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【タイ・音楽の旅2023】1日目:1年ぶりのラムヤイのステージはさらに進化していた

2023年10月21日

1年ぶりのタイ訪問。今回はホーチミン経由ベトナム航空を利用してみた。理由は少しでもバンコクへの到着時間を早めたかった為。朝9時半に成田を出発して、トランジットで3時間、そして19時半頃予定通りスワンナプーム空港に到着した。

時期的に雨は降らないと思っていたが、到着してみると何と雨!ただ、降りは弱かったのは幸いだが、日本の雨のように長時間降っている嫌な雨だった。

宿はMRTイエローラインが開通したという事で、今まで利用したことがなかったシーナカリン通りのロータスに近い場所を予約してみた。しかし、駅から遠かった上に雨も降っていたという事で、この選択は今回は失敗だったかも。ただ、場所的には面白い所なので、またタイミングを見て、この辺に泊まってみるのも良いかも。

MRTイエローラインの外観
イエローラインの内部。連結部分に扉が無い仕様になっていて、開放感がある。
イエローラインの切符

宿をシーナカリン通りにしたのはもうひとつ理由があって、この日ラムヤイのライブがバンプリーであるという情報を入手していたので、出来るだけライブ会場から近い場所と思ったからなのだが、これも後で誤算だったと分かる。

2023年10月21日、ラムヤイ・ハイトーンカム@ターナム・バーンサオトン

雨の中、15~20分くらい歩いてようやく宿に到着したものの、チェックインでもすったもんだあり、部屋に入ってシャワーを浴びたりして、いざライブへ向かおうとした時はもう22時近かった。

シーナカリン通りに出てタクシーを拾い、20~30分ほどでライブがあるバーンサオトンに到着。バンプリー方面は何度も来たことがあるのだが、Google Mapで見ているだけではなかなか距離感がつかめず、宿から意外と距離があった。しかも、車を降りる場所を誤り、店から遠い場所で降りてしまった。歩いて行こうと思ったものの、初日からめでたく野犬に吠えられる。やむなくモーターサイを拾い、ようやくこの日のお店「ターナム・バーンサオトン」に到着した。

垂れ幕の前で来たという証拠の撮影

この日はゲスト歌手が来るという事で、入場料が180バーツ。さらにひとりでもLEOビールを4本頼まなければならないという設定だったので、入場料だと思い、やむなくそれに従う。ただ、自分はほとんど酒は飲めないので、1本飲むのが精一杯で、残りは手つかずになってしまった。

ラムヤイたちの車は既に到着していて、11時過ぎにライブが開始された。彼女の最近のステージはYouTubeで見てはいたものの、実際に生で見て改めてクオリティーとテンションの高さにビックリした。ラムヤイの歌やMCはもちろん、バンドの演奏、ダンサーの踊りなどすべてが非常に完成されていて、ひいき目と思われるかもしれないが、実際に見てもらえれば、決して言い過ぎでない事は分かってもらえると思う。

特に最近TikTokで流行っているというガントゥルムを取り入れたプログラムは良い(個人的にガントゥルムが好きだという事もあるが)。ラムヤイの場合は、ただ流行っている曲(「ウォーン・ワイルン」)だけを歌うのではなく、ガントゥルムに関連する曲も2曲(「ラック・バオ・イサーン・タイ」、「オー・ラ・ナーイ」)をプラスして、イサーン南部のコーナーを作っている所が、ただ流行っているから歌っている他の歌手とは違う。そういう所はラムヤイのアーティスト性を感じる所でもある。もちろん、自身の曲や今人気の曲のカバーも素晴らしく、今これだけ充実したコンサートを出来るのはラムヤイくらいしかいないだろう。

この日、自分がタイに行くことをSNSに投稿していなかったので、ラムヤイは知らなかったと思われ、チップを持っていったら、「き、来てたの?」みたいなリアクションをしていたのが可笑しかった。帰りはタクシーを使おうと思ったものの、「シーナカリンまで」と伝えたら「遠い」と拒否されたので、お付きのリナさんが気を使ってくれて、ラムヤイの車でMEGAバンナーの近くまで送ってくれ、そこでタクシーを拾い、宿まで帰った。

この後、2週間の間に全部で3回ラムヤイには会う事にはなるのだけど、旅の始まりとしてはとても満足のいく初日だった。

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