賢い人ほど、”赤ちゃん力”が高い
賢い人ほど、赤ちゃんに近い。
頭の硬い人ほど赤ちゃんからは遠い。
赤ちゃんに近い、とは自分の中では褒めている。頭の硬い人には備わっていない要素があるからだ。そして、それが賢い人たらしめるものなのだ。これを俺は『赤ちゃん力』と呼んでいる。
人を成長させる源だ。
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最近、聞いたことで「確かに」とうなずいた言葉ある。
今の自分は、親友や身近な人を5人映し出した鏡
思い返せば、友達の口癖やノリ、考え方など勝手に今の自分は行っている。あなたもきっとそうではないだろうか?
趣味、口調、ノリ、考え方、ファッションなど絶対に友人と同じ何かがあるはず。
人は、誰かの影響を受けている。そして、反映している。何か新しい物を外部から取り入れながら生きていくのが”人”なんだと思う。
もちろん、人と接するだけでなく経験や知識なども、あなたは取り入れているだろう。本を読んで学んだり、何かを行って経験して学んだり。そういった外部からの影響があなたを変化させる。
今、俺が早稲田大学にいることも、外部から影響があったおかげだと思っている。
例えば、俺より前に、サッカー部を辞めたやつが英語に打ち込んでいた。その姿勢を目の当たりにして、「俺も英語やらなきゃ」と思い始めた。そのおかげで、英語には余念がなかった。
・暇な時間に、勉強することを知った。
予備校に入塾し、自習室で勉強していると、そこには一日何時間も勉強することが受験では普通な生徒が何人もいた。
・毎日時間が許す限り勉強することを知った。
英語で伸び悩んでいる時、自分より頭が良い人が何度も何度も音読をしている光景を目にした。
・音読が英語を伸ばすことに必要な勉強なのだと知った。
こういう発見がなければ、今自分は絶対に大学受験すらしようと思っていなかっただろう。そう思うくらい人は、外部からの影響力は大きい。
ただ、一般的に人は変わることを嫌う。それは、『脳がいつも同じ思考のクセ』を望んでいるからだ。それゆえ、新しい思考や情報を拒絶するクセが人間にはある。聞く耳すら立てず、「興味ない」と言動で情報をシャットダウンする人も珍しくはない。その時点でその人に成長はない。
一方、賢い人は変化を躊躇わない。自分に必要だと思った外部からの影響を受け入れることができる。まるで、見る物聞くことに興味を持つ赤ちゃんの様に。これこそ人を成長させる源、つまり『赤ちゃん力』だ。
宇佐見にもそれがある。そして、その力においては、ずば抜けている。人の意見や姿勢を見て自分が良いなと感じたことを愚直に取り入れる姿勢がある。唯一俺が尊敬している点だ。(それ以外は、熟考したが見当たらなかった)
彼は、決して天才ではないし、世間知らずだ。でも『赤ちゃん力』があるからこそ彼は東大生であり、何をやらせても上達が早いんだと思っている。勉強以外においても、まずは、良い物も悪い物も一旦咀嚼し、自分なりにアレンジする。そして、自己流へと磨きをかける(守破離)
何かを学び取る力。
素直さと言えなくもない。
プライドを優先せず、自分より優れていると感じていることを徹底的に宇佐見、は取り入れるのである。東大医学部のブランドに溺れることなく。
これは、簡単そうに見えて、意外とできていない人が多い。特に、大人の方がこれができないと俺は思っている。自分の考えが確立しており、それを強く信じているから。あなたのイメージできる頑固なおじいさんが典型例だ。
彼は、何事も取り入れること(模倣)から入る。とにかく吸収するのだ。本当に赤ちゃんみたいだと思っている。
いつも”それ”を近くで見ている俺は、見習わないと、と思っているが、なかなか難しい。なぜなら、模倣は遠回りの様に見えるから、どうしても効率よく思えないのだ。
だから俺は最初、自己流でやってしまうことが多々ある。うまくいくこともあるが大抵失敗する。
そして、結局失敗してうまくいっている人の真似をする。これをいつもやってしまい遠回りになる。(遠回りした分、発見も多いけども)
自分の中だけで何かを育むことは難しい。
技能にしろ、考え方にしろ、なんでもそうだ。
自分の意見や、やり方、ポリシーがあるのかもしれない。でも、それを一旦壊して、外部からの影響を取り入れた時、新しい発見がある。
そして、それを変化を恐れず受け入れる赤ちゃん力こそ、あなたを成長させる源である。
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早稲田大学商学部 金井幸平
高校はスポーツ校だった為、勉強とは無縁な生活を送っていた。しかし、サッカーをこのまましていたら、と考え始め13年やっていたサッカーを辞める。そこから、受験勉強に励むも、現役時代は失敗。浪人してから最初はバイトなどして適当に過ごしていたが、9月から本格的に気合を入れ1日17時間勉強する日を過ごした結果、早稲田大学商学部に入学。現在では、宇佐見天彗と共に受験生へ勉強サービスを提供している。
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