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【前哨戦】3レース3分で読める第25回アンタレスS(2020)前哨戦分析

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第25回アンタレスステークス(GⅢ)の前哨戦分析をしていきます。

この前哨戦分析では、レースの中身を重視しています。
特に①トラックバイアス、②展開、③直線の決まり手、④馬場状態の4要素。
逆に馬の特性や適性については週末の【見解】で詳しく述べています。

ここではレースの性質を見極め、馬の適性というよりも、馬が能力を出し切れる条件だったかに焦点を当てています。
前哨戦分析(レースの性質)×見解(馬の特性や適性)でそのレースに最もマッチした馬を探していきます。

マーチS

第3回中山2日目
ラップタイム:前半3F37.0、1000m通過:1:02.0、後半3F37.5
勝ちタイム:1:51.3

【前半3Fの逃げ馬との差】
クリンチャー(2着):2.0秒差
メイショウワザシ(5着):0.2秒差
コマビショウ(6着):1.4秒差
ナムラアラシ(7着):3.0秒差
メイショウスミトモ(10着):1.8秒差
ルールソヴァール(13着):1.0秒差
リアンヴェリテ(15着):0.0秒差(逃げ)
ワイルドカード(16着):0.6秒差

【舞台設定】
トラックバイアス:外目有利
展開:平均ペース、差し優勢
直線:スタミナ勝負
馬場(稍重):時計出やすい

【各馬のレビュー】
最先着の2着クリンチャーはスタートで躓き、1角時点では13番手(16頭立て)追走。
向正面(外側)から徐々に押し上げていき、3角時点では10番手、4角時点で4番手となっている。
脚を溜めるタイミングがなく、ずっと脚を使っていた割に、最後は勝ち馬にクビ差まで迫っているので相当なスタミナといえる。
終始馬場の良い外側を走っての好走でもある。
5着メイショウワザシはスタートから馬なりで先行、逃げ馬の1馬身後方の位置を確保している。
2番手は大外15番枠ということも影響している。
終始内々を通り、結果的に平均ペースで後方からの外差しが決まったレースなので、2番手からインを突いての5着は踏ん張っていると表現できる。
6着コマビショウはスタートで隣の馬に寄られ、若干の不利もあって道中は10番手から。
結果的に外有利の馬場状態を、外のコースを取れている点は〇。
直線は外差しでクリンチャーに似たレース内容だが、スタミナ・キレともにスケールダウンした感じ。

その他、7着ナムラアラシは道中の位置取りが後方すぎる15番手、そこからどんなに追い込んでも届かない。
道中の位置取りをもっと押し上げられるかが課題。
10着メイショウスミトモは道中はクリンチャーと似た位置にいたが、直線でも伸びを欠き見せ場なし。
13着ルールソヴァールはスタート直後は好位にいたが、3~4角ですでにズルズル下がってしまっている。
15着リアンヴェリテはムチを入れての逃げだが早めに沈み、16着ワイルドカードは先行するも展開も向かず惨敗。

ペースとトラックバイアスを考えると外差し有利。
クリンチャー、コマビショウ辺りは順当だが、2番手インから5着に粘ったメイショウワザシは着順以上に評価できる。 

ダイオライト記念(船橋)

ラップタイム:前半3F38.9、1000m通過:1:05.8、後半3F37.6
勝ちタイム:2:36.6

【前半3Fの逃げ馬との差】
アナザートゥルース(1着):0.0秒差(逃げ)
ウェスタールンド(2着):1.8秒差

【舞台設定】
トラックバイアス:なし
展開:スローペース、先行有利
直線:瞬発力勝負
馬場(重):時計出やすい

【各馬のレビュー】
1着アナザートゥルースは鞍上がスローペースになるのがわかったのか、自ら逃げの手を打ってスローに落とし快勝。
超スローペースで上がり勝負になったものの、コーナリングと逃げて後続との距離を取っていたので、差を詰められるも肝を冷やすほどではなかった。
2着ウェスタールンドは道中9番手。
2400m戦の交流重賞、しかもスローペースでこの位置なのでスタートからの行き脚は相当悪い。
その対価ではないが、しまいの瞬発力はダート戦とは思わえないほどのキレがある。
この時も3角からのスパートで楽に内側にいる馬を外からかわしており、直線でも3着サウンドトゥルーを楽にかわしている。
脚質的に展開に左右されてしまうが、ハマれば強い。 

名古屋大賞典(名古屋)

ラップタイム:前半3F不明、1000m通過不明、後半3F36.9
勝ちタイム:2:02.0

【前半3Fの逃げ馬との差】
ロードゴラッソ(1着):0.8秒差
アングライフェン(2着):1.6秒差

【舞台設定】
トラックバイアス:外目有利
展開:スローペース
直線:持久力勝負
馬場(重):時計出やすい

【各馬のレビュー】
1着ロードゴラッソ(55kg)はスタート五分で道中は4番手追走。
2周目向正面からアングライフェンが仕掛けて先頭集団の流れが一気に加速したが、ロードゴラッソはそこでもじっとインで我慢していた。
それが功を奏し、4角からの仕掛けで外差しを決めている。
アングライフェンとナムラカメタロー(55kg)が遣り合ってくれたおかげもあるが、スタートで好位を取れて道中ロスなく立ち回れているのも大きい。
2着アングライフェン(54kg)はスタートからの行き脚がつかず、道中は8番手と後方から。
先述したように、2周目向正面から押し上げていき、3~4角ではナムラカメタローと競り合っている。
直線でカメタローには競り勝つも、外からロードゴラッソには差されての2着。
早めに仕掛けは勝ちに行った分。
向正面からかなり外を走らされていたのを考えれば、着順自体は悪くない。
ただ斤量を考えると勝ちたかった。 

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以上、第25回アンタレスステークス(GⅢ)前哨戦分析でした。
ご覧いただきありがとうございました。

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