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J.S.バッハ/トリオ・ソナタ第4番 BWV528 ホ短調

昨年、地元でのパイプオルガンでのオルガン講座に応募し、半年間レッスンを受けました。

大好きなバッハがイメージした響きやスケール感、音色などを耳と心で体感的に学びたかったのでとても良い経験となりました。


第2楽章


1730年、J.S.バッハ45歳の作品です。
この頃彼はドイツの市や教会で音楽に携わる重要な役職についており、教会音楽を中心に幅広い創作活動を行なっていました。

トリオ・ソナタは通常3つの異なる楽器で編成されますが、その3声を右手・左手・足鍵盤でそれぞれ担い、オルガン1台でやってしまおう!というのがこの曲です。

初めて聴いたとき、深い内省とそれを包む柔らかな光、秘めたものが溢れ出すときの静かながら確かな熱量に心が奪われました。
私がいつも彼に感じる、高みゆえの孤独や人間的なあたたかさ、凛とした強さも特に色濃く映し出された曲のように思います。
彼の生きた時代から続くパイプオルガンで演奏できてとても幸せです。


2019.03.16 「市民のためのオルガン講座」実技レッスン受講生による発表会 より
於:水戸芸術館エントランスホール
講師/司会:室住素子(オルガニスト)

写真は練習風景です📷

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