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命の選別なのか。ブリーダーが行う遺伝子検査の是非。遺伝病保有率はどれくらい?

ペットの実家は親もしくは子に遺伝子検査を実施している子犬・子猫のみ掲載している国内唯一のブリーダー紹介サイトです。
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犬や猫の遺伝病とは

遺伝病(遺伝性疾患)とは、染色体や遺伝子の変異によって発症する疾患をいいます。その変異を特定する検査が遺伝子検査です。犬や猫の純血種は、特定の地域で近しい血統の繁殖を繰り返し行ったことにより、その品種の発症しやすい病も受け継がれてしまいました。

遺伝病は現在根本的な治療法が確立されておらず、完治は難しいとされています。
そのため、遺伝子検査は遺伝性疾患を将来の世代に増加させないために重要な役割を果たします。

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しかし、遺伝子検査は動物愛護法に違反する行為であるという考え方もあります。

命の選別なのか

よく例えられるのは人間のダウン症です。母親が高齢になるほどダウン症児が生まれる可能性は高くなりますが、その確率は40代で1%です。
ダウン症の可能性が分かるのは妊娠約11週目からであり、妊娠中の検査は命の選別なのではという意見もあります。

犬や猫の変異遺伝子(遺伝病)の保有率

しかし、犬や猫が遺伝病の遺伝子を持って生まれてくる確率はダウン症とは比になりません。

犬の変性性脊髄症(DM)は、四肢が動かなくなり、最終的には呼吸麻痺で死亡する神経疾患の遺伝病です。

この病の変異遺伝子保有率は、
フレンチブルドックの場合 34.3% 、
ウェルシュコーギーの場合 52.6% 、
キャバリアの場合 66.7%もあります。

猫の肥大型心筋症(HCM)という心不全や突然死を起こす病では、
ラグドールの場合 22.5%
メインクーンの場合 33.1%も変異遺伝子を保有しています。

※2016~2020年で検査した株式会社VEQTA のデータより。 変異保有率とはキャリアもしくはアフェクテッドと診断された 頭数を検査した全頭で割った時の割合です。

ペットの実家の遺伝子検査ついて

そして、犬や猫の遺伝子検査は妊娠中の検査ではありません。交配を行う前にその親の遺伝情報を確認し、その個体にあった交配を行うことができるものです。

純血種は特定の地域や血統でくり返し繁殖を行ってきた過去があり、さらに島国の日本では遺伝的多様性が少ない傾向にあります。

遺伝病の治療法が確立されていないからこそ、検査を行った上で繁殖をすることは遺伝病を将来の世代に残さないために重要な役割を果たすのです。

ペットの実家は、未来の家族の健康のために、遺伝子検査を行っている優良ブリーダーのみ紹介し、健康で元気な犬と猫と、その家族を応援しています。

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