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凡人が東大生になるまで <後編>

                        written by あいだまん

こんにちは、あいだまんです。

さて、僕のストーリーも今回で完結!東大合格までのメソッドも紹介していきます。

前編・中編をまだ読んでいない人はそちらから読んでくださいね。

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東大志望と決めてから、僕の中で受験へのモチベーションが大きく変わった。

受験まであと2年半。まだまだ時間があるし、受験など時が経てばいずれ来るものだとしか考えていなかったのに、この数字が急に現実味を帯びて僕の前に現れた。

このままだと落ちるからやらなければならないというネガティブな義務感もあったが、そんな時僕はあえて受験のことよりも合格した後の大学生活を考えるようにした。


東大ではどんな人に出会えるのだろうか。きっと皆んな優秀でお互いに切磋琢磨できるんだろうな。自分のやりたいこと、学びたいことができる東大に早く行きたい。

赤門を通り抜けている自分の姿を想像すると、まだ受かっていないのに自然と誇らしい気持ちになり、ワクワクした。充実していてキラキラ(はまだ手に入れていません)したキャンパスライフに強く憧れた。


何をするべきかではなく、何がしたいか。


勉強はあくまで、自分のなりたい姿に近づくための手段に過ぎない。その手段にとらわれすぎると、大事な目的の方を見失いがちになってしまう。だからこそ、モチベーションが保てなくなってしまったら合格後の自分を自由に思い描いてほしい。


もちろん合格の想像だけではそれを実現することはできない。まず、東大合格のために僕が目をつけたのは英語、その中でも特に英単語だった。

英語は実力を伸ばしやすいし、学習を続ければ安定して高得点を取ることができると塾の先生に力説されたので、その言葉を信じて始めることにした。

実際この言葉は正しいので、受験生の皆さんは安心して英語を勉強してほしい。ただ、やれば伸びるという裏には、やらなければ力が落ちてしまいやすいという危険性があるのを忘れてはならない。


僕が選んだ単語帳は鉄壁だった。今でこそ東大王などの紹介でかなり有名になったが、3年前はかなりマイナーなものだったので周りで使っている人は見たことなかった。

しかし、あの鉄緑会(エリート塾)が出しているから信用性は抜群である上、タイトルに東大と書いてあったのでお小遣いをはたいて購入した。ついでに何故か単語帳本体よりも高いCDも一緒に。

これが高1の12月。結局入試本番まで使っていたので、僕が受験で一番お世話になった参考書は間違いなくこれである。

僕は、1セクションに4日ずつくらいじっくり時間をかけて覚えた。ただ見るだけでなく、100均で買ったホワイトボードに単語や例文を書きながら声に出して読んだり、電子辞書で発音を聞いたり(間違った発音で覚えないようにするためにも重要)した。

このように、五感をフルに活用することで、多くの刺激が脳に与えられて覚えやすくなるのである。


また、僕は

「自分に教える勉強法」

を編み出した。

これはあのロザン宇治原さんもやっていたやつなのだが、それを知ったのは東大に受かってからなので、未だに僕が本家だと思っている(絶対違う)。

これは、まるで自分が先生になったつもりで声を出して授業っぽいことをするというものだ。

例えば化学。

ただ教科書を目で追っているだけではなかなか覚えられない。そこで、声に出して自分に対して授業をする(教科書をただ音読するわけではない)。

「はい、今日はアルカリ金属について学習します。つまり周期表でいえば一番左の1族のうち水素を抜いたものだね。イオン化傾向が高いから空気や水と反応しやすい。だから石油中に保存するんだ。」

声に出すことで覚えやすくなるのはもちろんのこと、どこが理解できていなかったかがわかる。スラスラと説明できるところはわかっているところだが、言葉に詰まったり、あれ?と思ったりしたらそこが抜けていた穴ということになるのだ。

それに先生っぽく話すことで自信もつくし、何より楽しい(家族には独り言言ってて気持ち悪いと思われるかもしれない)。

ロザン宇治原はここまでだが、僕はここにホワイトボードを足して本当に模擬授業をしていた(この経験が、今集団指導のバイトに役立っていたりする)。

高2の夏に100均のものでは物足りなくなったので、本格的なキャスター付きのホワイトボードを購入したほどだ(何と2万円)。

是非これを読んでいる受験生も家でやってみてほしい(図書館や自習室ではやめてね)。



こうして高2になって、英語を得意と胸を張って言えるようになり、数学は典型問題を見た瞬間すぐに手を動かせるくらい何度も解くことで力を伸ばした。難しい問題は少なくとも1問15分かけて考え、数学的思考力をつけた。

理科は基本的なこと以外あまりやっていなかったが、英数を固めないことにはどうにもならないと思っていたので、この2教科を優先した。実際、英数を高3の夏休みまでにある程度仕上げておけば、理科はそれ以降の追い込みでも何とかなる(秋から本格的に始めた物理が、最後には一番得意になった)。


英数で順調に成績を伸ばして迎えた高3の夏の東大実践模試。得意だったはずの英語で盛大にやらかした結果、D判定だった。

何よりもショックだったのは、今までずっと勝ってきた学校のライバルに負けたこと。追い抜かされてめちゃくちゃ焦った。

そんな中、友達におすすめされて読んだ本がある。

「最強の勉強法」(宣伝とかじゃなく本当の話)

これが僕がすばるさんを知ったきっかけだ。

あまり他の人の勉強法など参考にせず、我が道をいくタイプだったのだが、模試の成績が悪かったこともあってとりあえず読んでみることにした。そしてビックリした。

僕のやってきたことがたくさん書かれていた。

特にスケジュール管理の部分。僕はMy Weekという自分で作ったスケジュール管理シートを使い、前日の夜に次の日の学習内容の予定を立て、その日の夜に実際にやったことの具体的内容と時間を記入するということを続けていたのだが、その重要性が本の中で説かれていた。

自分は間違っていなかったんだ。


そうわかって自信を取り戻し、今まで以上に磨きをかけて勉強した結果、秋の東大模試では2つともA判定を取ることができた。

直前期には本番を想定し、過去問を時間を測って解きまくった。中学受験の時の反省から、しっかり東大の問題傾向を熟知していたので、合格する未来はもう見えていた。


本番、緊張はしたが楽しんでやりきることができた。

どんな結果になろうとも、その場を楽しんだもの勝ち。


大学の入試問題。それは受験生への挑戦状だ。最高にエキサイティングだと思う。


結果、東大に現役合格して1年後の今、僕は今このNoteを書いている(その経緯に関しては、また詳しく書きたいと思う)。今回はここで筆を置かせてもらおう。


貴重な時間を使って読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

またお会いしましょう。

(終)

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東京大学理科一類2年 あいだまん

生まれも育ちも横浜のはまっ子。高校時代にシンガポールに研修に行ったことで教育に興味を持ち、理系として入学した後文転できる東大を志すようになった。その後東大に現役合格を果たし、この秋教育学部への進学を予定している。現在は、宇佐見天彗さんたちと共に全国の受験生に向けた教育活動を展開中。趣味は歌うこと(サークルでは合唱をしている)、食べること、短編小説を書くこと(読みたい人がいれば是非言ってください)。

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宇佐見すばる(東大医学部)PASSLABO

東大医学部6年/地方高校→現役東大医学部5年(理2→TOP10で医進)/著書「最強の勉強法(二見書房)/TV出演「さんまの東大方程式」/座右の銘は「身の程知らずで、あり続けろ」/「キミ史上最高の、小さな革命を」/全ての挑戦を肯定しあえる世界を創りたい。#PASSLABO
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