:1:09.8
トラックバイアス:-1.2(独自調査)

コースレコードでの決着。
本レースの連対平均は1:09.8で今回の勝ちタイムとは1.3秒差。
トラックバイアスの-1.2を差し引くと、大体同じタイムになる。
レースレベルが高かったというよりは、強いトラックバイアスが影響したレコード決着だったと判断できる。
本馬は勝ち馬と0.5秒差の1:09.0。

スタートは五分に出て、道中は中段の8番手に位置する。
仕掛けどころの3~4角でロスなく進むも、直線では逆転が難しいほどの差が開いて万事休す。
最後まで脚色は劣えず、差を縮めてはいる。
JBCスプリントでもそうだが、もう少し距離があったらという内容のレース。
単純に1200m戦だとテンのスピードで負けてしまい、その差を最後の直線であと一歩埋められないという惜しさがある。
一線級の1200m戦では、テンのスピードが足らない印象。

JBCスプリント(JpnⅠ)

2020/11/3、大井1200m=3着
3F33.4-3F37.3=1:10.7(1:11.2)
JBCスプリント(大井)連対平均:1:10.2
トラックバイアス:±0.0(独自調査)

前後半3Fで約4秒も異なる超前傾ラップ。
4秒といえば約20馬身なので、それだけペースが速かったことがわかる。
トラックバイアスはなく、平均的な大井の馬場状態。
それでいて勝ちタイムが1:10.7というのは若干遅め。
JpnⅠの大井1200m戦における平均連対タイムは1:10.2となっている。
例年に比べるとややレベルの落ちる一戦だった。
本馬の走破タイムは勝ちタイムから0.5秒差の1.11.2で、これはJpnⅡ~Ⅲの平均連対タイムに相当する。

このレースで本馬は出遅れ。
スタートだけで4~5馬身は損している。
出遅れを取り返すべく鞍上が押しながら進み、3~4角は最内の距離ロスのないところを通る。
直線で外に出されると、上がり最速の36.1の脚を使って上位に食い込むも3着まで。
ゴール後まで脚色が衰えていなかったので、出遅れが悔やまれる3着だった。
ただ、出遅れたために好走できたという見方もある。
本馬の特徴はスピードを落とさずに馬群を縫いながら進出できること。
4角から直線にかけて、内ラチ沿いから直線ではスムーズに外に出せているが、その時に一切の無駄がなかった。
それができる自在性と器用さが本馬の最大の武器かもしれない。
その前の東京盃でも内目の5番枠から、内ラチ沿いを走って2着に好走している。

適性舞台

・浦和1400m
・笠松1400m

砂の軽いコース、トリッキーな舞台に強いと思われる。
差し馬なので1200mのワンターン競馬よりも、緩急があって差しが決まりやすくなる1400m位がちょうどよい。
実績的にも浦和1400mは大の得意で、昨年はJBCスプリントをこの舞台で制している。
似たような舞台では右回りだが笠松1400m。
笠松競馬場は非常に砂が軽いので、本馬の得意な馬場。

総評

馬場の軽い競馬場で器用さが求められる舞台に強い。
そういった意味では小回りの浦和1400mはバッチリ。
ワンターンの1200m戦だと緩急が乏しく、かつテンのスピードで負けてしまうので忙しくなる。
コーナー4つの短距離戦がこの馬には合っているのだろう。

器用さがあるのでできればそれが活きる内枠が欲しかったが、7番枠というのは悪くはない。
能力はいかんなく発揮できる。 

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以上、浦和1400mマイスター"ブルドッグボス"Profilingでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次の記事でまたお会いましょう✋

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