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【門別競馬】12頭7分で読める北海優駿(2020)全頭見解

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第48回北海優駿(ダービー)(H1)の全頭見解をしていきます。
いよいよ地方競馬、ダービーシリーズ最終戦です!
これまでを少し振り返ってみましょうか。
05/31九州ダービー栄城賞:トップレベル
06/02石川ダービー:ハクサンアマゾネス
06/03東京ダービー:エメリミット
06/07東海優駿(岩手ダービー):フレッチャビアンカ
06/09東海ダービー:ニュータウンガール
06/11兵庫ダービー:ディアタイザン
06/14高知優駿:リワードアヴァロン

このうち、2冠馬は名古屋のニュータウンガールのみ。
基本的に同じ競馬場で似たような距離で行うのが地方競馬ですが、それでも2冠は難しいのが分かります。
ちなみに、ホッカイドウ競馬の3冠緒戦である北斗盃を制したのはレッドカード。
この馬にのみ、2冠の挑戦権が与えられるわけです。
ホッカイドウ競馬ではこれまで5頭が3冠馬となっており、これは地区別でみると最多の頭数です。
昨年もリンゾウチャネルが達成しています。
DSの最後を飾る北海優駿。
2冠馬か、それとも。。。 

北海優駿見解

逃げ・先行勢

5クラモン
まず始めに、今回は非常に逃げ馬候補が多い。
直近5戦で逃げた経験のある馬は半数の6頭。
そしてその6頭全てが前走で逃げている。
これだけでペースは上がりそうだなというのがわかる。

その中で、最も逃げる可能性が高いのが本馬。
1000m戦を主戦場とするスプリンターであり、毎回スタートから出ムチを入れられてまでハナにこだわっている。
前走逃げて勝利していることもあり、わざわざ戦法を変えてはこないだろう。
テンのスピードもまずまずあるので、一気にレベルが上がる今回もハナを主張はするはず。
ただ、その他にも3冠緒戦の北斗盃で逃げて好走した2シンボ、本馬と同じくスプリント戦で逃げて勝利している1コパノリッチマンなど、ライバルは多い。

本馬の適性面だが、園田時代に1870mの中距離戦を走っており、この時は逃げてはいないがスタミナ切れで3角手前で失速している。
既にキャリア21戦も積んでおり、中距離では結果が残せていない。
そういった背景があるので、2000mの今回は単純に距離が長いだろう。

1コパノリッチマン
中央からの転厩馬で、中央時代は後方からの競馬で全く結果が残せなかった。
門別移籍後の3走前からは逃げor2番手からの競馬で、目下3連勝中。
前につけられていることが好結果につながっている。
中央時代は出脚が良くなく、ゆえにスタートで砂を被って後退し、道中の追走も厳しかった。
先行できるようになり、砂を被らなくなったことが大きい。
なので、今回も砂を被らない位置取りを選ぶはず。
最内枠なので、少しくらい強引にでも出していくだろう。
ただ、そこで気になるのが距離延長。
門別移籍後には1200mを主戦場としているのは番組体系に影響されていることはわかる。
なのでレース選択として短距離戦を選んでいない可能性は否めない。
大幅な距離延長馬の場合、ゴール後の伸び脚を見るようにしているのだが、この馬はすぐに止まる。
3連勝中なので先頭でゴール板を切っているわけだが、2着馬以降とのゴールした時点での差と、ゴール後の差をみると、ゴール後には差が詰まっている。
それも1角に入る前に一気に差が詰まっているので、距離延長はマイナスに映る。
スタミナが持たないと思う。

2シンボ
前走北斗盃で逃げて3着に好走しているので、本馬も逃げたい馬の1頭。
前々走がスタートで両サイドの馬に挟まれて後方からの競馬に、結果は出ずの7着。
逃げて好走、後方からは凡走なので、戦法は明確となる。

この馬を一言でいうと、無尽蔵のスタミナ。

前走北斗盃は圧巻だった。
スタートから押して行ってハナを切るも、終始1人気のアベニンドリームにぴったりマークされる形に。
息を入れるタイミングがなく直線を迎え、すぐさまアベニンに被されるも、そこから必死に食い下がっての3着。
レースの上がり4F56.0、3F42.9というめちゃめちゃ時計がかかった展開で、なおかつ1人気馬にマークされるという、かなりタフなレースながら3着に残っているのはスタミナの賜物。
ちなみにアベニンは直線で失速し6着となっているので、シンボのスタミナがアベニンを潰したといっても過言ではない。

ならば今回も好走かと思いきや、残念ながら障害は少なくない。
まず、前走は門別内回りだったので、逃げ馬にとってはコーナーワークでアドバンテージが取れるコースだった。
今回は外回りコースに替わるので、直線は218mから330mに延びる。
距離延長+コース替わりというのが1点。
そして、もう一つが脚質被り。
今回逃げ馬が多すぎる。
しかも何が何でも系の逃げ馬が複数いるので、ほぼ間違いなくハイペースが予想される。
前走も十分ハイペースでタフであったが、距離が延びる+逃げ馬多数で前走よりもはるかにスタミナが求められる。
無尽蔵のスタミナを持っているにしても、さすがに過酷すぎ。
これでも残ったら長州力ですよ(たいした、、、察してください)。

8アベニンドリーム
前々走北斗盃で6着に崩れているが、これは明確にハイペースがたたった。
ただ逃げた2シンボは3着に残っているので、単純に考えれば2番手にいた本馬とシンボとの逆転はない。
前走はA3B3クラスで2着に1.1秒差をつける楽勝だったが、この時はスローで逃げてのもの。
今回はそうではない。
ハイペースが予想される今回、光を見出せるか。
見出せるのは馬体重くらいしかない。
3走前の休み明けが+16kgの514kg、前々走北斗盃も同じく514kg、前走が508kgと少しずつ絞れてきている。
505kg前後になれば、まだ可能性はあるか。

11キックエストレーヤ
前走で逃げているものの馬なりで逃げており、それ以前には逃げていないので押し出されて逃げた形。
なので、本馬は逃げ馬というよりも好位~先行馬だろう。
持って生まれたテンのスピードによるもの。
前走がC2C3クラスで勝ち馬に1.4秒差の4着。
デビューが遅い馬でもないので、単純にここでは実力が足りない印象。

12カツゲキダイオウ
逃げ~追込まで何でもできる馬。
個人的には3走前のような後方からの競馬が、今回の展開を考えると良いと思っている。
しかしながら、今年に入ってからは2戦していずれも前からの競馬をしているので、おそらくは好位につけるだろう。
それでも相手なりに走るタイプなので走らなくはないであろうが、ハイペースに巻き込まれてしまうのは懸念点となる。
前走エゾタンポポ賞(1700m)では北斗盃2着の10アッカレッツァーレに先着しており、世代上位の能力は証明済み。

好位からの競馬をした場合、仕掛けどころのスピードで負けてしまうことがある。
勝負根性がありスタミナもあるので、そこから食らいつきはするのだが、逆転はない。
2000mの距離で考えた場合、スタミナの消耗で差しが決まりやすくなるであろうから、よりその傾向い拍車がかかると思われる。
そうなってくると、ハイペースで大外枠の好位馬という点も、前半で脚を使ってしまうのでよろしくない。

逆に差し競馬の場合は展開の利を受けられるし、距離延長で差しが決まりやすくなるので良いこと尽くし。
好位からの競馬、差し競馬いずれももできるだけに、軽視はできないが高い評価もできない。

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先行勢

3ダンスポケット
3走前に勝利しているが、思ったよりも辛勝だった。
C4クラスということを考えると、もっと圧勝してほしいところ。
前走ふたご座特別では1200m戦ながら惨敗の6着となっており、能力的にH1では足りていない。

9ライトロング
3走前の牡羊座特別(1700m)では、川崎からの再転入で馬体重ば約15kgも増えていた。
そこから少しずつ絞っていき、前走北斗盃では496kgまで戻した。
今回も490kg台が理想、480kg後半でも良いくらい。
馬体重が絞れるにつれてパフォーマンスも上がっており、前走は各コーナーで馬3頭分外を走らされる距離ロスがありながら、3着と差のない4着となっている。
もう少し立ち回り上手く走れていれば、3着はあった。
今回も外目の9番枠なのであまり枠の利がないのが残念。

6レッドカード
前走北斗盃は2着の10アッカレッツァーレのみが平均ペースで、本馬を含む他の馬が超ハイペースという展開だった。
なのでアッカのみ後方でぽつんとしていたのだが、結果的にその位置がこのレースでは正解だった。
直線でごぼう抜きし、全頭かわし切るかというところでフィニッシュ、唯一アッカの追込をしのぎ切ったのが本馬レッドカード。
着差は0.1秒だが、苦しいレースをしたのは間違いなく本馬。
着差以上に強い内容だった。
そして前々走に水沢で行われた留守杯日高賞では2着に好走。
勝ち馬は南関で桜花賞4着のボンボンショコラ、3着は園田の重賞で2着の経験があるキクノナナ、4着ミステリーベルンは金沢シンデレラカップを制しており、このレースの2着には佐賀皐月賞勝ち馬のミズカゴシマがいた。
各地区の重賞勝利級の馬が揃ったレースでの2着。
しかも3着には大差をつけての2着と、内容も濃い。
弱点らしい弱点はなく、位置取り的にも有力馬よりも後方でレースができるので、ハイペースが予想される今回はプラス。
不安なのは血統からくる距離適性くらいで、それもレースを見る限りは問題ない。
崩れる可能性があると思った方はコメント欄にコメントお願いします。

7ルージュクイーン
今年に入ってから3歳条件の4、つまり最低クラスで3着が最高着順。
前走特別戦では1200mであったが12頭立ての11着と惨敗を喫している。
H1の今回は軽視で良いだろう。。

差し・追込勢

4フジノロケット
盛岡の芝コースでも勝利しているように、ある程度堅い馬場の方が良い。
ダートで言うならば、稍重や重馬場。
良馬場では前走北斗盃をハイペースで5着に敗れ、前々走牡羊座特別では前残りの展開で4着に敗れている。
いずれも勝ち馬には1秒以上離されており、この2戦と同じようなメンバーと戦うので、あまり見込みがない。

10アッカレッツァーレ

前々走北斗盃は展開に恵まれた感が非常に強い2着。
7頭立てで本馬だけかなり離れた7番手からの競馬をし、ハイペースゆえにあわや勝利まであり得た。
6番手の馬とは向正面では10馬身以上離れていた。
細かい数字はともかく、とにかく1頭だけ大きく離れてポツンしていた。
レアケースなので同じようなレース展開は望めないが、追込で好走できたことは収穫である。

その上で今回は10番の外枠というのがポイントとなりそう。
前走エゾタンポポ賞(1700m)では2番枠で内に包まれたことが敗因として挙げられる。
3走前のクロッカス特別(1700m)とほとんど同じレース展開で、同じような位置取りながら前者は6着、後者は2着となっている。
その差はコース取りで、エゾはインに、クロッカスは外を回している。
おそらく本馬は砂を被るのが嫌いである。
エゾの直線で前との差を詰める場面があるが、砂を被ってしまいひるんでいた。
そこからは差が開いて惨敗となっている。
なので今回の10番枠は〇。

展開は北斗盃同様に向くし、外回り変更に距離延長も追込馬にはプラスに働く。
北斗盃の再現が最も理想的だが、あれは仕掛けどころが難しく、馬の能力を熟知していないと厳しい。
その点鞍上の乗り替わり、しかもテン乗り(初騎乗)は不安要素となる。
乗りやすい馬ではない。

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、第48回北海優駿(ダービー)(H1)全頭見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。


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